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【2025年まで】プロ野球・日本シリーズ歴代優勝チーム一覧!最多優勝と名勝負まとめ

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プロ野球の頂点を決める「日本シリーズ」

セ・リーグとパ・リーグの代表チームが激突する日本一決定戦として、毎年10月から11月にかけて開催されます。

この記事では、日本シリーズの仕組みから歴代優勝チームの一覧、最多優勝球団、語り継がれる名勝負と珍記録まで、まとめて解説します。

日本シリーズとは

日本シリーズとは、プロ野球のセ・リーグとパ・リーグの代表チームが対戦し、その年の日本一を決める短期決戦です。

現在は原則として、クライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜いたセ・パ各1チームが出場し、先に4勝したチームが日本一となります。なお、CSが導入されたのは2007年で、それ以前は基本的に両リーグの優勝チームが出場していました。

日本シリーズの歴史は、2リーグ制が始まった1950年にスタートしました。2025年までに76回開催され、読売ジャイアンツのV9をはじめ、数多くの名勝負や記録を生み出してきました。

直近の2025年は、福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースを4勝1敗で破り、日本一に輝いています。

日本シリーズの仕組み

日本シリーズのルールは、レギュラーシーズンやCSとは異なる部分があります。

主要なルールを確認しておきましょう。

勝敗の決定

日本シリーズは先に4勝したチームが日本一となる、4勝先取方式です。

原則として第1戦から第7戦までの日程が組まれますが、引き分けが発生し、第7戦を終えても一方が4勝に達しない場合は、第8戦以降が追加されます。そのため最短は4試合ですが、必ず7試合以内に終了するとは限りません。引き分けは試合数にカウントされますが、勝数には含まれません。

延長戦

直近の2025年開催要項では、第1戦から第7戦までは延長12回まで行い、12回を終えて同点の場合は引き分けとなります。

引き分け試合そのものの再試合は行いませんが、第7戦を終えても優勝チームが決まらない場合は第8戦を追加します。第8戦以降は延長回数に制限がありません。

開催地

日本シリーズは2-3-2方式で開催され、第1・第2・第6・第7戦を一方のリーグ、第3・第4・第5戦をもう一方のリーグの出場チームが主催します。

原則として奇数年はパ・リーグ側、偶数年はセ・リーグ側の本拠地で開幕します。第8戦が必要な場合は第7戦と同じ球場で行い、第9戦が必要な場合は、原則として移動日を挟んでもう一方のチームの本拠地で開催されます。

また、直近の要項では、パ・リーグ球団の主催試合のみ指名打者制を採用し、全試合で予告先発が行われます。

日本シリーズの歴代優勝チーム

1950年の2リーグ制移行以降、2025年シーズンまでの歴代優勝チームを一覧にまとめました。球団名は当時の表記を使用しています。

年度優勝チーム年度優勝チーム
1950年毎日オリオンズ1988年西武ライオンズ
1951年読売ジャイアンツ1989年読売ジャイアンツ
1952年読売ジャイアンツ1990年西武ライオンズ
1953年読売ジャイアンツ1991年西武ライオンズ
1954年中日ドラゴンズ1992年西武ライオンズ
1955年読売ジャイアンツ1993年ヤクルトスワローズ
1956年西鉄ライオンズ1994年読売ジャイアンツ
1957年西鉄ライオンズ1995年ヤクルトスワローズ
1958年西鉄ライオンズ1996年オリックス・ブルーウェーブ
1959年南海ホークス1997年ヤクルトスワローズ
1960年大洋ホエールズ1998年横浜ベイスターズ
1961年読売ジャイアンツ1999年福岡ダイエーホークス
1962年東映フライヤーズ2000年読売ジャイアンツ
1963年読売ジャイアンツ2001年ヤクルトスワローズ
1964年南海ホークス2002年読売ジャイアンツ
1965年読売ジャイアンツ2003年福岡ダイエーホークス
1966年読売ジャイアンツ2004年西武ライオンズ
1967年読売ジャイアンツ2005年千葉ロッテマリーンズ
1968年読売ジャイアンツ2006年北海道日本ハムファイターズ
1969年読売ジャイアンツ2007年中日ドラゴンズ
1970年読売ジャイアンツ2008年埼玉西武ライオンズ
1971年読売ジャイアンツ2009年読売ジャイアンツ
1972年読売ジャイアンツ2010年千葉ロッテマリーンズ
1973年読売ジャイアンツ2011年福岡ソフトバンクホークス
1974年ロッテ・オリオンズ2012年読売ジャイアンツ
1975年阪急ブレーブス2013年東北楽天ゴールデンイーグルス
1976年阪急ブレーブス2014年福岡ソフトバンクホークス
1977年阪急ブレーブス2015年福岡ソフトバンクホークス
1978年ヤクルトスワローズ2016年北海道日本ハムファイターズ
1979年広島東洋カープ2017年福岡ソフトバンクホークス
1980年広島東洋カープ2018年福岡ソフトバンクホークス
1981年読売ジャイアンツ2019年福岡ソフトバンクホークス
1982年西武ライオンズ2020年福岡ソフトバンクホークス
1983年西武ライオンズ2021年東京ヤクルトスワローズ
1984年広島東洋カープ2022年オリックス・バファローズ
1985年阪神タイガース2023年阪神タイガース
1986年西武ライオンズ2024年横浜DeNAベイスターズ
1987年西武ライオンズ2025年福岡ソフトバンクホークス

最多優勝チームは?

日本シリーズの最多優勝チームは読売ジャイアンツで、2025年シーズン終了時点で22回を誇ります。

特に1965年から1973年にかけての前人未到の9年連続日本一「V9」は、日本プロ野球史を代表する偉業のひとつとして語り継がれています。

以下は、現存球団の系譜別優勝回数です。前身球団・旧球団名での優勝も含みます。

球団名(前身球団含む)優勝回数代表的な優勝年
読売ジャイアンツ22回1965〜1973年(V9)など
埼玉西武ライオンズ(西鉄含む)13回1956〜1958年(西鉄3連覇)、1982・1983年、1986〜1988年、1990〜1992年など
福岡ソフトバンクホークス(南海・ダイエー含む)12回2014・2015年、2017〜2020年の4連覇、2025年など
東京ヤクルトスワローズ6回1978年、1993・1995・1997・2001年など
オリックス・バファローズ(阪急含む)5回1975〜1977年(阪急3連覇)、1996年、2022年
千葉ロッテマリーンズ(毎日・大毎・ロッテを含む)4回1950年(毎日)、1974年、2005年、2010年
広島東洋カープ3回1979年、1980年、1984年
北海道日本ハムファイターズ(東映含む)3回1962年(東映)、2006年、2016年
横浜DeNAベイスターズ(大洋・横浜含む)3回1960年(大洋)、1998年(横浜)、2024年(DeNA)
阪神タイガース2回1985年、2023年
中日ドラゴンズ2回1954年、2007年
東北楽天ゴールデンイーグルス1回2013年

各チームの最後の優勝はいつ?

現存する12球団の、2025年シーズン終了時点での直近の日本一を確認しましょう。

前身球団を含む系譜で集計しています。

球団名最後の優勝年経過シーズン数(2025年時点)
福岡ソフトバンクホークス2025年—(当年)
横浜DeNAベイスターズ2024年1
阪神タイガース2023年2
オリックス・バファローズ2022年3
東京ヤクルトスワローズ2021年4
北海道日本ハムファイターズ2016年9
東北楽天ゴールデンイーグルス2013年12
読売ジャイアンツ2012年13
千葉ロッテマリーンズ2010年15
埼玉西武ライオンズ2008年17
中日ドラゴンズ2007年18
広島東洋カープ1984年41

現存12球団では、1984年を最後に日本一から遠ざかっている広島東洋カープが、最も長い空白期間となっています。

日本シリーズの歴代名勝負・印象的なシリーズ

長い日本シリーズの歴史のなかで、特に多くのファンの記憶に刻まれた名勝負や印象的なシリーズを5つ紹介します。

2023年 阪神 vs オリックス

出典:阪神タイガース 公式

2023年の日本シリーズは、59年ぶりとなる関西ダービーが実現した歴史的な一戦です。阪神タイガースとオリックス・バファローズが7試合を戦い抜き、シーズンを通じて拮抗した両チームの力が短期決戦でも発揮されました。

見どころが多いシリーズでしたが、特に第4戦は3-3で迎えた9回裏に大山悠輔がサヨナラ適時打を放ち、阪神が劇的な勝利を収めました。第5戦では8回裏に阪神が一挙6点を奪って逆転し、ここでも終盤の強さを見せます。第7戦はシェルドン・ノイジーの先制3ランなどで阪神が制し、1985年以来38年ぶり2度目の日本一に輝きました。

38年ぶりの日本一は、長年待ち続けた阪神ファンに大きな感動をもたらしました。関西ダービーという話題性と7試合の激闘が重なり、近年屈指の名勝負として語り継がれています。

1989年 巨人 vs 近鉄

出典:プロ野球OBクラブチャンネル

1989年の日本シリーズは、シリーズ史に残る逆転劇と、あの「ひと言」で語り継がれる歴史的な名勝負です。近鉄バファローズは第3戦終了時点で3連勝とし、日本一まであとわずかに迫りました。

第3戦後、勝利投手となった加藤哲郎の発言が「巨人はロッテより弱い」という趣旨で大きく報じられ、シリーズを象徴する言葉として広まりました。ただし、加藤本人は後年、そのままの表現では話していないと説明しています。奮起した巨人は、香田勲男の完封勝利で反撃を開始。第5戦では不振に苦しんでいた原辰徳が満塁本塁打を放って流れを完全につかみます。最終第7戦は8-5で快勝し、3連敗から4連勝という奇跡の逆転で8年ぶりの日本一を達成しました。

0勝3敗から4連勝という劇的な逆転は球史に残る快挙です。発言を巡る報道と、巨人の歴史的な逆転劇が重なったことで、現在まで語り継がれるシリーズとなりました。

1985年 阪神 vs 西武

出典:掛布雅之の憧球

1985年は阪神タイガースにとって球団史に残る年です。ランディ・バースが、前年のブーマーに続く外国人選手2人目、セ・リーグの外国人選手としては初となる三冠王を達成し、バックスクリーン3連発など数多くのドラマを生んだシーズンを締めくくったのが、この日本シリーズでした。

第1戦ではバースが工藤公康から先制3ランを放ち、第2戦でも逆転2ランを放つなど、シリーズを通じてバースが阪神打線を牽引します。第5戦は掛布雅之の3ランで先制し、第6戦は長崎慶一の満塁本塁打が飛び出して試合を決定づけました。4勝2敗で西武を下した阪神は、球団初の日本シリーズ制覇を達成しています。

「猛虎の夏」と称されたこの年の阪神は、ペナントレースでの三冠王・バックスクリーン3連発に続き、日本シリーズでも主要選手が躍動。一時代を築いた西武ライオンズを退け、球団として初めて日本一の頂点に立ちました。

2013年 楽天 vs 巨人

2013年の日本シリーズは、東北楽天ゴールデンイーグルスが球団創設9年目で初の日本一に輝いた感動のシリーズです。なかでも主役を担ったのが、ペナントレースで24勝0敗1セーブという前人未到の成績を収めたエース・田中将大でした。

シリーズ第2戦で田中は1失点完投勝利を収めて楽天に流れを引き寄せます。第6戦では田中が160球を投げて完投しましたが、4失点でシーズン初黒星を喫しました。翌日の第7戦では、楽天が3-0でリードした9回に田中が救援登板。前日に160球を投げた直後の連投ながら1回を無失点に抑え、球団初の日本一を胴上げ投手として締めくくりました。田中はそのオフにポスティングシステムを利用し、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍しています。

2011年の東日本大震災から2年、被災地・東北を拠点とする楽天の初日本一は、野球の枠を超えた感動を呼びました。「マー君の魂の力投」とともに語り継がれるこのシリーズは、平成の日本シリーズを代表する、感動的なシリーズのひとつです。

2020年 ソフトバンク vs 巨人

出典:福岡ソフトバンクホークス公式

2020年の日本シリーズは、新型コロナウイルスの影響により、入場者数の制限など感染対策を実施して開催されました。福岡ソフトバンクホークスが読売ジャイアンツを相手に4連勝で圧倒し、4年連続の日本一を達成しました。

全試合で4点以上を挙げた攻撃陣と、全試合2失点以内に封じた投手陣の両輪が噛み合い、ソフトバンクは総力戦で巨人をねじ伏せました。MVPに輝いたのは栗原陵矢で、初戦から先制2ランを放つなど14打数7安打の活躍でシリーズを引っ張りました。巨人は投打の両面でソフトバンクとの圧倒的な差を見せつけられる形となりました。

当時のソフトバンクは、2017年から4年連続で日本シリーズに出場し全制覇。圧倒的な戦力と組織力で「黄金時代」を築いたこの時期のシリーズは、強さの証明として記憶されています。

日本シリーズの珍記録

長いシリーズの歴史には、名勝負だけでなく球史に刻まれた珍記録も数多く存在します。

3連敗からの逆転日本一

日本シリーズでは、先に3連敗しながら4連勝で逆転した例が過去に3度あります。いずれも球史に残る大逆転劇です。

最初の3連敗逆転は1958年の西鉄ライオンズです。読売ジャイアンツに3連敗を喫しながら、そこから4連勝で大逆転。エース・稲尾和久が先発・救援で獅子奮迅の活躍を見せ、「神様、仏様、稲尾様」という言葉まで生まれた伝説の逆転劇となりました。

2度目の3連敗逆転は1986年の西武ライオンズです。第1戦を引き分けた後に3連敗し、0勝3敗1分と追い込まれましたが、そこから4連勝して日本一になりました。短期決戦における西武の底力と精神力が遺憾なく発揮されました。

3度目は1989年の読売ジャイアンツで、近鉄バファローズに3連敗後4連勝で逆転。加藤哲郎の発言が話題となった、名勝負の項でも紹介したシリーズです。日本シリーズ史上、3連敗から4連勝して日本一になった例はこの3度のみです。

史上最長の死闘

2010年11月6日、ナゴヤドームで行われた中日ドラゴンズ対千葉ロッテマリーンズの日本シリーズ第6戦は、延長15回・試合時間5時間43分に及ぶ日本シリーズ史上最長試合として記録されています。

序盤から手に汗握る投手戦が展開され、中盤以降も両チームが一歩も譲らない攻防が続きました。延長15回を戦い抜いた末に引き分けとなり、この壮絶な死闘の翌日に行われた第7戦でロッテが勝利して日本一を飾りました。

試合時間5時間43分という記録は、現在もシリーズ最長として残っています。

伝説のスコア「33-4」

2005年の千葉ロッテマリーンズ対阪神タイガースの日本シリーズは、4試合の合計スコアが33対4という圧倒的な内容でロッテが4連勝した衝撃のシリーズとして知られています。

ロッテは第1戦から第3戦まで3試合連続で10得点を挙げ、第4戦も3-2で勝利しました。4試合の合計スコアはロッテ33-4阪神で、ロッテは4連勝で日本一に輝いています。3試合連続二桁得点はシリーズ史上初であり、「33-4」という非現実的な数字は今日でも語り草となっています。

パ・リーグのプレーオフ(当時はCS制度がなく、2005年はプレーオフ制度)を勝ち上がったロッテがここまでの圧倒を見せたことは、当時のプロ野球ファンに大きな衝撃を与えました。