2位のパナソニックは、昨シーズンまでの2連覇の立役者、クビアク,ミハウが今季も健在だ。ポーランド代表の主将を務めるクビアクは、身長192センチと世界的に見れば上背はないが、それを補って余りあるテクニックとアイデアで流れを引き寄せる。まさに技の宝庫で、彼の技術やアイデアをチームメイトが吸収することで、パナソニックは強さを増してきた。今季は台湾出身のアウトサイドヒッター劉鴻敏も獲得したが、まだ出場機会はわずか。レギュラー陣に疲労がたまる後半戦での活躍に期待がかかる。
6位のウルフドッグス名古屋は、先週、東レ、FC東京に敗れて5連敗と苦しんでいる。長年大黒柱としてチームを支えたイゴール,オムルチェンが、昨季限りで退団。今季は新たにスロベニア出身のガスパリーニ,ミティアを迎え、攻撃のスピードアップなど新しいスタイルにチャレンジしてきたが、まだそれが結果につながっていない。今季はアジア枠で劉鴻杰(パナソニック劉鴻敏の双子の弟)も獲得した。身長は190センチとミドルブロッカーとして上背はないが、ブロック決定本数3位と健闘しており、後半戦のキーマンとなるかもしれない。