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NBAの最強選手は誰?歴代最強(GOAT)、現役最強選手について解説

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「NBAで一番すごい選手は誰か」という話題は、ファンのあいだで何十年も続いている定番の議論です。マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズのどちらが上かは、今でも意見が分かれます。

この記事では、歴代最強選手(GOAT)は誰なのかを、実績や時代背景をふまえて解説します。あわせて、今のNBAで最強と呼ばれる現役選手や、NBAの歴史に名を残した名選手も紹介します。

歴代最強選手(GOAT)は誰?

GOATとは「Greatest Of All Time」の略で、「史上最高の選手」という意味です。NBAのGOAT論争では、マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズの2人が中心になります。

どちらを選ぶかは、「全盛期の強さ」と「キャリア全体の実績」のどちらを重視するかで変わってきます。

キャリアのピークが最も凄かったのはマイケル・ジョーダン

全盛期の強さで比べるなら、多くの人が名前を挙げるのがマイケル・ジョーダンです。1984年にブルズに入団し、1990年代に2度の3連覇、合計6回の優勝を果たしました。

ジョーダンの特徴は、勝負どころでの圧倒的な強さです。NBAファイナルには6回進出して6回とも優勝し、6回すべてでファイナルMVPに選ばれています。ファイナルで一度も敗退しなかったことが、「史上最強」と呼ばれる大きな理由です。

個人成績も飛び抜けています。得点王は10回で、シーズンMVPは5回です。キャリア平均30.1得点はNBA史上最高の数字です。1988年には最優秀守備選手賞も受賞しており、攻撃だけでなく守備でもリーグ最高クラスでした。

キャリア全体ではレブロン・ジェームズに軍配か

一方、キャリア全体の実績で比べると、レブロン・ジェームズが上回る部分が多くあります。2003年に高校から直接NBA入りし、2026-27シーズンはNBA史上最長となる24シーズン目を迎えています。

2023年には、カリーム・アブドゥル・ジャバーが持っていた通算得点記録を抜き、歴代1位になりました。2025-26シーズン終了時点の通算得点は4万3,440点です。得点だけでなく、アシストやリバウンドでも歴代上位に入る万能さが特徴です。

NBAファイナルには10回進出し、優勝はヒート、キャバリアーズ、レイカーズで計4回です。ファイナルでは6回敗退していますが、ウォリアーズやスパーズなど、その時代の最強チームと何度も戦ってきました。

シーズンMVPとファイナルMVPもそれぞれ4回受賞しています。

40歳を過ぎてもトップレベルでプレーを続けており、長く高い水準を保ってきたことは、ジョーダンにはない強みです。

2026年の夏にはレイカーズを離れ、76ersに移籍しました。

マイケル・ジョーダンレブロン・ジェームズ
優勝6回4回
ファイナル成績6回進出うち6回優勝10回進出うち4回優勝
シーズンMVP5回4回
ファイナルMVP6回4回
キャリア平均得点30.1点(歴代1位)約27点
通算得点3万2,292点4万3,440点(歴代1位)
在籍シーズン15シーズン24シーズン目(歴代1位)
※2026年10月時点の情報です。得点はレギュラーシーズンの記録です。

表で見ると、ジョーダンは「優勝やMVPの質」、レブロンは「積み上げた数字」で上回っていることがわかります。どちらを重視するかで答えが変わるのが、GOAT論争がいつまでも終わらない理由です。

戦術やルールが変化したため、単純比較は難しい

そもそも、時代の違う選手を数字だけで比べるのは難しい面があります。NBAのルールや戦術は、時代とともに大きく変わってきたからです。

たとえば、ジョーダンの時代はゴール下での攻防が中心でしたが、今はスリーポイントシュートを多く打つのが当たり前になり、1試合の得点も増えています。

守備のルールも変わりました。2004年ごろからは、ディフェンスが手で相手を押さえる「ハンドチェック」が厳しく取り締まられるようになり、攻撃側が有利になったといわれています。

ジョーダンは体をぶつけ合う激しい守備のなかで点を取っていたため、今のルールならもっと得点していたという見方もあります。

選手の体格やトレーニング、チーム数も時代によって違います。だからこそ、GOATは一人に決めるより、それぞれの時代で何を成し遂げたかを知るほうが、NBAの歴史を楽しめます。

現役最強選手は誰?

現役選手のなかで「最強」の候補に挙がるのが、ニコラ・ヨキッチ、シェイ・ギルジャス・アレキサンダー、ビクター・ウェンバンヤマの3人です。2025-26シーズンのMVP投票でも、この3人が上位を占めました。

ニコラ・ヨキッチ

ニコラ・ヨキッチは、ナゲッツに所属するセルビア出身のセンターです。2014年のドラフトで全体41位という低い順位で指名されましたが、そこからリーグを代表する選手に成長しました。

最大の武器は、センターとは思えないパスの技術です。身長211cmの大型選手でありながら、ガードのように試合を組み立てられます。

2021年、2022年、2024年と3度のシーズンMVPを受賞し、2023年にはナゲッツを初優勝に導いてファイナルMVPにも選ばれました。

2025-26シーズンは平均27.7得点、12.9リバウンド、10.7アシストを記録しました。得点・リバウンド・アシストのすべてで平均2ケタを記録する「シーズン平均トリプルダブル」を、2シーズン続けて達成しています。

シェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)

シェイ・ギルジャス・アレキサンダーは、サンダーに所属するカナダ出身のガードです。名前が長いため、「SGA」の愛称で呼ばれています。

2024-25シーズンには平均32.7得点で得点王になり、シーズンMVP、ファイナルMVP、優勝をすべて手にしました。

2025-26シーズンも平均31.1得点を記録し、2年連続でシーズンMVPを受賞しています。2年連続のMVPは、NBA史上14人目の快挙です。

相手の重心をずらすドリブルと、ゴール近くでのやわらかいシュートが持ち味です。1on1では現役で最も止められない選手との評価もあります。

2025-26のレギュラーシーズンは出場したすべての試合で20得点以上を記録しており、安定感では現役でも群を抜いています。

ビクター・ウェンバンヤマ

ビクター・ウェンバンヤマは、スパーズに所属するフランス出身の選手です。2023年のドラフトで全体1位指名を受け、1年目に新人王を獲得しました。身長は224cmあり、その長さを生かしたブロックで相手のシュートを次々と止めます。

2025-26シーズンは平均25.0得点、11.5リバウンドを記録し、ブロック数はリーグ1位でした。最優秀守備選手賞では、NBA史上初の満票で受賞しています。22歳での受賞は史上最年少です。

チームもレギュラーシーズンを62勝20敗で終え、NBAファイナルまで勝ち進みました。ファイナルではニックスに敗れましたが、まだ20代前半で、これから何度もMVPを争う存在になるとみられています。

偉大な活躍をした歴代選手

ジョーダンとレブロン以外にも、偉大な選手はたくさんいます。ここでは、NBAの歴史に大きな足跡を残した5人を紹介します。

ウィルト・チェンバレン

ウィルト・チェンバレンは、1960年代を中心に活躍したセンターです。1試合100得点という、今も破られていないNBA記録を持っています。

1961-62シーズンには、シーズン平均50.4得点という信じられない数字を残しました。1試合55リバウンドの記録も持っており、個人成績の面ではNBA史上最も規格外の選手といわれています。シーズンMVPは4回、優勝は2回です。

ビル・ラッセル

ビル・ラッセルは、セルティックスで活躍したセンターです。13シーズンのキャリアで11回の優勝を果たしており、これはNBA史上最多の記録です。

得点よりも、ブロックやリバウンドなどの守備でチームを勝たせる選手でした。シーズンMVPも5回受賞しています。その功績をたたえて、現在のファイナルMVPのトロフィーには「ビル・ラッセル」の名前がつけられています。

カリーム・アブドゥル・ジャバー

カリーム・アブドゥル・ジャバーは、バックスとレイカーズで20シーズンにわたって活躍したセンターです。高い打点から放つ「スカイフック」は、誰にも止められないシュートとして知られていました。

シーズンMVPはNBA史上最多の6回、優勝も6回経験しています。通算3万8,387得点は、2023年にレブロンに抜かれるまで、約39年間にわたって歴代1位の記録でした。

コービー・ブライアント

コービー・ブライアントは、20シーズンすべてをレイカーズで過ごしたスコアラーです。ジョーダンに最も近い選手といわれ、プレースタイルもよく比較されました。

優勝は5回で、2006年には1試合81得点を記録しました。これはチェンバレンの100得点に次ぐ2番目の記録として長く続きましたが、2026年にマイアミ・ヒートのバム・アデバヨが83得点を記録し塗り替えられました。

どんなに苦しい場面でも勝負を挑み続ける姿勢は「マンバ・メンタリティ」と呼ばれ、今も多くの選手に影響を与えています。

2020年1月にヘリコプター事故で亡くなりましたが、日本でも根強い人気のある選手です。

ステフィン・カリー

ステフィン・カリーは、ウォリアーズ一筋でプレーしている現役のガードです。スリーポイントシュートの通算成功数はNBA歴代1位で、NBAの戦術そのものを変えた選手といわれています。

カリーが遠くからでもスリーポイントを決め続けたことで、どのチームもスリーポイントを多く打つようになりました。前の章で触れた「時代による戦術の変化」をつくった張本人ともいえます。

優勝は4回、シーズンMVPは2回で、2016年のMVPはNBA史上初の満票での受賞でした。2026-27シーズンも、ウォリアーズの中心としてプレーを続けています。

まとめ

NBAの歴代最強選手は、マイケル・ジョーダンかレブロン・ジェームズという見方が一般的で、この論争はどのコミュニティでもヒートアップする議論です。

ただ、時代によってルールや戦術が違うため、どちらが上かは見る人の基準で変わります。どの時代にNBAを見ているかによっても影響されるでしょう。

現役では、ヨキッチ、SGA、ウェンバンヤマの3人が「最強」の座を争っています。

現役選手が何度も優勝を重ねれば、GOAT論争に加わる可能性も0ではありません。

今まさに歴史をつくっている選手たちのプレーを、ぜひ試合で確かめてみてください。