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VARとは?サッカーの意味・仕組み・対象をわかりやすく解説

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サッカー観戦中、ゴールが決まったように見えても、オフサイドや反則についてVARの確認が行われ、数十秒後に取り消されることがあります。

その場面で選手もサポーターも固唾をのんで待つ——そんな光景が近年のサッカーでは当たり前になっています。

本記事では、VARの意味・仕組み・介入できる対象・判定の流れ・最新テクノロジー・メリットとデメリットまでをわかりやすく解説します。この記事を読めば、試合中に「VARが入った」と言われても慌てずに状況を理解できるようになります。

VARとは?意味をわかりやすく解説

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とは、複数の試合映像を確認し、重大な判定について主審を補助する審判員のことです。一般には、映像設備や通信環境を含む仕組み全体も「VAR」または「VARシステム」と呼ばれています。

VARはVARを担当するための訓練と承認を受けた専任審判員が務めます。ビデオオペレーションルーム(VOR)で複数のカメラ映像を確認し、必要に応じて主審に連絡を取ります。

VORはスタジアム内・近隣施設・中央集約施設など、大会によって設置場所が異なります。

VARの目的は「最小限の干渉で最大の利益を」

VARの導入にあたりIFAB(国際サッカー評議会)が定めた基本原則は「最小限の干渉で最大の利益を(minimum interference, maximum benefit)」というものです。

これはVARがすべての判定に口を出すのではなく、「明らかな誤り(clear and obvious error)」と「重大な見逃し(serious missed incident)」の場合のみ介入するという考え方を示しています。意見が分かれる微妙な判定を最良の判定に置き換えるのではなく、多くの人が映像を見て明らかな間違いだと判断できるケースを是正することがVARの基本的な役割です。

最終判定を下すのはあくまで「主審」

VARが介入した場合でも、最終的な判定を下す権限は常に主審(センターレフェリー)にあります。VARが「この場面はオフサイドでは?」と主審に伝えても、主審がどう判断するかが最終結論です。VARが主審の判断を強制することはできません。

VARがレビューを勧めても、主審が映像を確認した結果、当初の判定を維持することがあります。VARから連絡があった時点で、判定変更が確定したわけではありません。

VARが介入できる対象【2026/27競技規則】

VARはすべての判定に介入できるわけではありません。従来は4つの場面に限定されていましたが、2026年7月1日に発効した2026/27競技規則により対象範囲が拡張されました。

対象具体例
①得点か、得点でないかオフサイド・反則・ハンド・ボールアウトなど、ゴールに関わる事象
②PKか、PKでないかPKの誤判定・見逃し・反則位置・直前のボールアウト・攻撃側の反則など
③レッドカード直接レッドカードに値する行為、および明らかに誤って提示された2枚目の警告による退場(2026/27規則追加)
④警告・退場の人違い反則をした別の選手へカードを訂正(どちらのチームの選手でも対象。2026/27規則で拡張)
⑤明らかに誤って与えられたコーナーキック(大会採用時のみ)大会が採用し、再開前に即座に訂正できる場合のみ対象(2026/27規則追加)

【2026/27規則での主な変更点】①明らかに誤って出された2枚目の警告による退場がレッドカードカテゴリーのレビュー対象に追加、②人違いの対象が「反則をしたチームの別選手」からどちらのチームの選手でも対象へ拡張、③大会が採用した場合、再開を遅らせず即座に訂正できるときに限り、明らかに誤って与えられたコーナーキックもレビュー可能。

なお、2026年7月1日より前に始まった大会は次の大会開始時まで旧規則を継続適用できます。

①得点か、得点でないか

ゴールが決まった場面でVARが確認するのは、主にオフサイド・ハンドリング(ハンド)・ゴール前の反則(ファウル)の3点です。ゴールが認められた後でも、VARがオフサイドや反則を発見した場合はゴールが取り消されます。

逆に、ボールがゴールに入った後、主審がオフサイドや反則を理由に得点を認めなかった場合でも、VARによってその判定が明らかな誤りと確認されれば、得点が認められることがあります。ただし、ボールがゴールに入る前に主審が笛を吹いてプレーを止めていた場合、後からゴールを認めることはできません。

②PK(ペナルティキック)か、PKでないか

ペナルティキックを与えるか否かに関係する事象が対象です。主審がPKと判定したものの反則がなかった場合や、反則の位置がペナルティエリア外だった場合、反対にPKとなる反則を見逃した場合などに介入できます。

VAR対象には、PKの誤判定・見逃しのほか、反則位置、直前のボールアウト、攻撃側の反則なども含まれます。ハンドボールの判定は、VARが関わる代表的な場面のひとつです。

③レッドカード(直接退場および誤った2枚目の警告)

危険なタックル・暴力行為・唾吐き・噛みつきなど、一発退場(直接レッドカード)に値する行為が対象です。2026/27競技規則では、主審が明らかに誤って提示した2枚目の警告による退場もこのカテゴリーのレビュー対象に追加されました

ただし、本来出すべきだった2枚目の警告を主審が見逃した場合は、原則としてVARは介入できません。また、イエローカード1枚の妥当性だけを単独でレビューすることはできません。

④警告・退場の人違い(対象者の取り違え)

主審が反則を認定してカードを提示したものの、その反則をしたのが別の選手だった場合、正しい選手へカードを訂正します。2026/27規則では対象が拡張され、反則をしたチームの別選手への誤提示だけでなく、どちらのチームの選手であっても訂正対象となりました。ただし、人違いの確認だけを理由に、反則そのものの妥当性まで見直すわけではありません。

VARが単独では介入できないのは、得点・PK・レッドカード・人違いなどのレビュー対象に関係しない通常のファウル判定や、スローインの方向などです。また、イエローカード1枚の妥当性だけを単独でレビューすることはできません。ただし、得点・PK・レッドカードなど別の対象でレビューが行われた結果、警告が提示・変更・取り消されることはあります。

なお、本来出すべき2枚目の警告を主審が見逃した場合は、原則としてVARは介入できません。また、2026/27競技規則では大会が採用した場合に限り、再開前に即座に訂正できる誤ったコーナーキックのみレビュー対象となります(コーナーキックが蹴られた後やゲームを遅延させる確認は対象外)。

VAR判定までの流れ(実施手順)

VARが介入するまでには段階的な手続きがあります。VARは常時映像を監視し、必要な場面にのみ主審へ連絡を取る仕組みです。それぞれのプロセスを順番に見ていきましょう。

チェックとサイレントチェック

VARチームは試合中、常に映像を監視しています。VAR介入の対象となりうる場面が起きた際、VARチームは即座に映像を確認します。この確認作業を「チェック」と呼びます。

チェックの結果、「明らかな誤り」や「重大な見逃し」がないと判断された場合はレビューに進まず、当初の判定が維持されます。通常はVARから主審へ連絡する必要がないため、これを「サイレントチェック」と呼びます。

ただし、試合管理のため、問題がなかったことをVARが主審へ伝える場合もあります。なお、放送やスタジアムにVAR確認中の表示が出たかどうかだけでは、サイレントチェックだったかを判断できません。

OFR(オンフィールドレビュー)とは

チェックで「明らかな誤り」や「重大な見逃し」の可能性が示された場合、VARは主審にレビューを勧めます。レビューを開始するかどうかを決めるのは主審です。主審が映像を直接確認する必要があると判断した場合、ピッチサイドに設置されたモニター(RRA=レフェリーレビューエリア)に向かい、映像を確認します。この手続きを「OFR(オンフィールドレビュー)」と呼びます。

主審がモニターで映像を確認する場面は観客にもわかりやすく、スタジアムが一時静まり返る緊張感を生む瞬間でもあります。主審が映像を見て最終判定を下し、ジェスチャーで判定を示してゲームが再開されます。

VARオンリーレビューとは

主審がピッチサイドモニターを見ず、自身の認識とVARから伝えられた映像情報に基づいて最終判定を下す方式を「VARオンリーレビュー」と呼びます。当初の判定を維持する場合と変更する場合があります。選手の位置やラインを確認する事実上のオフサイド判定は、VARオンリーレビューで処理されるのが一般的です。

一方、相手選手を妨害したかなど主観的な判断が必要な場合は、主審がOFRを行うことがあります。ゲームの中断時間を短くできる点がVARオンリーの利点です。

VARに関わる審判員・設備の役割

VAR判定には、映像確認を担当する専任の審判員チームと、それを支える専用設備が欠かせません。ここでは、VARシステムに関わる主要な人物と施設の役割をまとめます。

VAR・AVAR(アシスタントVAR)

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)は、VORに常駐してすべての映像確認と主審への連絡を担当する専任審判員です。VARを担当するための訓練と承認を受けた経験豊富な審判員が務めます。

AVAR(アシスタントVAR)は、VARが特定場面をチェックまたはレビューしている間も試合のライブ映像を監視し、必要に応じて主審との連絡を補助します。RO(リプレーオペレーター)は、確認に適したカメラ映像やリプレーを準備・提供します。

VOR(ビデオオペレーションルーム)とRRA(レフェリーレビューエリア)

VOR(ビデオオペレーションルーム)は、VAR・AVARが映像を確認する専用の作業室です。スタジアム内・近隣施設・中央集約施設など、大会によって設置場所は異なります。大規模大会では複数の試合を1つの施設でまとめて管理するリモートVORも活用されています。

RRA(レフェリーレビューエリア)は、ピッチサイドに設置された主審用の専用モニタースペースです。OFRの際に主審がここに向かい、専用モニターで映像を確認します。観客からも視認できる位置に設けられることが多く、主審がモニターを見つめる姿はVARシーンの象徴的な光景となっています。

VARを支える最新テクノロジー

VARの判定精度と処理速度を高めるために、近年では最新テクノロジーが積極的に活用されています。なかでも現在のW杯や主要大会で中心的な役割を担っているのが、半自動オフサイド技術(SAOT)です。

半自動オフサイド技術(SAOT)とは

SAOT(Semi-Automated Offside Technology/半自動オフサイド技術)は、FIFAアラブカップ2021やFIFAクラブワールドカップ2021で試験運用され、W杯では2022年カタール大会で初めて使用された最先端のオフサイド判定支援システムです。

2022年カタールW杯で採用された方式では、スタジアム屋根下に設置された12台の専用追跡カメラが秒間50フレームで全選手の動きを追跡し、各選手の体の最大29か所のデータポイントをリアルタイムで3D計測しました。

また、ボールに内蔵されたセンサーが秒間500回のデータをVORへ送信します。これらの情報を組み合わせることで、パスが蹴られた瞬間の選手の正確な位置をシステムが自動で算出し、オフサイドの可能性をVARに通知します。

ただし、SAOTが直接最終判定を下すわけではありません。VARは、自動的に選択されたキックポイントと作成されたオフサイドラインを目視で検証し、その結果を主審へ伝達した上で、最終判定は主審が下します。

従来のVARオフサイド判定SAOT(半自動オフサイド)
判定方法審判員がキックポイントやラインを手動で設定選手とボールを自動追跡し、ラインを自動生成した後にVARが検証
確認時間数分かかる場合も自動通知・ライン生成は数秒で実施。最終確認は事象の複雑さによって異なる
精度カメラアングルや手動設定に依存3Dデータにより位置計測の精度が向上
可視化2Dライン画像大会によっては3Dアニメーション映像をビジョンや放送に表示

SAOTの導入により、オフサイドの確認時間が大幅に短縮されました。プレミアリーグでは2024/25シーズン終盤の導入後、オフサイド1件につき平均27秒の短縮が報告されています(プレミアリーグ公式発表)。大会によっては、判定結果を3Dアニメーションでスタジアムの大型ビジョンや放送映像に表示します。これにより観客が視覚的に判定を理解しやすくなりました。

2026年FIFAワールドカップでは、さらに進化したSAOTが採用されています。16台の光学式追跡カメラに加え、全出場選手を事前に3Dスキャンして作成したアバターを選手追跡と判定映像に活用しています。

また、明白なポジショナルオフサイドはフィールド上の審判員へ直接通知され、従来より早く副審が旗を上げられる仕組みになりました。なお、選手が相手を妨害したかどうかなど主観的な判断が求められるオフサイドは、引き続き審判員が判断します。

【2025/26競技規則】VAR判定を説明する主審アナウンスが大会オプションに

VAR判定後に主審がスタジアムのマイクを通じて判定内容を説明する「レフェリーアナウンス(主審アナウンス)」は、2023年2月に開催されたFIFAクラブワールドカップ2022のモロッコ大会などで試験的に実施されていました。2025/26競技規則より、大会主催者が採用できる正式なオプションとして競技規則に追加されています。

なお、この大会オプションはVARレビュー後だけでなく、長時間に及んだVARチェック後にも主審がアナウンスを行える仕組みです。これはラグビーなど他のスポーツでは以前から採用されていた仕組みで、サッカーにも取り入れられた形です。

プレミアリーグでは2025/26シーズンから、事実上のオフサイド判定を除くVARレビューについて場内アナウンスを導入しています。たとえば当初与えられたPKが取り消された場合、主審が接触の内容と「ノーペナルティ」という最終判定を場内へ説明します。

これにより、観客がVARの判定理由を即座に理解できるようになり、透明性の向上が期待されています。

VAR導入のメリット・デメリット

VARは誤審を減らす大きな効果をもたらした一方で、試合の流れや観戦体験への悪影響も指摘されています。主なメリットとデメリットをそれぞれ整理します。

メリット:誤審の減少(判定精度の向上)

VARの最大の功績は、明らかな誤審を大幅に削減したことです。FIFAの発表によると、2018年W杯グループステージでは、VARによる訂正を反映する前の試合を左右する判定の正答率が95%、VAR介入後の最終的な正答率が99.3%でした。プレミアリーグでも2024/25シーズンに、主要判定の正答率がフィールド上の86%からVAR介入後97%になったとリーグが公表しています(いずれも特定大会・特定シーズンのデータ)。

特にオフサイドに絡んだゴールの取り消しやペナルティエリア内のハンドボール判定など、従来は主審の目だけでは確認が難しかった場面での精度が飛躍的に向上しました。

デメリット:試合が止まる・興奮が冷める

一方で、VARには多くの批判もあります。代表的な批判のひとつが、「ゴールの喜びをすぐに表現できない」という問題です。ゴールが入っても数十秒から数分間、VARの確認中は判定が確定しないため、選手もサポーターも手放しで喜ぶことができません。試合のテンポが途切れ、スタジアムの一体感が損なわれるという声は導入当初から根強くあります。

また「明らかな誤り」の基準が曖昧なため、どの場面でVARが介入するかの予測が難しく、「あの場面はなぜVARが入らなかったのか」という疑問が生まれやすい点も課題です。コストの問題から下位リーグや国内アマチュア大会への普及が難しいという格差の問題も指摘されています。

メリットデメリット
明らかな誤審の大幅削減試合が中断し流れが途切れる
オフサイド・ハンドの精度向上ゴールの喜びを即座に表現できない
暴力行為・危険プレーの見逃し防止「明らかな誤り」基準が曖昧で判断にばらつき
カードの宛先ミスを訂正できる導入コストが高く下位リーグへの普及が困難
判定の透明性・公平性の向上主審の権威が損なわれるという懸念・批判がある

VARの歴史と導入の経緯

VARの開発と試験導入は、オランダサッカー協会(KNVB)が主導する形で2010年代初頭から始まりました。2016年には米国で最初のVAR試合が実施され、その後欧州主要リーグへと普及が進みました。

VARが世界的に広く認知される契機となったのが、2018年FIFAワールドカップ ロシア大会です。W杯史上初めて全64試合に導入され、PK判定などへの介入が世界的に大きな注目を集めました。

欧州の主要リーグでは、UEFAチャンピオンズリーグが2018/19シーズンのラウンド16から使用を開始し、2019/20シーズンよりプレーオフから使用範囲を拡大。イングランド・プレミアリーグは2019/20シーズンからVARを正式導入。

日本のJリーグは2018年のJユースカップ決勝でJリーグ主催公式戦として初導入し、ルヴァンカップ・プライムステージで2019年にトップチームの公式戦へ初採用、2021年からJ1リーグで通年運用を開始しました。

出来事
2016年米国で最初のVAR試合を実施。FIFAクラブワールドカップ2016などでも試験運用
2018年IFABが競技規則へのVAR恒久導入を承認。FIFAワールドカップ ロシア大会でW杯史上初めて全64試合導入。Jユースカップ決勝でJリーグ主催公式戦として初導入
2018/19年UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16から使用開始
2019年Jリーグ ルヴァンカップ・プライムステージでトップチームの公式戦に初採用
2019/20年UEFAチャンピオンズリーグ プレーオフから使用範囲を拡大。プレミアリーグも正式導入
2021年J1リーグでシーズンを通した通年運用を開始
2021年12月FIFAアラブカップ2021でSAOTを試験運用
2022年2月FIFAクラブワールドカップ2021でSAOTを試験運用
2022年11〜12月FIFAワールドカップ カタール大会でW杯史上初めてSAOTを正式使用
2023年FIFAクラブワールドカップ2022(2023年2月、モロッコ開催)で主審アナウンスを試験
2025/26年主審アナウンスが大会主催者の選択可能なオプションとして競技規則に追加。プレミアリーグで導入
2026/27年明らかに誤った2枚目の警告による退場など、VAR対象範囲を拡張

VARに関するよくある質問(FAQ)

VARについて観戦中に疑問に思いやすい点を、よくある質問(FAQ)形式でまとめました。

VARは全試合で使われる?

いいえ、すべての試合で使われるわけではありません。

VARの導入には専用の映像設備・VOR施設・訓練を受けた審判員が必要なため、主にトップリーグや国際大会での使用にとどまっています。JリーグではJ1リーグ戦を中心に導入されてきましたが、J2・J3の通常リーグ戦や地域・アマチュア大会では原則として使用されていません。最新の対象試合は各大会の公式情報でご確認ください。

選手や監督はVARを要求できる?

できません。

野球の「リクエスト制度」やバレーボールの「チャレンジ制度」と異なり、サッカーのVARは選手・監督からの申請制ではありません。VAR審判員が、チームからの申請を待たず対象場面を自動的にチェックします。

VARはレビューを主審に勧めることができますが、レビューを開始し最終判定を下すのは主審です。

VARの時間はアディショナルタイムに加算される?

はい、加算されます。

IFABの規定により、VARによるチェックやレビューに要した時間は、ほかの中断時間とともにアディショナルタイム(追加時間)として加算されます。

「VARオンリーレビュー」と「OFR」の違いは?

VARオンリーレビューは「主審がピッチサイドモニターを見ず、自身の認識とVARから伝えられた映像情報に基づいて最終判定を下す方式(判定を維持する場合も変更する場合もあります)」、OFR(オンフィールドレビュー)は「主審自身がピッチサイドのモニターで映像を確認してから判断する方式」です。

選手の位置やラインを確認する事実上のオフサイド判定はVARオンリーが一般的で、ファウルの強度や意図の有無など主観的な判断が求められる場面はOFRが適用されることが多いです。

野球やバレーのビデオ判定とVARは何が違う?

最大の違いは「チームが申請できるかどうか」と「判定の範囲」です。

野球のリクエストやバレーのチャレンジはチーム側から映像確認を申請する制度ですが、サッカーのVARはチームから申請できず、VAR審判員が、チームからの申請を待たず対象場面を自動的にチェックします。また、VARの介入対象は限定された場面に限られており、すべての判定を見直せるわけではありません。