日本の正月の風物詩、箱根駅伝が今年も開催。
【区間紹介】
1区は比較的平坦な21.3km。スピードランナーや準エース級の選手を投入する大学が多い。
2区は各校がエース級を揃える「花の2区」。23.1kmと最長区間であり、レースの流れを作る。1区のタイム差が少ないため「ごぼう抜き」もこの区間で多い。
3区は海風を強く受ける21.4km。つなぎの区間とする大学と、重要区間として準エース級を配置する大学に分かれる。
4区は終盤に細かいアップダウンが続く20.9km。山登りの5区前に流れを作りたい区間。
5区は「山上り」と呼ばれ、標高差864mを駆け上がる20.8kmの特殊区間。過去に今井正人、柏原竜二、神野大地と「山の神」と呼ばれる選手を生み出した区間。箱根駅伝の名物である。
【注目校】
■青山学院大学
現在4連覇中の王者は今年も優勝候補筆頭。昨年優勝メンバー10人中7人が今年も残る。昨年2区区間賞の森田、6区区間賞の小野田、7区区間記録の林奎介、出雲・全日本連続区間賞の吉田圭太、山上りの竹石など、圧倒的な層の厚さを誇る。
■東洋大学
打倒青山の筆頭。出雲は2位、全日本は3位。メンバー全員がピークを合わせることができれば、優勝の可能性が大いにある。昨年準優勝メンバーが8人メンバー入り。全日本8区区間賞の相澤、昨年3区区間賞の山本、1区区間賞の西山、4区2位の吉川らが注目選手。
■東海大学
黄金世代と呼ばれる3年生を中心に期待がかかる東海大学。今季は出雲が3位、全日本が2位。1500m全日本王者の舘澤、エース鬼塚、關らが注目選手。
■法政大学
前回5区区間賞の青木涼真、6区3位の佐藤敏也、大柄でチーム最速の5000mタイムを持つ坂東悠汰を中心に、層が厚くなってきた法政大の健闘に期待できる。
■駒澤大学
予選会をダントツで突破した駒澤大学。「平成の常勝校」が平成最後の箱根で意地を見せられるか。エースは予選会日本人2位の片西景。
【その他注目選手】
■塩尻和也
順天堂大学、日本人学生最強ランナー。3000m障害アジア大会銅メダル。
■中谷雄飛
早稲田大学のスーパールーキー。持ちタイム世代No.1。出雲区間4位、全日本区間2位と実力を発揮している。
■ワークナー・デレセ
拓殖大学の留学生キャプテン。本人は5区希望だがどうなるか?
■ドミニク・ニャイロ
山梨学院大学4年、前回2区区間賞