全米オープンゴルフ2025の視聴方法!テレビ放送や配信サービス、日程、出場選手を解説!
日本時間6月12日~16日の日程で今季メジャー第3戦「全米オープンゴルフ選手権」が開催されます。世界中のトッププレーヤーがプロ・アマ問わず頂点を目指す大会。毎年見ごたえのある優勝争いが展開されてきました。
2024年大会は、LIVゴルフのブライソン・デシャンボーとPGAのローリー・マキロイの一騎打ちとなり、ブライソン・デシャンボーが1打差で逃げ切りました。
日本からは6名が参戦。松山英樹が6位に入りましたが、後の5名は予選落ちに終わっています。
ここでは全米オープンゴルフ2025の視聴方法、テレビ放送や配信サービスに加え日程、出場選手を解説します。
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全米オープンゴルフ2025の概要
1895年に第1回大会が開催された歴史のあるトーナメントです。2025年大会は、予選登録者10,202名を勝ち抜いたトッププレーヤーと25項目の出場資格に該当するプロ・アマ総勢156名が世界一の座を競い合います。
会場のオークモントカントリークラブは全米オープン10回目の開催。前回2016年はダスティン・ジョンソンが優勝していますが、優勝スコアは4アンダーでアンダーパーは4人だけ。高速グリーンと難易度の高い設定で難しすぎると物議をかもしたコースです。
| 開催日程 (日本時間) | 6月12日(木)~16日(月) |
| 開催場所 | アメリカ・ペンシルベニア州オークモントカントリークラブ 7,372 yパー70(35・35) |
| 賞金総額 | 2024年実績2,150万ドル=31億1,750万円(1ドル=145円換算) |
| FEDEXCUP | 750ポイント |
| 放送配信 | U-NEXT ゴルフネットワーク |
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全米オープンゴルフ2025の視聴方法
全米オープン2025は以下の放送や配信で視聴できます。
U-NEXT

U-NEXTでは、メインチャンネルの他にも注目グループや松山英樹に密着した計5つのマルチチャンネルで配信されます。
CH2では松山英樹のプレーを余すことなく配信予定。
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U-NEXT 配信日程
| 1日目 | 19:20 配信開始|19:30 開演予定 見逃し配信準備完了次第〜6月26日 23:59 |
| 2日目 | 19:20 配信開始|19:30 開演予定 見逃し配信準備完了次第〜6月27日 23:59 |
| 3日目 | 22:50 配信開始|23:00 開演予定 見逃し配信準備完了次第〜6月28日 23:59 |
| 最終日 | 21:50 配信開始|22:00 開演予定 見逃し配信準備完了次第〜6月29日 23:59 |
※放送・配信予定は変更になる場合がございます。
ゴルフネットワーク
テレビ放送で全米オープン2025を視聴したい方にゴルフネットワークがおすすめ。ゴルフ専門チャンネルならではの詳しい解説と高画質な映像が魅力です。
ゴルフネットワークの料金
ゴルフネットワークの料金は月額1,650円(税込)です。
年払いコースは年額11,550円(税込)となっており、月払いコースよりも8,250円(5ヵ月分)お得になるので、ぜひチェックしてみてください。
ゴルフネットワーク 放送日程
| 1日目 | 6月13日(金)1:00~9:00 LIVE 6月13日(金)18:00~23:00 録画 |
| 2日目 | 6月14日(土)1:00~9:00 LIVE 6月14日(土)19:00~翌0:00 録画 |
| 3日目 | 6月15日(日)1:00~9:00 LIVE 6月15日(日)19:00~翌0:00 録画 6月18日(水)19:00~22:00 録画 |
| 最終日 | 6月16日(月)0:00~8:00 LIVE 6月16日(月)18:00~23:00 録画 6月19日(木)19:00~22:00 録画 |
※放送・配信予定は変更になる場合がございます。
全米オープンゴルフ2025に出場予定の日本人選手
出場予定の日本人選手をカテゴリー別に紹介します。
| 選手名 | 出場資格 | コメント |
|---|---|---|
| 松山英樹 | 2024年全米オープン10位タイまでの者 | 13年連続13回目の出場。2017年の2位タイが最高成績で2024年は6位でした。 |
| 杉浦悠太 | 日本開催最終予選トップ通過 | 2024年日本プロゴルフ選手権覇者。2025年賞金ランクは19位。(6月2日時点) |
| 香妻陣一朗 | 日本開催最終予選3位通過 | LIVEゴルフ参戦中。2025年は2試合の出場でポイントランク36位につけています。(6月2日時点) |
| 金谷拓実 | アメリカ予選繰り上げ | 2024年PGA予選会を突破して2025年より本格参戦。ここまでFEDEXカップ149位と苦戦中です。 |
| 河本力 | 日本開催最終予選繰り上げ | 日本ツアーで2勝の実力者。2025年ドライビングディスタンス319.57ヤードの飛距離が魅力。 |
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全米オープンゴルフ2025の注目選手
ゴルファー世界一を目指す156名のなかから、注目選手を3名紹介します。
スコッティ・シェフラー
1996年6月生まれアメリカ出身の28歳です。2018年プロ転向後2022の初優勝からPGAツアー16勝を挙げています。2025年だけでも6月1日までに3勝を挙げて現在世界ランキング、FEDEXCUPランキング共1位を独走中。
2024年はツアー7勝を挙げてFEDEXCUPチャンピオンの座を獲得すると共に、パリオリンピック金メダリストに輝くなど、最強ゴルファーの名をほしいままにしています。
メジャーでは、2022年、2024年のマスターズに加え2025年の全米プロゴルフ選手権を勝っていますが、全米オープンの優勝はありません。ここで勝って生涯グランドスラムに王手をかけるか注目です。
ブライソン・デシャンボー
1993年9月生まれアメリカ出身の31歳です。大学生のときに「全米アマチュア選手権」と「NCAA全米学生選手権」を制覇。全てのアイアンの長さを同じにして使う(ワンレングスアイアン)理論派でもあります。
2016年プロに転向、PGAツアーでは9勝を挙げています。2022年からLIVゴルフに参戦。
全米オープンでは2020年と2024年に優勝。連覇なるかに注目が集まります。
松山英樹
1992年2月生まれ愛媛県出身の33歳。2013年にプロ転向後2014年からPGAツアーに参戦。2025年6月までにマスターズを含む11勝を挙げています。
全米オープンには2013年の初出場から12年連続の出場で予選落ちは1度だけ。最高位は2017年の2位タイで2013年10位タイ、2022年4位、2024年6位などトップテンが4回と比較的相性のいい大会です。
しかし、唯一の予選落ちが2016年大会で会場は今回と同じオークモントカントリークラブ。2016年のリベンジなるか、それとも返り討ちか注目したいところです。
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全米オープンゴルフ2025に関するよくある質問
全米オープン2025に対する基本的な質問を纏めてみました。
前年の優勝者は?
ブライソン・デシャンボーがローリー・マキロイを1打差でかわして優勝に輝きました。
最終日デシャンボーは7アンダー単独首位で最終組。マキロイは3打差4アンダー2位タイで1組前から、2アンダー5位タイで最終日を迎えた松山英樹はさらに1組前からのスタートになりました。
スコアを伸ばせないデシャンボーに対して、前半を1アンダーで折り返したマキロイは10番をバーディにすると12、13番でも連続バーディを奪い8アンダーとして首位に立ちます。誰もがマキロイの逆転優勝と思いましたが、15、16番を連続ボギー。18番でもボギーを喫し5アンダーでホールアウト。
スコアを落としながらも6アンダーで耐えたデシャンボーが逃げ切りに成功しました。5位タイスタートの松山英樹は1バーディ・1ボギーのゴルフでスコアを伸ばせず単独6位に終わっています。
出場資格は?
全米オープンゴルフ2025には、過去の全米オープン優勝者やメジャー大会優勝者など指定された25のカテゴリーに該当する選手や、日本、イギリス、アメリカ各地で行われる最終予選会を勝ち抜いた選手など総勢156名に出場権が与えられます。
- 過去10年間の全米オープン優勝者
- 2024年全米オープン10位タイまでの者
- 2024年全米シニアオープン優勝者
- 2024年全米アマチュア選手権優勝者
- 2024年全米ジュニア・アマチュア選手権、全米ミッドアマチュア選手権の優勝者 および2024年全米アマチュア準優勝者
- 2020-2025年マスターズ・トーナメント優勝者
- 2021-2025年全米プロゴルフ選手権優勝者
- 2021-2024年 全英オープン優勝者
- 2023-2025年 ザ・プレーヤーズ選手権優勝者
- 2024年DPワールドツアー選手権/PGABMW選手権優勝者
- 2024年ツアー選手権(年間王者決定戦)への出場権を獲得した選手
- 2024年全米オープン終了時から2025年全米オープン開始時までの間に、PGAツアー大会の複数回優勝者
- 2025年5月19日時点で資格がない選手のフェデックスカップランキング上位5名
- 2024年コーン・フェリー・ツアー(下部ツアー)ポイント・リーダー
- 2024年DPワールドツアーランキングで資格がない選手の上位2名
- 2025年5月19日時点のDPワールドツアーランキングで資格のない最上位の選手
- R&A主催の2024年アマチュア選手権優勝者
- 2024年マーク・H・マコーマック・メダル(男子世界アマチュアゴルフランキング)優勝者
- 2025年NCAAディビジョン男子個人ゴルフ選手権優勝者
- 2025年ラテンアメリカ・アマチュア選手権優勝者
- 2025年5月19日現在の世界ゴルフ公式ランキングの上位60名
- 2025年6月9日現在の世界ゴルフ公式ランキングの上位60名
- 2024年パリオリンピック金メダリスト
- 2025年5月19日現在、2025年LIVゴルフ個人ランキングの上位3位以内
- USGAが選出する特別免除
- 最終予選通過者
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全米オープンゴルフ2025の出場予定選手
全米オープン2025の出場選手は以下のとおりです。
| 1. 過去10年間の全米オープン優勝者 | |||
| 8名 | ブライソン・デシャンボー(2020,24年) | ジョン・ラーム(2021年) | ダスティン・ジョンソン(2016年) |
| ウィンダム・クラーク(2023年) | ゲリー・ウッドランド(2019年) | ジョーダン・スピース(2015年) | |
| マット・フィッツパトリック(2022年) | ブルックス・ケプカ(2017,18年) | ||
| 2. 2024年全米オープン10位タイまでの者 | |||
| 9名 | ローリー・マキロイ | 松山英樹 | サム・バーンズ |
| トニー・フィナウ | ラッセル・ヘンリー | デービス・トンプソン | |
| パトリック・キャントレー | ザンダー・シャウフェレ | コリー・コナーズ | |
| 3. 2024年全米シニアオープン優勝者 | |||
| 1名 | リチャード・ブランド | ||
| 4. 2024年全米アマチュア選手権優勝者 | |||
| 1名 | ホセ・ルイス・バレスター (a) | ||
| 5. 2024年全米ジュニア・アマチュア選手権、全米ミッドアマチュア選手権の優勝者 および2024年全米アマチュア準優勝者 | |||
| 3名 | トレバー・ガットシェフスキー (a) | エヴァン・ベック(a) | ノア・ケント(a) |
| 6. 2020-2025年マスターズ・トーナメント優勝者 | |||
| 1名 | スコッティ・シェフラー(2024年) | ||
| 7. 2021~2025年全米プロゴルフ選手権優勝者 | |||
| 2名 | ジャスティン・トーマス(2022年) | フィル・ミケルソン(2021年) | |
| 8. 2021-2024年 全英オープン優勝者 | |||
| 3名 | ブライアン・ハーマン(2023年) | キャメロン・スミス(2022年) | コリン・モリカワ(2021年) |
| 11. 2024年ツアー選手権(年間王者決定戦)への出場権を獲得した選手 | |||
| 16名 | アーロン・ライ | ルドヴィク・アベリ | アクシャイ・バティア |
| アダム・スコット | ロバート・マッキンタイア | クリス・カーク | |
| イム・ソンジェ | トミー・フリートウッド | セップ・シュトラカ | |
| シェーン・ローリー | ビョン・フンアン | クリスチャン・ベズイデンハウト | |
| ヴィクトル・ホヴランド | キーガン・ブラッドリー | トム・ホーゲ | |
| テイラー・ペンドリス | |||
| 13. 2025年5月19日時点のフェデックスカップランキング上位5名(繰り下がり) | |||
| 5名 | ジェイコブ・ブリッジマン | サム・スティーブンス | カム・デイビス |
| ライアン・ジェラード | ブライアン・キャンベル | ||
| 14. 2024年コーン・フェリー・ツアー(下部ツアー)ポイント・リーダー | |||
| 1名 | マット・マッカーティ | ||
| 15. 2024年DPワールドツアーランキング上位2名(繰り下がり) | |||
| 2名 | ラスマス・ホイガード | スリストン・ローレンス | |
| 16. 2025年5月19日時点のDPワールドツアーランキング最上位の選手(繰り下がり) | |||
| 1名 | ローリー・キャンター | ||
| 19. 2025年NCAAディビジョン男子個人ゴルフ選手権優勝者 | |||
| 1名 | マイケル・ラ・サッソ (a) | ||
| 20. 2025年ラテンアメリカ・アマチュア選手権優勝者 | |||
| 1名 | ジャスティン・ヘイスティングス(a) | ||
| 21. 2025年5月19日現在の世界ゴルフ公式ランキングの上位60名 | |||
| 27名 | マーベリック・マクニーリー (11) | J.T.ポストン(35) | ジョナタン・ベガス (49) |
| ハリス・イングリッシュ (17) | アンドリュー・ノバック(37) | ニコラス・エチャバリア(50) | |
| ジャスティン・ローズ (18) | ルーカス・グローバー(40) | ベン・グリフィン(52) | |
| ティレル・ハットン(22) | デニー・マッカーシー(41) | デイビス・ライリー(53) | |
| ダニエル・バーガー(25) | ニック・テイラー(42) | マイケル・キム(55) | |
| J.J.スパウン(27) | ステファン・イェーガー(44) | パトリック・リード(56) | |
| ミン・ウー・リー(29) | トム・キム(45) | ニック・ダンラップ(57) | |
| トーマス・デトリー(31) | マックス・グレイザーマン(46) | キム・シウ(59) | |
| ジェイソン・デイ(34) | マッケンジー・ヒューズ(48) | ジョー・ハイスミス(60) | |
| 22. 2025年6月9日現在の世界ゴルフ公式ランキングの上位60名 | |||
| 1名 | ライアン・フォックス(32) | ||
| 24. 2025年5月19日現在、2025年LIVゴルフ個人ランキングの上位3位以内 | |||
| 1名 | ホアキン・ニーマン | ||
| 26.最終予選通過者 | |||
| 72名 | ジェームズ・ハーン (アメリカ) | ブレイディ・カルキンズ(アメリカ) | ジョーイ・エレーラ(アメリカ) |
| ラスマス・ネールガード-ピーターセン(デンマーク) | ブライアン・リー (a)(アメリカ) | オーステン・トラスロー(アメリカ) | |
| キャメロン・タンカースリー(a)(アメリカ) | バド・コーリー(アメリカ) | マーク・レイシュマン(オーストラリア) | |
| ランス・シンプソン (a) (アメリカ) | キャメロン・ヤング(アメリカ) | マーク・ハバード(アメリカ) | |
| カルロス・オルティス( メキシコ) | チャンドラー・ブランシェ(アメリカ) | メイソン・ハウエル (a)(アメリカ) | |
| ジョニー・キーファー(アメリカ) | クリス・ゴッテラップ(アメリカ) | マット・ヴォーグ (a)(アメリカ) | |
| アダム・シェンク(アメリカ) | エミリアーノ・グリロ(アルゼンチン) | マット・ウォレス(イギリス) | |
| スミス・ジョーダン( イギリス) | エミリオ・ゴンザレス(メキシコ) | マックスウェル・モルドバン(アメリカ) | |
| ラクロワ・フレデリック(フランス) | エリック・ヴァン・ローエン(南アフリカ) | ニクラス・ノルガード(デンマーク) | |
| ラガーグレン・ヨアキム (スウェーデン) | フランキー・ハリス (a)(アメリカ) | プレストン・サマーヘイズ (a)(アメリカ) | |
| ミリオッツィ・グイド(イタリア) | ジョージ・ドゥアンマニー(アメリカ) | ライリー・ルイス(アメリカ) | |
| ベアストー・サム (イギリス) | ジョージ・クナイザー(アメリカ) | ロベルト・ディアス(メキシコ) | |
| クルイスウィック・ジャック(南アフリカ) | グラント・ヘフナー(アメリカ) | ライアン・マコーミック(アメリカ) | |
| モリナーリ・エドアルド(イタリア) | ハリソン・オット(アメリカ) | トールビョーン・オレセン(デンマーク) | |
| パヴァン・アンドレア(イタリア) | ジャクソン・ブキャナン(アメリカ) | トレント・フィリップス(アメリカ) | |
| 杉浦悠太(日本) | ジャクソン・コイブン (a)(アメリカ) | トレバー・コーン(アメリカ) | |
| スコット・ビンセント(ジンバブエ) | ジェームズ・ニコラス(アメリカ) | タイラー・ウィーバー (a)(イギリス) | |
| 香妻陣一朗(日本) | ジョーイ・エレーラ(アメリカ) | ビクター・ペレス(フランス) | |
| アリステア・ドカティ(アメリカ) | ジャスティン・ヒックス(アメリカ) | ウィル・チャンドラー(アメリカ) | |
| アルバロ・オルティス(メキシコ) | ジャスティン・ロウワー(アメリカ) | ザック・ブレア(アメリカ) | |
| ベンジャミン・ジェームス (a)(アメリカ) | ケビン・ベロ(アメリカ) | ザック・バウチュ(アメリカ) | |
| フィリップ・バーバリー(アメリカ) | ラント・グリフィン(アメリカ) | ザチェリー・ポロ (a)(アメリカ) | |
| チェイス・ジョンソン(アメリカ) | ダグ・ギム(アメリカ) | エリック・コール(アメリカ) | |
| マシュー・ジョーダン(イギリス) | 金谷拓実(日本) | 河本力(日本) | |
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全米オープンゴルフ2025の試合結果と試合内容
第1日
最終成績
| 順位 | 氏名(国籍) | スコア |
|---|---|---|
| 1位 | J.J. スパウン(アメリカ) | ー4 |
| 2位 | スリストン ロウレンス (南アフリカ) | ー3 |
| 3位タイ | キム シウ(韓国) | ー2 |
| 3位タイ | ブルックス ケプカ(アメリカ) | ー2 |
| 3位タイ | イム ソンジェ(韓国) | ー2 |
| 62位タイ | 松山 英樹(日本) | +4 |
| 79位タイ | 香妻 陣一朗(日本) | +5 |
| 79位タイ | 金谷 拓実(日本) | +5 |
| 124位タイ | 河本 力(日本) | +8 |
| 133位タイ | 杉浦 悠太(日本) | +9 |
戦評
◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(12日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
“ゴルファー世界一”の称号を争う第125回「全米オープン」が開幕した。J.J.スポーンがボギーなしの4バーディ「66」でプレーし、2022年「バレロテキサス」に続くツアー2勝目へ4アンダー首位発進を決めた。
スリストン・ローレンス(南アフリカ)が1打差2位。メジャー5勝のブルックス・ケプカ、キム・シウー(韓国)、イム・ソンジェ(同)の3人が2アンダー3位に並んだ。ケプカは18年以来となる大会3勝目を目指す。
コリン・モリカワ、ジョーダン・スピース、アダム・スコット(オーストラリア)らがイーブンパー11位。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、ノースカロライナ州パインハーストNo.2で行われた前年大会覇者のブライソン・デシャンボー、パトリック・リードらは3オーバー49位につける。リードは前半4番(パー5)でアルバトロスも達成した。
松山英樹が1バーディ、5ボギーの「74」で回り、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、フィル・ミケルソン、トミー・フリートウッド(イングランド)らとともに4オーバー62位。
香妻陣一朗、金谷拓実が5オーバー79位。河本力が8オーバー124位、杉浦悠太は9オーバー133位で初日を終えた。
第2日
最終成績
| 順位 | 氏名(国籍) | スコア |
|---|---|---|
| 1位 | サム バーンズ(アメリカ) | ー3 |
| 2位 | J.J. スパウン(アメリカ) | ー2 |
| 3位 | ビクトル ホブラン(ノルウェー) | ー1 |
| 4位タイ | アダム スコット(オーストラリア) | 0 |
| 4位タイ | ベン グリフィン(アメリカ) | 0 |
| 57位タイ | 松山 英樹(日本) | +7 |
| 80位タイ | 香妻 陣一朗(日本) | +9 |
| 91位タイ | 金谷 拓実(日本) | +10 |
| 109位タイ | 河本 力(日本) | +12 |
| 145位タイ | 杉浦 悠太(日本) | +20 |
戦評
◇メジャー第3戦◇全米オープン 2日目(13日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
第2ラウンドは雷に伴う悪天候のため、日没サスペンデッドが決定した。33位から出たサム・バーンズが6バーディ、1ボギー「65」をマークして、通算3アンダー暫定首位に浮上した。2023年「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」以来のツアー6勝目、メジャー初優勝に近づいた。
1打差暫定2位には首位から出たJ.J.スポーン、2打差3位に7勝のビクトル・ホブラン(ノルウェー)。イーブンパー4位には、13年「マスターズ」に続くメジャー2勝目がかかるアダム・スコット(オーストラリア)とツアー2勝のベン・グリフィンが並んだ。
メジャー5勝のブルックス・ケプカは2オーバー暫定8位、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは4オーバー23位。
62位発進の松山英樹は3バーディ、6ボギー「73」で7オーバー暫定58位。予選カットライン上で終えた。
ノースカロライナ州パインハーストNo.2で行われた前年大会覇者のブライソン・デシャンボーは「77」とスコアを落とし、通算10オーバー91位と予選通過は絶望的。
日本勢は香妻陣一朗が9オーバー暫定80位で、最終9番の第1打を終えたところでプレーを持ち越した。金谷拓実は10オーバー91位。河本力が12オーバー110位、杉浦悠太は20オーバー147位で決勝ラウンド進出を逃した。
第2ラウンドの残りは午前7時半(日本時間午後8時半)に再開。午前9時(同10時)から第3ラウンドを行う。
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(14日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
日没サスペンデッドによる前日未消化の第2ラウンドが午前7時半に再開され、36ホールの予選ラウンドが完了した。通算3アンダーのサム・バーンズが単独首位。1打差の2位にJ.J.スポーン、さらに1打差の3位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)がつける。
上位60位までのカットラインをくぐり抜けた通算7オーバー57位までの67人が決勝ラウンドに進出。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは4オーバーの23位から週末を戦う。
前日「73」でプレーを終えていた松山英樹は通算7オーバーの57位で予選を通過した。午前9時45分(日本時間午後10時45分)に第3ラウンドを開始する。バーンズらの最終組は午後3時35分(同15日午前4時45分)にティオフする。
この日の朝、最終9番の第2打から第2ラウンドを再開した香妻陣一朗は2バーディ、6ボギーの「74」。通算9オーバー80位で予選落ちした。17ホールを回った前日はパープレーで折り返して予選通過圏内にいた1番から4連続ボギー。「ティショットゲームみたいなところがあるので、もうちょっとフェアウェイに行かないと、USオープンでは戦えない感じがした」と話したように、課題であるティショットで深いラフにつかまって苦しくなった。
3年ぶり2度目の挑戦を終え、27日開幕の「ダラス」から主戦場のLIVゴルフに戻る。腰痛の影響で出遅れた今季はここまでランキング38位。 来季出場が保証される24位までの「ロックゾーン」浮上を目指しつつ、7月にはイングランドのバーナム&ベロウGCで行われる「全英オープン」最終予選会にも出場を予定している。
金谷拓実も10オーバー91位、河本力は12オーバー109位、杉浦悠太は20オーバー145位で姿を消した。
前年優勝のブライソン・デシャンボーも10オーバー91位でコースを去った。
第3日
最終成績
| 順位 | 氏名(国籍) | スコア |
|---|---|---|
| 1位 | サム バーンズ(アメリカ) | ー4 |
| 2位タイ | アダム スコット(オーストラリア) | ー3 |
| 2位タイ | J.J. スパウン(アメリカ) | ー3 |
| 4位 | ビクトル ホブラン(ノルウェー) | ー1 |
| 5位 | カルロス オルティス(メキシコ) | 0 |
| 63位タイ | 松山 英樹(日本) | +14 |
戦評
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(14日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
日没サスペンデッドによる前日の未消化分から再開し、午前8時前に第2ラウンドが完了した。引き続き行われた第3ラウンドを3打差4位から出たアダム・スコット(オーストラリア)が4バーディ、1ボギーでこの日のベストスコア「67」をマーク。J.J.スポーンと並び通算3アンダーで首位と1打差の2位につけた。
2020年「ザ・ジェネシス招待」以来となる5年ぶりツアー通算15勝目、13年「マスターズ」以来の12年ぶりメジャー2勝目に前進。44歳334日であすの最終日を戦うスコットが勝てば、1990年大会を45歳15日で制したヘイル・アーウィンに次ぐ大会2番目の年長優勝となる。
単独首位はPGAツアー5勝のサム・バーンズ。プレーオフで敗れた前週「RBCカナディアンオープン」の借りをメジャー初勝利で返せるか。
2アンダー4位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)、イーブンパー5位にカルロス・オルティス(メキシコ)が続いた。
世界ランク1位のスコッティ・シェフラーは4オーバー11位、メジャー5勝のブルックス・ケプカはジェイソン・デイ(オーストラリア)、キーガン・ブラッドリーらと並ぶ5オーバー21位で3日目を終えた。
57位から第3ラウンドをスタートした松山英樹は1バーディ、6ボギー1ダブルボギー「77」とスコアを落とし、14オーバー63位に後退した。
最終日
最終成績
| 順位 | 氏名(国籍) | スコア |
|---|---|---|
| 1位 | J.J. スパウン(アメリカ) | ー1 |
| 2位 | ロバート マッキンタイア (スコットランド) | +1 |
| 3位 | ビクトル ホブラン(ノルウェー) | +2 |
| 4位タイ | キャメロン ヤング(アメリカ) | +3 |
| 4位タイ | ティレル ハットン(イングランド) | +3 |
| 4位タイ | カルロス オルティス(メキシコ) | +3 |
| 42位タイ | 松山 英樹(日本) | +12 |
戦評
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
34歳のJ.J.スポーンがメジャー初優勝を飾った。首位に1打差の2位から4バーディ、6ボギーの「72」で回り、通算1アンダー。出だし6ホールで5ボギーを叩きながら、バックナインで4バーディ(1ボギー)と巻き返した。1打リードで迎えた最終18番では20mのバーディパットを沈めて場内を興奮の渦に。悪天候による1時間36分の中断を挟み、一時は首位に5人が並ぶ大混戦を制した。
サンディエゴ州立大を経て2012年にプロ転向。米下部ツアーで腕を磨き、2016年の秋にPGAツアーに昇格した。これまでの唯一の勝利は22年「バレロテキサスオープン」。今季は「コグニザントクラシック」で2位、「ザ・プレーヤーズ選手権」ではロリー・マキロイ(北アイルランド)とのプレーオフに敗れて2位と好成績を残してきた。2021年以来、自身2回目の大舞台で母国のナショナルタイトルをつかみ、喜びの涙を流した。
2打差の1オーバー2位にPGAツアー2勝のロバート・マッキンタイア(スコットランド)。2オーバー3位にビクトル・ホブラン(ノルウェー)が入った。
単独首位から出たサム・バーンズは「78」と崩れ、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー、ジョン・ラーム(スペイン)と同じ4オーバーの7位。1打差の2位でバーンズと最終組から出たアダム・スコット(オーストラリア)は「79」で6オーバー12位に終わり、2013年「マスターズ」以来のメジャー2勝目を逃した。
スコットと同じ12位にはブルックス・ケプカ、ザンダー・シャウフェレらが並んだ。7オーバー19位にマキロイらが続いた。
14オーバーの63位タイから出た松山英樹は3バーディ、1ボギーの「68」で回り、通算12オーバー42位で終えた。
アダム・スコットは悪夢の「79」で12年ぶりメジャーVならず
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
悪天候による1時間36分の中断を挟んだ後、アダム・スコット(オーストラリア)の12年ぶりメジャー制覇の期待は徐々にしぼんでいった。
1打差2位から出て、中断時点では2サム最終組を一緒に回るサム・バーンズと1打差の2位をキープ。「今週、こんなに風が強かったことはなかった」と振り返るタフな条件で2ボギーが先行しながら、4番(パー5)では奥のカラーからあと少しでイーグルというロングパットを披露。悠々とバーディを奪った。
中断を挟み、全米オープン史上最長のパー3となる301ydの8番からプレーを再開。いきなり1Wを深い右ラフに入れてボギーをたたいた。バーンズもスコアを落としてアンダーパーの選手がいなくなり、後半12番を終えた時点では通算1オーバーで5人が並ぶ首位につけていたが、ここから悪夢が待っていた。
ここまで3日間の好プレーを支えていたティショットは、中断前から少し右に飛ぶ傾向が気になっていたという。「この1週間、しっかりフェアウェイをキープしていたのに…。その代償を払うことになってしまった。挽回できなかった」。水を含んだ深いラフからショットを制御できるはずもなく、14番からの3ホールで4つ落として万事休す。「79」と崩れて通算6オーバー12位。「コンディションにうまく対応できなかった」と結果を受け止めた。
史上最長ブランクのメジャー2勝目、大会2番目の年長優勝もならなかった。「全米オープンの日曜日で、最も難しいコンディションだった」。歴代2番目のメジャー96試合連続出場を継続中の44歳にとって、24回目の全米はほろ苦いものとなった。
“守る気ゼロ”の20mバーディ締め J.J.スポーンは前半「40」から鮮やかゴルファー世界一
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
J.J.スポーンはリーダーボードを見ていなかった。20mのバーディパットを残した最終18番。なんとなくギャラリーの雰囲気から2パットでも勝てるだろうと感じていたが、確かな情報をシャットアウトすることで集中力を研ぎ澄ませた。「ディフェンシブなプレーをしたくなかった。守りに入って3パットとか、そういうバカなことはしたくなかったんだ」
同組のビクトル・ホブラン(ノルウェー)が先に同じようなラインを見せてくれたことも背中を押した。「僕のラインから1フィート(約30㎝)左。ビクトルのおかげでスピードもつかめたし、いい読みができた」。水を含んだポアナ芝のグリーンを力強く転がったボールがカップへ飛び込む劇的なバーディフィニッシュ。パターは宙を舞い、キャディと抱き合って涙があふれた。
前半のドタバタぶりを考えれば、誰がこの結末を予想できたことか。1打差2位から出て6ホールで5つもスコアを落とす最悪の滑り出し。2番では「完ぺきに打てた」と振り返るサンドウェッジのセカンドがピンに当たって跳ね返り、猛烈なスピードで数十ヤードも花道を転がり落ちるボールに表情が強張った。まさかのハーフ「40」。2003年以降のPGAツアーで、最終日の前半に40以上をたたいて優勝した初めての選手になった。
悪天候による1時間36分の中断を挟んでから4バーディ(1ボギー)と息を吹き返した。ちょうど1年前の6月、けがや健康問題から引退がよぎったことを思えば、中断のタイミングで気持ちを切り替え、逆境で心を奮い立たせることの方が簡単かもしれない。当時は予選落ちが重なってツアーカードも危うい状況で、ベストを尽くしても通用しないと冷静にマイナスなことを考えてしまう自分がいた。
それが今季は1月「ソニーオープン」で最終日を首位で迎え、3月には「コグニザントクラシック」と「ザ・プレーヤーズ選手権」で2位となった。プレーヤーズではロリー・マキロイ(北アイルランド)と翌日に持ち越した3ホールのプレーオフも戦った。「決してあきらめないという、本当にいい経験になった」。惜敗を糧とすることで、3年ぶりの優勝へ歩みを進めてきた。
今大会と同じ全米ゴルフ協会(USGA)主催のジュニア大会に初出場したのは「16歳か17歳の時」と比較的遅い。そこでプロゴルファーとしての将来を思い描くようになり、下部ツアーからはい上がってきた日々を含めたすべてがこのビッグタイトルにつながっている。「この瞬間を忘れることはないと思う」。妻と2人の娘とともに、父の日に手にした“ゴルファー世界一”の称号の重みをかみ締めた。
➡圧巻の20mバーディ締めの動画はこちら。
全米オープンゴルフ2025のおすすめ情報一覧
杉浦悠太、香妻陣一朗ら全米オープンへ 石川遼は3年連続の突破ならず
◇メジャー第3戦◇全米オープン日本地区最終予選会(19日)◇タラオCC西コース(滋賀)◇7336yd(パー72)◇出場41人
今季メジャー第3戦「全米オープン」(6月12日~/ペンシルベニア州オークモントCC)の出場権をかけた日本地区最終予選会が行われた。
前日まで近隣コースで国内男子「関西オープン」が行われた上、一日36ホール競技というハードスケジュール。出場41人で出場3枠を争う戦いは関西オープン優勝の金子駆大ら23人が途中棄権した。
杉浦悠太、スコット・ビンセント(ジンバブエ)が通算10アンダーで初めて切符をつかんだ。4人が並んだプレーオフ1ホール目(1番)で香妻陣一朗がバーディを決めて2022年大会以来2度目の参戦を決めた。プレーオフ4ホールの末に河本力が補欠1番手、コー・タイチ(香港)が2番手に入った。
石川遼はプレーオフに1打及ばない通算8アンダー。3年連続の出場を逃して「悔しい思いはあるが、いいゴルフができた。いろいろ引っ提げて次につなげたい」と今週の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」(岐阜・三甲ゴルフ倶楽部 谷汲C)に向けて気持ちを切り替えた。
日本勢はほかに松山英樹が「2021-25年マスターズ優勝者」(21年優勝)のカテゴリーで出場権を保持している。
<上位成績>
1T/-10/杉浦悠太、スコット・ビンセント
3/-9/香妻陣一朗
——<以上3人が出場権獲得>——
4/-9/河本力(補欠)
5/-9/コー・タイチ(補欠)
6/-9/デンウィット・ボリボンサブ
中島啓太は24位で全米オープン出場ならず/欧州地区最終予選会
◇メジャー第3戦◇全米オープン欧州地区最終予選会(19日)◇ウォルトンヒースGC(イングランド)◇7174yd(パー72)◇出場100人
6月12日開幕の「全米オープン」(ペンシルベニア州オークモントCC)の欧州地区最終予選会が36ホールストロークプレーの一日競技で行われ、DPワールドツアー(欧州ツアー)参戦中の中島啓太は「70」「70」で通算4アンダーの24位に終わり、アマチュアだった2022年大会以来の本戦出場はならなかった。
通算10アンダーで1位になった欧州ツアー1勝のジョーダン・スミス(イングランド)、7アンダーで6位となった欧州3勝で44歳のエドアルド・モリナリ(イタリア)ら上位8人が出場権を獲得した。
金谷拓実、河本力が「全米オープン」に滑り込み出場 日本勢は計5人に
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前情報◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー72)
12日(木)開幕の今季メジャー第3戦「全米オープン」の出場リストが更新され、金谷拓実、河本力が滑り込んだ。金谷は2日の最終予選会をカナダ会場(ランブトンG&CC)でプレーし、出場7枠に1打及ばず、河本は5月19日の日本地区最終予選会(滋賀・タラオGC)で出場3枠に1打及ばなかった。ともに繰り上げで出場権を得た。
金谷はアマチュア時代の2020年大会を含めて2年連続3度目、河本は2年連続2度目の出場。日本勢はほかに松山英樹(前年大会トップ10、21年マスターズ優勝など)、杉浦悠太(日本地区最終予選会1位)、香妻陣一朗(同2位)が出場を決めており、出場者は5人となった。
なお、久常涼はカナダで出場権獲得ならず、予選落ちとなった。
「全米オープン」歴代優勝者&日本人成績
パインハーストリゾート&CC パインハースト No.2で行われた2024年はブライソン・デシャンボーが大会2勝目。ウィリー・アンダーソン、ボビー・ジョーンズ、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラスの4人が最多4勝をマークしている。日本勢最高位は青木功(1980年)と松山英樹(2017年)の2位。
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「全米オープン」記録集
最多勝利は通算4勝のベン・ホーガン、ジャック・ニクラスら4人。タイガー・ウッズはメジャー最多差となる15打差優勝をマークした2000年大会を含め3勝した。
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松山英樹は日本時間12日午後8時18分に初日スタート/全米オープン組み合わせ
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
開幕2日前に予選ラウンドの組み合わせが発表された。13年連続13回目の出場でメジャー2勝目を狙う松山英樹は世界ランキング6位のルドビグ・オーベリ(スウェーデン)、フィールド2番目の24回目の出場となるアダム・スコット(オーストラリア)と同組に入った。初日は午前7時18分(日本時間12日午後8時18分)に10番からスタートする。
大会連覇と3勝目がかかるブライソン・デシャンボーは世界ランク3位のザンダー・シャウフェレ、昨年「全米アマ」覇者で前週LIVゴルフからプロデビューしたばかりのホセ・ルイス・ボーレスターバリオ(スペイン)とのペアリング。
世界ランク1位のスコッティ・シェフラーはビクトル・ホブラン(ノルウェー)とコリン・モリカワ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)はシェーン・ローリー(アイルランド)とジャスティン・ローズ(イングランド)と回る。
<予選ラウンドの主な組み合わせとスタート時間>
初日/2日目
20:18※/2:03 松山英樹、ルドビグ・オーベリ、アダム・スコット
20:29/2:14※ ザンダー・シャウフェレ、ホセ・ルイス・ボーレスターバリオ、ブライソン・デシャンボー
20:40※/2:25 シェーン・ローリー、ジャスティン・ローズ、ロリー・マキロイ
21:02※/2:47 キャメロン・スミス、ブライアン・ハーマン、フィル・ミケルソン
21:46/3:31※ 香妻陣一朗、キャメロン・タンカズリー(アマ)、チェイス・ジョンソン
1:30※/19:45 金谷拓実、ウィル・チャンドラー、アンドレ・パバン
2:03/20:18※ ミンウ・リー、ジャスティン・トーマス、ブルックス・ケプカ
2:14※/20:29 ジョーダン・スピース、ジョン・ラーム、ダスティン・ジョンソン
2:25/20:40※ ビクトル・ホブラン、コリン・モリカワ、スコッティ・シェフラー
3:09※/21:24 杉浦悠太、マシュー・ジョーダン、 カルロス・オルティス
3:31※/21:46 河本力、ジェームス・ニコラス、タイラー・ウィーバー(アマ)
いずれも日本時間、※は10番スタート
“156分の32”の経験値 松山英樹は9年ぶりオークモントへ「いい準備できている」
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
今週のフィールド156人のうち、前回オークモントCCで開催された2016年を経験している選手は32人。13年連続13回目の大会出場となる松山英樹もその一人だ。4大メジャーすべてを知っているコースで戦えるのは2年連続のこと。長く第一線で戦ってきたからこそ、ローテーションの“2周目”に臨むことができる。
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マキロイが練習ラウンドで「81」って… オークモントはやっぱり激ムズ
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)は前週出場した「RBCカナディアンオープン」へ向かう前の月曜日、メジャーを見据えてこのオークモントCCで練習ラウンドを行った。「上がり2ホールでバーディを取って『81』だったよ。それほど悪いプレーをしたとは感じなかった。先週の月曜日は“インポッシブル”だったね」。狭いフェアウェイを外したボールを探すのに2、3分かかってしまうほど深く密集したラフ。ハードセッティングを特徴とする全米オープンの中でも屈指と名高い超難関コースはとんでもない状態に仕上がっていた。
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LIVとの現契約は来季まで デシャンボーはどこへ行く?
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
ブライソン・デシャンボーは名実ともにLIVゴルフの顔と言っていい選手だ。主戦場で世界ランキングのポイント加算がないにもかかわらず、現在のランク10位はもちろんリーグで最上位。そのポイント獲得の決め手となっている、移籍後のメジャーにおける活躍もすさまじい。2022年7月に新天地へ移って以降に出場したメジャー11試合で7度のトップ10入り。昨年「全米オープン」では大会2勝目を飾った。
開幕2日前、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ会見の席で飛んだ質問は多岐にわたった。そのひとつがLIVとの契約について。「えーと、どう言ったらいいかな…」とわずかに逡巡した後で「(現在の契約は)来年で終わりだ」と明かした。
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「1ペナあるかも…」優勝争い真っただ中の宣告にSNS大炎上/全米オープン事件簿(1)
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(9日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
プロとアマチュアの垣根なく“ゴルファー世界一”の座をかけて戦う「全米オープン」は今年で125回目を迎える。7月に第153回を控える「全英オープン」に次ぐ伝統のメジャーは、時にハードすぎると批判の的になることすらあるコースセッティングでほかの試合とは一線を画す。長い歴史において、その権威と難しさゆえに発生した“事件”もチラホラ…。記録と記憶に残る出来事を振り返る。
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ビッグレフティご乱心 転がる球を打ち返すのは戦略か/全米オープン事件簿(2)
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
プロとアマチュアの垣根なく“ゴルファー世界一”の座をかけて戦う「全米オープン」は今年で125回目を迎える。7月に第153回を控える「全英オープン」に次ぐ伝統のメジャーは、時にハードすぎると批判の的になることすらあるコースセッティングでほかの試合とは一線を画す。長い歴史において、その権威と難しさゆえに発生した“事件”もチラホラ…。記録と記憶に残る出来事を振り返る。
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4日間で“80切り”が2回 大会ワースト「157」も出た1898年/全米オープン事件簿(3)
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(10日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
プロとアマチュアの垣根なく“ゴルファー世界一”の座をかけて戦う「全米オープン」は今年で125回目を迎える。7月に第153回を控える「全英オープン」に次ぐ伝統のメジャーは、時にハードすぎると批判の的になることすらあるコースセッティングでほかの試合とは一線を画す。長い歴史において、その権威と難しさゆえに発生した“事件”もチラホラ…。記録と記憶に残る出来事を振り返る。
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「ザ・準備不足」河本力は悔やまれる体調不良で全米オープン2年連続予選落ちへ
◇メジャー第3戦◇全米オープン 2日目(13日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
前半9番、河本力に痛恨のプレーが出た。難度2番目のタフなホールで作った1m強のチャンスから、まさかの3パットボギー。8番(パー3)でティショットを大きく左に曲げてダブルボギーを喫した直後のホールだった。完璧な2打をつないだバウンスバックの絶好機だっただけに「ちょっと、がっついちゃって。“タラレバ”ですけど…」。それまでのプレーの流れからも、決めきっていればとの悔しさが募る。
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ああ勘違い… ウッズと並ぶ最多82勝レジェンドの悲哀/全米オープン事件簿(4)
◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前(11日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
プロとアマチュアの垣根なく“ゴルファー世界一”の座をかけて戦う「全米オープン」は今年で125回目を迎える。7月に第153回を控える「全英オープン」に次ぐ伝統のメジャーは、時にハードすぎると批判の的になることすらあるコースセッティングでほかの試合とは一線を画す。長い歴史において、その権威と難しさゆえに発生した“事件”もチラホラ…。記録と記憶に残る出来事を振り返る。
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全米OPで衝撃392yかっ飛ばす 「信じられない。冗談でしょう」米実況席も唸る、落下地点には…
海外男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープン(OP)が現地12日にペンシルベニア州オークモントCC(7372ヤード、パー70)で開幕。初日、2011年に優勝した元世界1位のロリー・マキロイ(英国)が392ヤード飛ばす驚きのビッグドライブを見せた。米実況も「冗談でしょう」と唸った。
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全米OPで衝撃のアルバトロス達成「誰も予想できない」 621ヤード“怪物ホール”攻略を英誌称賛
海外男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープンが現地12日にペンシルベニア州オークモントCC(7372ヤード、パー70)で開幕。初日、2018年マスターズ覇者のパトリック・リード(米国)が大会史上4人目となるアルバトロス(パー数より3打少ない打数でホールアウト)を達成。英専門誌は「誰も予想できない出来事」「信じ難い」といった表現で称賛している。
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「もっと上を目指している」谷原秀人が画面越しでつぶやく松山英樹のいま
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(14日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
松山英樹にとって13回目の「全米オープン」は決勝ラウンドでも苦しい戦いが続いている。7オーバーの57位から出た3日目は「77」。通算14オーバーの63位に沈み、最終ラウンドはトップから3組目、午前8時14分(日本時間午後9時14分)にプレーを開始する。大会を中継するU-NEXTでは連日「松山英樹徹底マークチャンネル」を配信。初日、そして最終日の解説を担当する日本ツアー19勝の谷原秀人が、画面を通じて見た“松山のいま”を語った。
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3日間3パットなしは2人だけ サム・バーンズは“世界No.1の親友”に続けるか
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(14日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
最終18番、サム・バーンズの右ラフからのセカンドは上から15m超とタフなバーディパットを残した。雨でグリーンがかなりソフトになったといっても、スピードはしっかり出ている。大きく右を向いて優しくボールを打ち出し、1.2mに寄せて2パットのパーで切り抜けて通算4アンダー。単独首位で最終日を迎える。
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ベン・ホーガンの記録更新に挑んだキングの悲劇/全米オープン事件簿(5)
◇メジャー第3戦◇全米オープン 3日目(14日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
プロとアマチュアの垣根なく“ゴルファー世界一”の座をかけて戦う「全米オープン」は今年で125回目を迎える。7月に第153回を控える「全英オープン」に次ぐ伝統のメジャーは、時にハードすぎると批判の的になることすらあるコースセッティングでほかの試合とは一線を画す。長い歴史において、その権威と難しさゆえに発生した“事件”もチラホラ…。記録と記憶に残る出来事を振り返る。
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マキロイが久々の取材対応、マスターズ後の不調語る
男子ゴルフで世界ランキング2位に立つロリー・マキロイ(北アイルランド)が14日、全米オープン選手権の3日目終了後、久しぶりにメジャー大会でのラウンド後の会見に臨み、歴史的なマスターズ・トーナメント制覇で気が抜けてしまったことや、会見に出ない権利について語った。
マキロイは、メジャーでは6ラウンド連続で取材を拒否していたが、この日は沈黙を破り、「珍しいことじゃない。以前にもやった。今回は少し頻度が多いというだけだ」「自分がやりたいようにやる権利を得られたと感じている」と話した。
4月に悲願のマスターズ制覇を果たして生涯グランドスラムを達成したマキロイは、以降モチベーションの問題に悩まされ、今も完全に克服できてはいない。この日は「あれからコースであまり気持ちが高まらないんだ」「どう影響してくるかは、よく分からない。対応の仕方も分からない」と明かしている。
マスターズ制覇後に取材に応じてこなかったのは、先月の全米プロゴルフ選手権の直前に、自身のドライバーがルール不適合と判定された情報がメディアにリークされたことも要因だという。
「フラストレーションを感じていたのは、どちらかと言えば君たち(マスコミ)に対してだ」と、マキロイは記者団にそう語り、「ただ、ここ数年はしっかりメディア対応してきたし、君たちというより、全体的に不満があったのかもしれない」とすると、リークについて「それも一因だった」と答えた。
松山英樹「全てうまくいかなかった。苦しい」 14オーバーの63位、首位と18打差で最終日へ
◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 第3日(14日、ペンシルベニア州・オークモントCC=7372ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、57位から出た松山英樹(LEXUS)は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの77と落とし、通算14オーバーの63位に後退した。4アンダーで首位のサム・バーンズ(米国)と18打差。
松山は大会を中継するU―NEXTのインタビューに応じ「全てうまくいかなかったですし、苦しいですね」と語った。
◆松山英樹・一問一答
「バーディー取れて良かったです」
―ショットの調子?
「全てうまくいかなかったですし、苦しいですね」
―ラフに行くと、パーを取るのは厳しいか。
「予選を通ったので、無理して(グリーンの)近くまでというところもあったけど、それがうまくいかなかった。その後のリカバリーもできなかったし、うまくいかないゴルフが続いた1日でしたね」
―17番でバーディー。パッティングはどうだったか。
「(同組のイングリッシュと)2人でバーディー1個なので、それはうれしいですよ」
―最終日に向けて。
「このコースにやられ続けているので、そこまでひどい内容じゃないと思うので、頑張ってアンダーパーを出したいと思います」
全米オープンで42年ぶりのホールインワン!
全米オープン選手権は13日、ペンシルベニア州オークモントのオークモントCC(パー70)で第2ラウンドが行われ、ビクトル・ペレス(フランス)選手が6番ホールでホールインワンを達成した。
オークモントCC開催の全米オープンでは1983年のスコット・シンプソン(米国)以来となる快挙。大会史上で54回目となる。
➡ホールインワン動画はこちら。
日本人最多メジャー50戦目 松山英樹はオークモント初アンダーも「信じていいのか…」
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
最終18番、松山英樹のプレーは完ぺきだった。フェアウェイのど真ん中を捉えたティショットから、残り193ydのアイアンも右サイドのピンにかぶせていくような軌道を描く。70㎝ほどに絡めるベタピンバーディで締めくくり、前回2016年大会では予選落ちを喫したオークモントCCで、通算6ラウンド目にして初アンダーパーとなる「68」をマークした。
➡詳しくはこちらでご確認下さい。
“エベレスト”を踏破したマキロイのフラストレーションとモチベーション
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)が6バーディ、3ボギーの「67」で回り、ジョン・ラーム(スペイン)と並ぶ最終日のベストスコアで17回目の全米オープンを締めくくった。
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メジャー最高額の優勝賞金は6億2000万円 松山英樹は42位でいくら稼いだ?
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(15日)◇オークモントCC(ペンシルベニア州)◇7372yd(パー70)
昨年からメジャー最高額の総額2150万ドル(約31億258万円、以降も現在のレートで換算)の賞金がかかる「全米オープン」を制したJ.J.スポーンが優勝賞金430万ドル(約6億2000万円)を獲得した。
2打差の通算1オーバー終えたロバート・マッキンタイア(スコットランド)は232万2000ドル(約3億3506万円)。2オーバー3位のビクトル・ホブラン(ノルウェー)は145万9284ドル(2億1058万円)を手にした。
14オーバーの63位タイから最終ラウンドを戦った松山英樹は3バーディ、1ボギーの「68」と巻き返して通算12オーバー。4人が並んだ42位タイの賞金額は7万2852ドル(約1052万円)だった。予選落ちしたプロにはそれぞれ1万ドル(約144万円)が支払われた。
男子メジャーの賞金額は「マスターズ」が総額2100万ドル(約30億3052万円)、「全米プロ」が1900万ドル(27億4166万円)。7月の最終戦「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)は、昨年実績で1700万ドル(24億5306万円)だった。
全米オープン同様、全米ゴルフ協会(USGA)が主催する2週前の「全米女子オープン」の賞金総額は1200万ドル(17億3091万円)。2人が並ぶ2位タイで終えた竹田麗央が105万2601ドル(1億5184万円)を獲得した。
タイトリスト、77年連続「全米オープン」ボール使用率No.1、なぜこの大会を最重要視するの?
アクシネットジャパンインクから、ツアーレポートが届いた。「名門オークモントカントリークラブは最高の準備で臨まなければならない舞台。だからこそ、今週の全米オープンでは出場選手の69%が『プロV1・プロV1x』をティアップ。これで、タイトリスト ゴルフボールは、77年連続全米オープンで使用率No.1を獲得しました」と、同社。
さらに、PGAツアーで6季連続No.1のドライバー、11季連続No.1のアイアンやウェッジも定位置のNo.1をキープ。「この非常に厳しいセッティングに挑む中、タイトリストのクラブもドライバー(37%)、アイアン(31%)、そしてボーケイ・デザインウェッジ(51%)も使用率No.1を獲得。他のどのブランドよりも多くのプレーヤーに選ばれています」と、最難関の舞台での結果に胸を張った。
米国アクシネット社もツアーレポートを更新し、契約外にて優勝したJ.J.スポーンの名を伏せて「優勝者のドライバー」についてこう明かしている。
「2025全米オープン優勝者は、3月初旬から現在のセットアップ(GT3 9.0、B1 SureFitホーゼル、Ventus Black Velocore+ 6X)を信頼しており、今年のザ・プレーヤーズ選手権で準優勝の時も全く同じ1Wの組み合わせを使用。優勝者は昨夏のロケット・モーゲージ・クラシックで競合作からGTに切り替えました。その数週前のメモリアルでGTがツアーデビューして以来、彼の初の出場機会となりました。
彼はGT2のボール初速向上に満足し、すぐにキャディバッグに入れました。数試合後の3Mオープンでは、タイトリストのツアー担当ラリー・シルベイラと相談してスピン量を調整した結果、やや少ないGT3に切り替え。その後、彼はGT3ドライバーを使い続けています。またGTへ移籍する前、彼はシーズンのSG:オフ・ザ・ティで146位でしたが、現在は51位で移行前より95位アップしています」(米国アクシネット社広報)
今週オークモントで同社製1Wを使用したのは58人(37%)で、競合より12人多い結果だったとか。同社が「全米オープン」の使用率を最重要視する理由は最も厳しいコースセッティングのため、世界トップ選手でもアンダーで回るのが難しく「全ての技量」が問われる大会だから。そのため、理想のボールとは「トータルパフォーマンスこそが大事」という、最も大切なことを教えてくれると言う。
「攻略のため、プレーヤーはボールに対して飛距離性能だけでなく、ターゲットをピンポイントでとらえる正確性、厳しい環境でも影響を受けにくい弾道の一貫性、そしてスコアリングの決め手になるショートゲームでのコントロール性能、パッティングを成功に導く打感・打音など、すべてにおいて最高の品質が求められます。『全米オープン』の厳しいコースセッティングが理想のボールとは何かを教えてくれるのです」(アクシネットジャパンインク広報)
【J.J.スポーンの使用ギア】
1W:タイトリスト GT3(9°24ベンタスブラック6X)
3,5W:テーラーメイド Qi10(15,18°ディアマナPD)
4I:スリクソンZXi5
5I~PW:スリクソンZXi7(DGツアーイシューX100)
W:クリーブランドRTX ZipCore(50)RTZ(54Full)RTX6 ZipCore(60Low)
PT:L.A.B. GOLF DF3
BALL:スリクソン Z-STAR♢
全米OPで“悪夢の一打”に唖然 完璧のはずが…観客悲鳴の20秒超 米同情「私ならここでやめる」
米男子ゴルフのメジャー大会・全米オープンは現地15日、ペンシルベニア州オークモントCC(7372ヤード、パー70)で最終日が行われた。首位と1打差の2位で出たJ.J.スパウン(米国)が通算1アンダーで優勝。歓喜の裏では、思わず唖然としてしまう不運の一打も。映像には米ファンから「最もアンラッキー」「気持ちはよくわかるよ」などと反響が寄せられた。
完璧……のはずだった。2番パー4の第2打。ボールはカップ手前に着弾したが、ワンバウンドしてからピンに当たった。ボールはカップからどんどん遠ざかり、下り傾斜にも乗って挙げ句の果てにはグリーンからこぼれてしまった。スパウンは20秒以上も転がり続けたボールを、苦々しい表情で見つめていた。
ギャラリーからも悲鳴が上がったこのシーン。全米オープン公式Xは「冗談でしょう!!」「J.J.スパウンは2打目でひどいブレイクに。旗のポールに当たって戻ってきてしまった」とつづって動画を公開。米ファンからも様々なコメントが集まった。
「私が今まで見た中で最もアンラッキーなブレイク」「ついていない日はついていないんだ」「自分ならここで(プレーを)やめるだろう」「神様が彼に優勝させたくないのか」「ああ、ゴルフの残酷さよ。ピンハイくらいだったはずが54ヤードも後退してしまった」「その気持ちは本当によくわかるよ」などと同情の声が続出。このホールをボギーとしたスパウンは結局、前半で5つスコアを落とした。
しかし、12番でこの日最初のバーディーを奪うなど後半は復活。最終18番で驚異的なロングパットを決めるなど、4バーディー、6ボギーの72。出場選手唯一のアンダーパーとなる通算1アンダーでメジャー初制覇を成し遂げた。
➡J.J.スパウン、“悪夢の一打”の動画はこちら。
ウッズの言葉を思い出し…悪天候中断が流れを変えた、JJスポーン、通算1アンダーで逆転優勝
◇15日 男子ゴルフメジャー 全米オープン最終日(米ペンシルベニア州、オークモントCC)
【オークモント(米ペンシルベニア州)テッド・ムース】34歳のJJスポーン(米国)が72で回り、通算1アンダーで逆転優勝した。メジャー初勝利、米ツアー2勝目。
風向きは変わる、だからじっと戦い続けなければいけない―。タイガー・ウッズ(米国)がかつて残した言葉を、スポーンはじっと信じて待っていた。1打差2位から出たが、立ち上がりは不運の連続で、6番までで5ボギーと最悪だった。2番では打球がピンに当たり、50ヤード近く戻ってぼうぜん自失。4番ではボールがバンカーをならすレーキに跳ねて、深いラフに入った。この時点では、優勝争いから脱落かと思わせた。
だが、8番を終えたところで、悪天候のため約1時間半プレーが中断。これが流れを変えるきっかけになった。ウッズの言葉を思い出したスポーンは、12番で12メートル、14番で6・5メートルを沈めて戦線復帰。上位陣がスコアを落とす中、1オンした17番もイーグル逃しのバーディーにし、1打リードを奪った。
そして、最終18番パー4で、最後の幸運が待っていた。ピン左20メートルに2オンしたが、大きくスライスしながら、下って上ってまた下る超高難度のラインが残った。ボギーならプレーオフ。だが、同じ組で後から2打目を打ったビクトル・ホブラン(ノルウェー)のボールが、ほぼ同じラインでスポーンの外側に止まった。先にパッティングしたホブランが2メートルほどオーバーさせたのをしっかり見たスポーンは、力加減を確信。真ん中からカップに沈めてみせた。
日没が迫って薄暗くなった中、スポーンはパターを放り投げ、キャディーと歓喜。涙を流しながら、妻、2人の娘と抱き合った。「昨夜は娘の体調が悪く、今朝も薬局に行くなどして、決していい朝ではなかった。でも、勝てなくても、家に帰れば家族がいる。不運が続いたが、自分を信じてよかった」。最高の父の日を、自ら演出した。
J.J.スポーンがメジャー初制覇「こんな結末を迎えるなんて夢のよう」
15日、今年の全米オープンはオークモントCC(ペンシルベニア州)の難コースと悪天候が選手たちを苦しめたが、その中で歓喜のフィナーレを迎えたのはJ.J.スポーン(米)だった。第125回大会を制し、キャリア最大の瞬間を迎えた男は、静かにそして熱く、自らの道のりを振り返った。
「上手くいかないときでも、とにかく一打一打に集中しようとした。ずっと自分の中で深く掘り下げるようにしてきた。これは、人生ずっとやってきたことなんです」
試合中に何度も訪れた試練を前に、スポーンは信じる力と集中力を絶やさなかった。中でも勝負を分けたのは、雨による90分の中断後のプレーだった。「(3月の)プレーヤーズでも中断があって、そこで立て直してプレーオフまでいけた」と語るように、経験と冷静さがその後の流れを引き寄せた。
最終18番ホール。パターを構えるスポーンの前に立ちはだかったのは雨に濡れたグリーン、そして自らの緊張だった。「スコアボードは見なかった。でも、ギャラリーの反応から、2パットで勝てるだろうとは感じていた。ただ、守りに入って3パットをするのが怖くて、あえて見なかった」
先に同じようなラインを打ったヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)のパットがスポーンに大きなヒントを与えた。読みとスピードを完璧に合わせたスポーンのパットは、カップへ吸い込まれていった。「ヴィクトルのおかげで助かった。入ったときは本当に信じられなかった。まさに夢のような瞬間だった」
その夢の舞台に立つまでの道のりは決して平坦ではなかった。少年時代、アカデミーや全米ジュニア育成の王道ルートを通らず、地元の大会から一歩ずつ這い上がってきた。「ジュニアゴルフ、大学ゴルフ、プロ転向、そして今、全米オープンのトロフィーを手にしたんだ」
そして、今大会の優勝を後押ししたのは、これまでに経験してきた敗北の数々だった。「繰り返しこの位置に来れば、いつかは勝てると思っていた。とにかくそこに居続けることが大事。それが結果につながったと思う」
この勝利の瞬間に、家族の存在は欠かせなかった。特に父の日でもあったこの日、スポーンにとって最高のプレゼントは、娘たちの笑顔だった。「娘たちと会えた瞬間は、本当に胸が熱くなった」
全米オープンという舞台で、誰もが憧れる劇的な勝利。そしてその裏にあったのは、家族への愛、仲間の支え、そして何より「諦めない心」だった。「困難があっても諦めない。過去にもスランプがあったが、いつも乗り越えてきた。今回も同じように自分に『やれる』と言い聞かせてきた」
ホールアウト後、娘を抱いて階段を上るその姿は、すべてを象徴していた。「こんな結末を迎えるなんて夢のようだ。一生忘れない」
夢を諦めなかった男が、父として、ひとりのゴルファーとして、この上ない形で報われた日。雨のオークモントで刻まれたスポーンの軌跡は、記録ではなく、記憶として多くの人の胸に残り続けるだろう。
ゴルフ全米OPでロッカー破壊の蛮行か 23年覇者が予選落ちに激怒と米報道「謝罪の見通しだ」
米男子ゴルフのメジャー大会・全米オープンは15日(日本時間16日)、ペンシルベニア州オークモントCCで最終日が行われた。米メディアは、かつてこの大会を制した選手がロッカーで問題行動を起こした疑いがあると報道。「怒りのあまり2つのロッカーを壊した」などと伝えられ、選手もその行為を認めているとされている。
米ゴルフ専門サイト「ゴルフ.com」は「元全米オープン覇者が、歴史あるオークモントのロッカーを破壊した疑い」との見出しで記事を掲載。2023年に全米オープンを制したウィンダム・クラークが、オークモントCCのロッカーを2つ、怒りに任せて壊したと伝えた。
クラークは第2ラウンドの最終ホールでボギーを叩き、1打差で予選落ちとなった。その後に「激怒」したとされている。記事では全米ゴルフ協会(USGA)の広報担当者が「選手の行動に関する件については、選手およびそのチームと直接やりとりする。共有すべき情報があれば、適切なタイミングで公表する」と述べたとされたほか「この件に詳しい情報筋は、クラーク本人が自らの行為を認めており、謝罪がなされる見通しであると語った」と報じられている。
同メディアは、クラークがこの全米プロゴルフ選手権の最終ラウンドで、怒りに任せて16番ホールに設置されていた看板を叩き壊し、謝罪していたとも紹介。短期間で2度の問題行動があったとしている。
記事では壊されたとされるロッカーについて「クラブと同様に、オークモントのロッカールームも歴史に満ちており、その敷地が誇るチャンピオンシップの伝統を物語る記念品があふれている」とも伝えている。
松山英樹「最後のアンダーパーを自信に」次戦は昇格大会「もっと精度を高めないと」
◇米男子ゴルフツアー 全米オープン最終日(2025年6月15日 米ペンシルベニア州 オークモントCC=7372ヤード、パー70)
最終ラウンドが行われ、63位から出た松山英樹(33=LEXUS)は3バーディー、1ボギーの68で回り、通算12オーバーで競技を終了した。
最終ラウンドが行われ、63位から出た松山英樹(33=LEXUS)は3バーディー、1ボギーの68で回り、通算12オーバーで競技を終了した。
――ドライバーは落ち着いてきた?
「これが本当に良くなってるのか、そうではないのかと疑問は凄く残りますけど、最後もフェアウエーに行きましたし、捉えてるところが多かったんで、この感じでやっていけばいいのかいけないのか、そこも含めてまた明日から練習したいなと思います」
――首のこともあったが全米オープンの4日間を振り返って?
「試合をやりながらアジャストするのは難しいコンディション、コースなので、もっと早い段階で今日のようなショットが打てる状態にしてこないといけないってのはわかってるんですけど、なかなかそれができなかった。そういう戦いがもう半年ぐらい続いてますけど、最後のアンダーパーを自信に変えて頑張りたいなと思います」
――このスコアの鬱憤はどこで晴らしますか?
「とりあえず寝ます」
――来週はシグネチャーイベント(昇格大会)のトラベラーズ選手権(コネチカット州)です。
「コースが全然変わりますし、ティーショットの狙いどころも狭いコースなんで、もっと精度を高めていかないと優勝争いは厳しいと思うので。今日はゆっくり寝れそうなんで、また頑張ります」