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都市対抗野球2025の視聴方法!テレビ放送/配信サービス、無料で見る方法も紹介!

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社会人野球の最高峰である第96回都市対抗野球大会が2025年8月28日から9月8日まで東京ドームで開催されます。

32チームが黒獅子旗を目指して熱戦を繰り広げる注目の大会を、さまざまな方法で視聴できます。

本記事では、テレビ放送から配信サービス、無料視聴の方法まで詳しく解説します。

目次

都市対抗野球2025の視聴方法

都市対抗野球2025を楽しむためには、複数の視聴方法が用意されています。

J SPORTSオンデマンドでの配信視聴、テレビ放送での視聴、毎日新聞の特集サイトでの情報確認など、視聴者のニーズに合わせて選択できます。

J SPORTSオンデマンド

J SPORTSの公式動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」では、都市対抗野球2025の全試合をライブ配信します。

PC・スマートフォン・タブレット・テレビアプリで視聴でき、Fire TV、Android TV、Apple TV、Chromecastなどのデバイスに対応しています。

同一アカウントで同時2デバイスまで視聴可能となっており、視聴には二要素認証の設定が必要です。

JSPORTSオンデマンドの料金プラン

J SPORTSオンデマンドには、視聴したいスポーツジャンルに合わせて選べるパックがあります。

都市対抗野球を視聴する場合、「野球パック」または全ジャンル視聴可能な「総合パック」が選択肢となります。

パック種類料金
総合パック(月額)2,980円(税込)
総合年間パック26,820円(税込)
野球パック(月額)2,580円(税込)
※本記事の内容は、2025年8月時点の情報に基づいています。最新情報は公式サイトでご確認ください。

25歳以下なら全パック半額!

J SPORTSオンデマンドでは、13歳以上25歳以下の方を対象に「U25割」が適用されます。

適用条件は13歳以上25歳以下で、25歳到達日以降最初の3月31日まで利用可能です。

本人確認書類のアップロードが必要で、12歳以下はサービス利用不可となっています。

パック種類(U25割)料金
総合パック(月額)1,490円(税込)
野球パック(月額)1,290円(税込)
※本記事の内容は、2025年8月時点の情報に基づいています。最新情報は公式サイトでご確認ください。

対象外になった場合は自動で一般料金に切り替わります。

J SPORTSオンデマンドの登録方法

J SPORTSオンデマンドの登録は以下の手順で行えます。

  1. J SPORTS IDの新規会員登録ページにアクセス
  2. 登録方法を選択(ソーシャルアカウント・LINE ID・Apple ID、またはメールアドレス)
  3. メールアドレスで登録する場合、確認メールが届くため案内に従って登録
  4. J SPORTS ID登録完了後、J SPORTSオンデマンドで視聴したいパックを購入

J SPORTSオンデマンドは、スマートフォン、タブレットの他、Google Chromecast、AppleTV、Fire TV、Android TVなどを利用してテレビ画面でも楽しめます。

ただし、1アカウントにつき同時に視聴できるのは2デバイスのみです。

J SPORTS

BS/CS放送のJ SPORTSでも、都市対抗野球2025の全試合を放送します。

テレビ放送で視聴する場合は、スカパー!経由でJ SPORTS 1+2+3+4(BS242〜245)を契約するのが基本です。

BSのJ SPORTS 1〜4チャンネル視聴が可能で、放送契約者はスカパー!番組配信でスマートフォン・PC等でも一部視聴できます。

録画・保存が可能なのは放送契約側の利点となっており、「スカパー!番組配信」を利用すれば、追加料金なしでスマホやタブレットなどでも視聴できます。

スカパーで契約した場合の料金

J SPORTSをスカパー!で視聴する料金は、月額2,980円(税込)のJ SPORTS 1+2+3+4と基本料429円(税込)を合わせて、月額合計3,409円(税込)となります。

項目料金
J SPORTS 1+2+3+4月額2,980円(税込)
スカパー!基本料月額429円(税込)
合計料金月額3,409円(税込)

加入月は基本料と視聴料が無料になります。

J SPORTS 1から4までの4チャンネルセットを視聴でき、J SPORTSは4つのチャンネルがあり、契約プランによって視聴できるチャンネルが異なるため、野球以外のスポーツも幅広く楽しめます。

毎日新聞LIVE(無料)

毎日新聞の「都市対抗野球2025」ページにて全試合無料ライブ配信されます。

毎日新聞は特集ページで、日程・結果一覧やトーナメント表を掲載しています。

速報・結果確認の主要情報源として有用で、東京ドーム開催、期間、各日カード掲出の情報を提供。

毎日新聞公式Xでは大会情報を随時更新しており、組み合わせ決定や試合情報をリアルタイムで確認できます。

特集トップでは組み合わせ・ニュースを掲載し、日程・結果では各日のカードを確認できます。

JABA station The 社会人野球(ハイライト映像のみ)

JABA(日本野球連盟)の公式サイトは大会情報・チケット情報・日程などの公式アナウンスを担います。

映像配信はハイライト中心の傾向があり、地域・大会により提供形態が異なるため、都度の告知を確認する必要があるでしょう。

JABA公式サイトでは大会情報・チケット情報・日程などの公式アナウンスを確認でき、ハイライト映像の提供も行っています。

無料での公式ライブ配信は原則用意されないため、無料視聴は「会員無料」対象のオンデマンド番組や毎日新聞特集の試合日程・結果・記事を活用するのが現実的です。

都市対抗野球2025の日程

第96回大会は2025年8月28日(木)から9月8日(火)までの12日間、東京ドームで開催されます。

試合開始時間は3試合日が10:00・14:00・18:00、2試合日が14:00・18:00、初日18:30、決勝18:00となっています。

日程ラウンド
8月28日〜9月2日1回戦
9月3日〜5日2回戦
9月5日〜6日準々決勝
9月7日準決勝
9月8日決勝戦

都市対抗野球2025の出場チーム

全国の予選を勝ち抜いた32チームが出場します。各地区の代表チームと出場回数は以下の通りです。

地区順位都市チーム出場回数
推薦横浜市三菱重工East3年連続15回目
北海道札幌市JR北海道クラブ5年ぶり17回目
東北仙台市JR東日本東北5年連続31回目
東北にかほ市TDK3年ぶり18回目
北信越長野市信越クラブ6年ぶり25回目
北関東太田市SUBARU3年連続30回目
北関東鹿嶋市日本製鉄鹿島2年ぶり23回目
北関東日立市日立製作所3年ぶり41回目
南関東さいたま市日本通運11年連続50回目
南関東千葉市JFE東日本2年連続27回目
東京東京都鷺宮製作所3年ぶり17回目
東京東京都東京ガス5年連続26回目
東京東京都Honda2年ぶり38回目
東京東京都JR東日本16年連続28回目
西関東横浜市ENEOS6年連続55回目
西関東川崎市東芝2年ぶり45回目
東海豊田市トヨタ自動車11年連続27回目
東海大垣市西濃運輸5年連続42回目
東海鈴鹿市Honda鈴鹿3年ぶり27回目
東海岡崎市三菱自動車岡崎3年連続15回目
東海浜松市ヤマハ7年連続46回目
東海春日井市王子3年連続20回目
近畿大阪市NTT西日本11年連続36回目
近畿大阪市日本生命3年連続64回目
近畿姫路市日本製鉄瀬戸内2年連続34回目
近畿大阪市大阪ガス3年ぶり29回目
近畿門真市パナソニック2年ぶり57回目
中国広島市JR西日本4年連続8回目
中国福山市・倉敷市JFE西日本4年連続14回目
四国高松市JR四国2年ぶり14回目
九州福岡市西部ガス2年ぶり8回目
九州大津町Honda熊本2年ぶり18回目

都市対抗野球2025 試合日程  ※随時更新

7月19日に実施された組み合わせ抽選により、32チームによる本大会のトーナメント表が決定しました。

1回戦の注目カードをお知らせします。

前回王者の三菱重工EastとNTT西日本による開幕戦は、大会初日の目玉カードです。

NTT西日本は11年連続36回目の出場を誇る強豪チームで、三菱重工Eastの連覇阻止を狙います。

トヨタ自動車とJR東日本東北の一戦も見どころのひとつです。

トヨタ自動車は11年連続27回目、JR東日本東北は5年連続31回目の出場で、ともに安定した実力を誇るチーム同士の対戦となります。

第96回都市対抗野球大会 試合結果 ※随時更新

1回戦 三菱重工East vs NTT西日本

試合日8月28日
試合結果✕三菱重工East 1-2 NTT西日本〇
本塁打NTT西日本:北條 1号(9回表2ラン)
バッテリーNTT西日本:浜崎、渡辺、 大江- 辻本
三菱重工East:本間、長島、野中 – 対馬

戦評

9回の攻防を制したNTT西日本が次戦へ駒を進めました。試合は両チームとも無得点のまま最終9回を迎えます。先行のNTT西日本は、1死一塁から元阪神の北條選手がレフトスタンドへ2ランを放って先制しました。その後の守りでは1点を失うものの、リードを守って逃げ切りました。一方の三菱重工Eastは、先発・本間投手ら全3投手が相手打線を2点に抑えるも打線にあと1本が出ず、惜敗となりました。

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1回戦 日本通運 vs 日本製鉄瀬戸内

試合日8月29日
試合結果✕日本通運 3-4 日本製鉄瀬戸内〇
本塁打
バッテリー日本製鉄瀬戸内:杉本、下堂、 西、川瀬- 福井
日本通運:相馬、清水、平元、山本晃 – 山本空

戦評

1点をめぐる攻防を制した日本製鉄瀬戸内が2回戦に進出しました。序盤に2点を取った後に迎えた4回、2死二三塁の場面から福井選手がセンターへの適時打でさらに2点を追加しました。一方の日本通運は、4点をリードされるも中盤に3点を取って追い上げましたが、あと一歩及びませんでした。

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1回戦 JR四国 vs 三菱自動車岡崎

試合日8月29日
試合結果✕JR四国 1-3 三菱自動車岡崎〇
本塁打
バッテリー三菱自動車岡崎:秋山、田中、 戸田、秋山、清川- 西川
JR四国:近藤、川合- 小林

戦評

次の1点をもぎ取った三菱自動車岡崎が2回戦へ進出です。1点先制されて迎えた4回、2死一二塁から伊藤選手がセンターへの同点適時打を放って試合をふりだしに戻します。続く5回には2死三塁の場面で豊住選手が勝ち越し適時三塁打でリードし、平野選手の打撃でさらに追加点を挙げて3-1と点差を広げてそのまま勝利しました。一方のJR四国は、過去、独立リーグ香川でも活躍した近藤投手が先発するも、先制点を守れず初戦敗戦となりました。

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1回戦 JR東日本 vs 東芝

試合日8月29日
試合結果〇JR東日本 9x-8 東芝✕
本塁打JR東日本:菅田 1号(4回裏2ラン)
バッテリー東芝:笹森、浅野、 松山、神野、藤村- 中村
JR東日本:堀、西居、西田- 小藤、草部

戦評

強豪対決をサヨナラ勝ちで制したJR東日本が2回戦進出です。序盤に3点リードを許しますが迎えた4回、1死二塁から菅田選手がレフトスタンドへ飛び込む2ランを放って反撃を開始します。その後は杉崎成選手が満塁から走者一掃の適時打を打つなど一挙5得点で逆転に成功しました。しかし、投手陣が打たれて同点に追いつかれます。そして8-8で迎えた9回、1死一塁から篠田選手がセンターへのサヨナラ適時二塁打を打ち勝利を収めました。一方の東芝は一時は逆転を許すも中盤から追い上げて同点としましたが、あと一歩のところで勝利を逃しました。

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1回戦 鷺宮製作所vsTDK

試合日8月30日
試合結果○鷺宮製作所 5-4 TDK✕
本塁打鷺宮製作所:向山 1号(2回・2ラン)
TDK:水野 1号(2回・ソロ)、打川 1号(9回・2ラン)
バッテリー鷺宮製作所:竹丸、菊地、門間、中島
TDK:小島、高橋、鈴木、田中

戦評

第96回都市対抗野球大会の第3日(30日)、東京ドームで行われた1回戦で、鷺宮製作所がTDKを5-4で破り、2020年以来5年ぶりに初戦を突破しました。試合は、鷺宮製作所が二回に向山の2ランで逆転し、六回にも得点を重ねてリードを広げました。先発の左腕・竹丸は6回を8奪三振の好投を見せました。TDKは九回に打川の2ランで追い上げましたが、あと1点届きませんでした。

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1回戦 トヨタ自動車vsJR東日本東北

試合日8月30日
試合結果✕トヨタ自動車 3-5 JR東日本東北○
本塁打
バッテリートヨタ自動車:増居、川本、嘉陽
JR東日本東北:早坂、津高、武田

戦評

第96回都市対抗野球大会の第3日(30日)に東京ドームで行われた1回戦では、前回準優勝の仙台市・JR東日本東北が豊田市・トヨタ自動車を延長10回のタイブレークの末、5対3で下し、5年連続の2回戦進出を果たしました。一方、豊田市は4年連続で初戦突破を逃しました。

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1回戦 西濃運輸vs日本生命

試合日8月30日
試合結果✕西濃運輸 5-6 日本生命○
本塁打日本生命:木倉(7回ソロ)
西濃運輸:小中(9回ソロ)
バッテリー日本生命:谷脇、高木、斎藤
西濃運輸:池田、山下、喜久川、塩本

戦評

第96回都市対抗野球大会の第3日(30日)、東京ドームで行われた1回戦で、日本生命(大阪市)が西濃運輸(大垣市)を延長12回タイブレークの末、6-5で勝利し、8強入りを果たしました。日本生命は2019年以来、6年ぶりに初戦を突破しました。一方、西濃運輸は2年連続の2回戦進出を逃しました。試合は延長12回の接戦となり、日本生命が三島のスクイズなどで勝ち越し、粘る西濃運輸を振り切りました。

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1回戦 Honda鈴鹿vsJFE西日本

試合日8月31日
試合結果✕Honda鈴鹿 2-5 JFE西日本○
本塁打JFE西日本:篠原(8回ソロ)
Honda鈴鹿:藤江(2回ソロ)、長野(5回ソロ)
バッテリーHonda鈴鹿:井村、田中
JFE西日本:西野、筒井、岩本、津山、下江、本田、長野

戦評

第96回都市対抗野球大会の第4日(31日)、東京ドームで行われた1回戦で、福山市・倉敷市・JFE西日本が鈴鹿市・Honda鈴鹿を5-2で破り、2022年以来3年ぶりに初戦突破を果たしました。一方、Honda鈴鹿は5年ぶりの2回戦進出は叶いませんでした。試合は、JFE西日本が終盤に長打や小技を駆使して逆転し、篠原のソロホームランや永山のスクイズで勝利を収めました。Honda鈴鹿は藤江と長野のソロホームランでリードしていましたが、六回以降の得点機を生かせず敗れました。

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1回戦 SUBARUvs東京ガス

試合日8月31日
試合結果○SUBARU 8-3 東京ガス✕
本塁打
バッテリーSUBARU:八野田、谷内
東京ガス:伊東、長久保、野沢、寺嶋、寺沢、清水

戦評

第96回都市対抗野球大会は第4日の31日、東京ドームで1回戦があり、太田市・SUBARUが東京都・東京ガスに勝ち、3年連続で初戦を突破した。前回大会4強の東京ガスは2年ぶりに2回戦に進めなかった。SUBARUが試合序盤3回に5点をあげ、試合の主導権を握った。その後、4回、7回に追加点をあげ、東京ガスを突き放した。一方、東京ガスは7回にようやく3点をあげたが、反撃及ばず敗退した。

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1回戦 HondavsJFE東日本

試合日8月31日
試合結果✕Honda 5-6 JFE東日本○
本塁打JFE東日本:大森(2回ソロ)、平山(6回2ラン)
Honda:三浦(9回2ラン)
バッテリーJFE東日本:山田、蒔田、本定、金田、林
Honda:東野、上出、千葉、岡野

戦評

第96回都市対抗野球大会の第4日(31日)に東京ドームで行われた1回戦で、千葉市のJFE東日本が東京都のHondaを6-5で破り、4年ぶりに初戦突破を果たしました。Hondaは第91回大会以来の優勝から5年ぶりの2回戦進出は叶いませんでした。試合は一進一退の攻防となり、JFE東日本は二回に大森のソロホームラン、六回に代打・平山の2ランホームラン、七回には四球などで追加点を挙げ、投手陣も継投で粘り強く守り抜きました。Hondaも九回に三浦の2ランホームランで追い上げましたが及びませんでした。

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1回戦 王子vsパナソニック

試合日9月1日
試合結果〇王子 7x-6 パナソニック✕
本塁打王子:前田1号(5回ソロ)
バッテリーパナソニック:柿本、斎藤、榎本、定本-川上
王子:九谷、柳橋、宮崎、浅井-細川

戦評

第96回都市対抗野球大会は第5日の1日、東京ドームで1回戦があり、春日井市・王子が十回タイブレークの末に門真市・パナソニックに7-6で勝ち、2年ぶりの本大会勝利を挙げた。2年ぶりに出場した門真市は初戦突破はならなかった。 

王子は2点差の9回に細川のタイムリーヒットなどで同点に追いつき、タイブレークの延長10回に4点を挙げ、逆転勝利。一方パナソニックはタイブレークの延長10回に3点を挙げ、リードしたものの守りきれなかった。

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1回戦 大阪ガスvs信越クラブ

試合日9月1日
試合結果○大阪ガス 4-1 信越クラブ✕
本塁打
バッテリー信越クラブ:佐渡、宮野、松田
大阪ガス:大宮

戦評

第96回都市対抗野球大会は第5日の1日、東京ドームで1回戦があり、大阪市・大阪ガスが長野市・信越クラブに勝ち、第92回大会(2021年)以来、4年ぶりに2回戦に進出した。信越クラブは、10年ぶりの初戦突破はならなかった。

大阪ガスは1回、2回、5回とコンスタントに得点し、信越クラブを突き放す。投げては大宮投手が相手打線を4安打1失点に抑え完投した。一方、信越クラブは大宮投手に4安打に抑えられ、見せ場を作れなかった。

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1回戦 Honda熊本vsヤマハ

試合日9月1日
試合結果✕Honda熊本 1-4 ヤマハ○
本塁打ヤマハ:矢幡(2回3ラン)
Honda熊本:中島(8回ソロ)
バッテリーHonda熊本:横川、寺沢、安里、片山
ヤマハ:佐藤

戦評

第96回都市対抗野球大会は第5日の1日、東京ドームで1回戦があり、浜松市・ヤマハが大津町・Honda熊本に4―1で勝ち、準優勝した第94回大会(2023年)以来、2年ぶりに2回戦に進んだ。

ヤマハは2回に矢幡の3ランで先制し、5回に追加点を挙げる。投げては先発・佐藤廉が7安打9奪三振1失点の粘りの投球で完投した。

一方、Honda熊本は7安打しながらも攻撃が繋がらず、8回中島のソロ本塁打の1点に終わった。

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1回戦 日立製作所vs西部ガス

試合日9月2日
試合結果✕日立製作所 0-4 西部ガス○
本塁打西部ガス:古川1号(5回ソロ)
バッテリー西部ガス:村田、岩崎、大畑
日立製作所:宮下、田川、生井、河北

戦評

2年ぶり8度目出場の西部ガス(福岡市)が3年ぶり41度目出場の日立製作所(日立市)を破り5年ぶりの白星を挙げた。日立製作所は、4年ぶりの2回戦進出はならなかった。

西部ガスの先発マウンドに上がった右腕の村田健は立ち上がりから安定した投球を披露。スライダーやシンカーなどを巧みに織り交ぜて12三振を奪い7回無失点と好投した。打線も初回に井手隼斗の左犠飛で先制。3回は2死二塁から永利拓也の適時二塁打で追加点を挙げた。5回には古川朋樹が左翼席へ運ぶソロを放って加点した。9回は平野友都が中前適時打をマークした。

一方、日立製作所は西部ガス投手陣に15奪三振を喫するなど、攻撃が機能せずに敗退した。

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1回戦 日本製鉄鹿島vsJR北海道クラブ

試合日9月2日
試合結果○日本製鉄鹿島 5-4 JR北海道クラブ✕
本塁打JR北海道クラブ:高橋(6回ソロ)
バッテリー日本製鉄鹿島:土屋、金城
JR北海道クラブ:内沢、岩崎、村上

戦評

第96回都市対抗野球大会は第6日の2日、東京ドームで1回戦があり、鹿嶋市・日本製鉄鹿島が札幌市・JR北海道クラブに延長十回タイブレークの末に5―4で勝ち、第93回大会(2022年)以来、3年ぶりに初戦を突破した。

JR北海道クラブは、第87回大会(16年)で鹿嶋市から挙げて以来となる9年ぶりの白星を逃した。

日本製鉄鹿島は同点で迎えた延長10回、今里選手の犠牲フライでサヨナラ勝ちし、シーソーゲームを制した。

一方、JR北海道クラブは8回に同点に追いついたものの、延長10回表のタイブレークで加点出来なかったのが尾を引いた。

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1回戦 JR西日本vsENEOS

試合日9月2日
試合結果✕JR西日本 2-6 ENEOS○
本塁打JR西日本:田村1号(1回ソロ)、桜井1号(8回ソロ)
バッテリーENEOS:阿部、加藤、渡部
JR西日本:中岡、花村、長谷川、松本、高田、大畑

戦評

第96回都市対抗野球大会は第6日の2日、東京ドームで1回戦があり、横浜市・ENEOSが広島市・JR西日本に6―2で勝ち、6年連続で初戦を突破した。JR西日本は3年ぶりの2回戦進出とはならなかった。

ENEOSは3回に3点、7回に1点、8回に2点と効果的に点数を重ねた。投手陣もJR西日本打線を4安打に抑え、盤石な勝利となった。

一方、JR西日本は4安打中、2本が本塁打だったがいずれも単発に終わった。

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2回戦 JR東日本vsNTT西日本

試合日9月3日
試合結果✕JR東日本 4-5 NTT西日本○
本塁打JR東日本:菅田2号(1回2ラン)、小藤1号(2回ソロ)
バッテリーNTT西日本:高井、田村、遠藤、渡辺、大江
JR東日本:森畑、児玉、古谷、西田、堀

戦評

第96回都市対抗野球大会は第7日の3日、東京ドームで2回戦があり、大阪市・NTT西日本が東京都・JR東日本に5-4で勝ち、2年連続で8強入りした。

JR東日本は4強入りした第94回大会(2023年)以来、2年ぶりの準々決勝進出はならなかった。

NTT西日本は序盤に4点のリードを許すが、4回に2点を返し、5回には2アウト満塁から山田と浜田のタイムリーで逆転。その後は投手陣が踏ん張り逆転勝利した。

一方、JR東日本は1回・2回に4点を取り、リードするが、その後はNTT西日本投手陣に抑えられ、逆転されたあとも反撃及ばず敗退した。

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2回戦 三菱自動車岡崎vsJR東日本東北

試合日9月3日
試合結果○三菱自動車岡崎 3-1 JR東日本東北✕
本塁打三菱自動車岡崎:西川1号(5回2ラン)
バッテリーJR東日本東北:竹本、武田
三菱自動車岡崎:秋山翔

戦評

第96回都市対抗野球大会は第7日の3日、東京ドームで2回戦があり、岡崎市・三菱自動車岡崎が仙台市・JR東日本東北に3-1で勝ち、8強入りした第94回大会(2023年)以来2年ぶりに準々決勝進出を決めた。

前回準優勝のJR東日本東北は2年連続の準々決勝進出はならなかった。

三菱自動車岡崎は5回に西川選手が2ランを放ち、先制すると8回に追加点を挙げる。投げては秋山翔投手が5安打8奪三振1失点と好投し完投勝利。

一方、JR東日本東北は6回に金沢選手のタイムリーで1点を挙げたものの、秋山翔投手に5安打に抑えこまれ、中々、チャンスすら作れなかった。

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2回戦 鷺宮製作所vs日本製鉄瀬戸内

試合日9月3日
試合結果○鷺宮製作所 4-0 日本製鉄瀬戸内✕
本塁打鷺宮製作所:野村(3回2ラン)
バッテリー鷺宮製作所:門間、中島
日本製鉄瀬戸内:杉本、西、下堂、川瀬、西本、吉岡

戦評

第96回都市対抗野球大会は第7日の3日、東京ドームで2回戦があり、東京都・鷺宮製作所が姫路市・日本製鉄瀬戸内に4―0で勝ち、第89回大会(2018年)以来の8強入りを果たした。

日本製鉄瀬戸内は34年ぶりの準々決勝進出を逃した。

鷺宮製作所が零封勝ち。先発・門間がキレのある直球を軸に6回2安打無失点と好投した。三回に野村の2ランで先制。七回には遊ゴロ野選、八回には藪井の適時三塁打で着実に加点した。

日本製鉄瀬戸内は再三の好機を生かせず、投手陣を援護できなかった。

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2回戦 日本生命vsJFE西日本

試合日9月4日
試合結果○日本生命 6x-5 JFE西日本✕
本塁打JFE西日本:篠原(7回ソロ)
バッテリーJFE西日本:長野、筒井、尾田、山久、西野-篠原
日本生命:藤井、真野、武次、高木、斎藤-三島

戦評

第96回都市対抗野球大会は第8日の4日、東京ドームで2回戦があり、大阪市・日本生命が福山市・倉敷市・JFE西日本に延長13回に及ぶタイブレークに制して6―5で勝ち、ベスト8に進出した。

一方のJFE西日本もタイブレークで一歩リードするも、そのリードを守りきれず敗退となった。

1-1のままタイブレークに突入した後も両チームともに得点を取り合い、4-4で迎えた延長13回、JFE西日本が1死二三塁から上西の適時打で勝ち越しに成功する。その後、攻撃を迎えた日本生命は1死満塁で西岡がセンターへのサヨナラ適時二塁打を放って試合を決めた。

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2回戦 大阪ガスvsヤマハ

試合日9月4日
試合結果✕大阪ガス 1-12 ヤマハ〇
本塁打ヤマハ:森川(3回2ラン)、前野(9回3ラン)
バッテリーヤマハ:梅田、沢山-大本、清水
大阪ガス:桜井、本間、木下、秋山、小松、稲垣-高橋、戸高、城下

戦評

第96回都市対抗野球大会は第8日の4日、東京ドームで2回戦があり、浜松市・ヤマハが大阪市・大阪ガスに対してに2けた12得点の猛攻でベスト8に進出した。

一方の大阪ガスはリードを許すも中盤から後半にかけて投手陣が踏ん張ったが、最終回の9回に一挙8失点と投壊し、逆転のチャンスがついえた。

ヤマハは1点先制後の3回、森田の2ランで追加点を取ると先発・梅田の力投でリードを守る。8回に1点を失うもこの日の失点はこの1点のみに抑えた。打線も9回に前野の3ランなど8得点の猛攻をみせて試合を決めた。

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2回戦 SUBARUvs日本製鉄鹿島

試合日9月4日
試合結果〇SUBARU 5-1 日本製鉄鹿島✕
本塁打SUBARU:江川1号(6回ソロ)
バッテリー日本製鉄鹿島:諸見里、山口直、佐田、古川、池田、守屋-松田
SUBARU:山本、手塚、金城-後藤

戦評

第96回都市対抗野球大会は第8日の4日、東京ドームで2回戦があり、太田市・SUBARUが鹿嶋市・日本製鉄鹿島に勝利し11年ぶりのベスト8進出を決めた。

1-1の同点で迎えた6回2死からSUBARUの8番・江川が右中間へ勝ち越しの一発を放つと、続く7回にも3得点とリードを広げてそのままリードを守った。投手陣は先発・山本から手塚、金城とつないで1失点でしのいだ。

一方の日本製鉄鹿島は初回に先制を許すも、その直後に同点に追いつき打線の奮起が期待されたが、わずか4安打に封じ込まれ反撃のきっかけを掴むことができなかった。

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2回戦 西部ガスvs王子

試合日9月5日
試合結果✕西部ガス 0-4 王子〇
本塁打
バッテリー王子:樋口-細川
西部ガス:松本、西山、岩崎、大畑、大久保、田中-松山

戦評

第96回都市対抗野球大会は第9日の5日、東京ドームで2回戦があり、春日井市・王子が福岡市・西部ガスに勝利しベスト8進出を決めた。

王子は初回、1死一二塁から吉岡がセンターへ適時打を放って先制すると、3回には神鳥も適時打を飛び出して序盤から2-0と試合の主導権を握った。その後も7回、9回にも着実に追加点を挙げて、相手に反撃の機会を与えなかった。新人の先発投手、樋口が142球10奪三振の好投で今大会初完封勝利を記録した。

一方の西部ガスは、6回まで毎回出塁するもあと1本が出ず得点できなかった。5年ぶりのベスト8進出ならず、九州勢はこれですべて姿を消すことになった。

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2回戦 JFE東日本vsENEOS

試合日9月5日
試合結果〇JFE東日本 2x-1 ENEOS✕
本塁打
バッテリーENEOS:関根、渡部、柏原、加藤-有馬
JFE東日本:加藤、蒔田、本定、金田、林-下地

戦評

第96回都市対抗野球大会は第9日の5日、東京ドームで2回戦があり、千葉市・JFE東日本が横浜市・ENEOSに勝利し4年ぶりのベスト8進出を決めた。

両チーム1-1のまま延長タイブレークに突入すると、JFE東日本は11回、1死一二塁から平山がセンターの頭上を越える二塁打を放ってサヨナラ勝ちを収めた。投手陣も先発、加藤から4人の継投で強打・ENEOS打線を1点に封じ込めた。

一方のENEOSは、タイブレークで2度の満塁と勝ち越しのチャンスをつくるも、決定打が出ず2回戦で敗退となった。

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準々決勝 三菱自動車岡崎vsNTT西日本

試合日9月5日
試合結果〇三菱自動車岡崎 3-0 NTT西日本✕
本塁打三菱自動車岡崎:中村(4回ソロ)
バッテリーNTT西日本:浜崎、渡辺、大江-辻本
三菱自動車岡崎:秋山、田中、清川-西川

戦評

第96回都市対抗野球大会は第9日の5日、東京ドームで準々決勝があり、岡崎市・三菱自動車岡崎が大阪市・NTT西日本に勝利しベスト4、1番乗りとなった。岡崎市のベスト4入りは22年ぶり。

三菱自動車岡崎は4回、中村のライトスタンドへと飛び込む本塁打で先制すると、6回には2死満塁から代打・宮野がライトへの適時打を放ってさらに2点を追加した。投手陣も先発、秋山が7回100球6奪三振でマウンドを託すとリリーフも無失点リレーで見事完封勝利を飾った。

一方のNTT西日本は打線がわずか6安打に抑えられ、反撃の一本が出なかった。大阪市として54年ぶりの準決勝進出とはならなかった。

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準々決勝 鷺宮製作所vs日本生命

試合日9月6日
試合結果✕鷺宮製作所 2-4 日本生命○
本塁打日本生命:山田1号(1回3ラン)、山田2号(8回ソロ)
バッテリー鷺宮製作所:竹丸、渡部、松下、前田
日本生命:谷脇、高木、斎藤

戦評

第96回都市対抗野球大会は第10日の6日、東京ドームで準々決勝があり、大阪市・日本生命が東京都・鷺宮製作所に4-2で勝ち、優勝した第86回大会(2015年)以来、10年ぶりの4強入りを果たした。

鷺宮製作所は過去最高だった第78回大会(07年)の4強以来、18年ぶりの準決勝進出はならなかった。

日本生命は大阪桐蔭「最強世代」の1人、日本生命・山田健太選手が2本の豪快な本塁打を放ち、勝利した。

一方、鷺宮製作所は9本の安打を放ち、2点差まで追い上げるもあと一本が出なかった。

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準々決勝 ヤマハvsSUBARU

試合日9月6日
試合結果○ヤマハ 5-4 SUBARU✕
本塁打ヤマハ:網谷1号(1回2ラン)、森川2号(3回2ラン)
バッテリーSUBARU:八野田、三浦、金城、田嶋
ヤマハ:佐藤廉

戦評

第96回都市対抗野球大会は第10日の6日、東京ドームで準々決勝があり、浜松市・ヤマハが太田市・SUBARUに5-4で勝ち、準優勝した第94回大会(2023年)以来、2年ぶりに準決勝進出を決めた。

SUBARUは準優勝した第85回大会(14年)以来、11年ぶりの準決勝進出はならなかった。

ヤマハは網谷選手の2ラン、森川選手の2ランなどで3回までに5点を挙げ、試合の主導権を握る。投げては先発・佐藤廉投手が9回に4点を取られたものの粘りの投球で完投勝利。

一方、SUBARUは序盤に5失点し、反撃を試みるもヤマハ・佐藤廉投手に8回まで零封。9回にようやく4点を返すも、反撃及ばず敗退。

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準々決勝 王子vsJFE東日本

試合日9月6日
試合結果○王子 9-1 JFE東日本✕
本塁打王子:神鳥1号(3回2ラン)、柴崎2号(6回2ラン)
バッテリーJFE東日本:渡辺、立石、蒔田、金田、山田啓、本定
王子:九谷、宮崎、柳橋

戦評

第96回都市対抗野球大会は第10日の6日、東京ドームで準々決勝があり、春日井市・王子が千葉市・JFE東日本に勝ち、第94回大会(2023年)以来、2年ぶりの準決勝進出を果たした。

JFE東日本は、6年ぶりの4強入りはならなかった。

王子は序盤から猛打が爆発、神鳥選手の2ランや柴崎選手の2ランも加わり、6回までに9点を挙げる。投げては3人の投手リレーでJFE東日本を1点に抑えた。

一方、JFE東日本は13安打を放つも、得点に繋がらず残塁の山を築いてしまった。

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準決勝 日本生命vs三菱自動車岡崎

試合日9月7日
試合結果✕日本生命 1-2 三菱自動車岡崎○
本塁打
バッテリー三菱自動車岡崎:戸田、田中、神原、清川
日本生命:藤井、真野、高木、武次、斎藤

戦評

第96回都市対抗野球大会は第11日の7日、東京ドームで準決勝があり、岡崎市・三菱自動車岡崎が大阪市・日本生命に2―1で勝ち、準優勝した第72回大会(2001年)以来、24年ぶりに決勝へ進んだ。

日本生命は、10年ぶりの決勝進出はならなかった。

三菱自動車岡崎が接戦を制した。3回に平野選手のタイムリーで先制、6回に菅原選手が2アウト満塁の3-0から押し出しのフォアボールを選び加点。4人の投手リレーで日本生命を1点に抑えた。

一方、日本生命は5人の投手で2点に抑えたものの、攻撃陣が6安打1点を振るわなかった。

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準決勝 ヤマハvs王子

試合日9月7日
試合結果✕ヤマハ 2-6 王子○
本塁打王子:大杉1号(8回3ラン)
ヤマハ:大本1号(9回ソロ)
バッテリー王子:樋口、九谷
ヤマハ:吉田、金原、梅田、波多野、有本

戦評

第96回都市対抗野球大会は第11日の7日、東京ドームで準決勝があり、春日井市・王子が浜松市・ヤマハに6―2で勝ち、準優勝した第79回大会(2008年)以来17年ぶりの決勝進出を果たした。

ヤマハは、2年ぶりの決勝進出はならなかった。

王子は7回までヤマハ投手陣に零封されていたが、8回に大杉選手の3ランで反撃開始。8回、9回に計6点を挙げ、見事な逆転勝利を飾った。

一方、ヤマハは7回まで1点をリードしていたが、土壇場の8回に試合をひっくり返され、9回に大本選手の本塁打で追い上げるが届かなかった。

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決勝戦 三菱自動車岡崎vs王子

試合日9月8日
試合結果✕三菱自動車岡崎 1-2 王子○
本塁打
バッテリー三菱自動車岡崎:秋山翔、神原、清川
王子:樋口、柳橋、九谷

戦評

第96回都市対抗野球大会は最終日の8日、東京ドームで決勝があり、春日井市・王子が岡崎市・三菱自動車岡崎に2―1で勝ち、第75回大会(2004年)以来、21年ぶり2回目の優勝を果たした。出場20回目で、準優勝した第79回大会(08年)以来、17年ぶりの決勝進出だった。

愛知県勢の優勝は第94回大会(23年)の豊田市・トヨタ自動車以来2年ぶり。三菱自動車岡崎は初優勝はならなかった。

王子は、1点を追いかける8回、連打や相手の失策も重なって同点に追いつきました。その後のチャンスで、吉岡選手が犠牲フライを打ち、逆転に成功しました。

投手陣では、6回から救援に入った九谷投手が、被安打1の好投を見せて試合の流れを引き寄せました。

一方、三菱自動車岡崎は守備の乱れや、4回の先制後の得点チャンスを生かしきれなかったことが敗因となりました。

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都市対抗野球2025 各賞受賞者一覧

橋戸賞(最優秀選手賞)

春日井市・王子 九谷瑠投手(25)

150キロ近い直球と多彩な変化球(スライダーやチェンジアップ)を操る右腕投手です。2試合の先発と救援2試合を含めて計23回を投げるなど、タフさが特徴です。滋賀県の堅田高校から大阪大谷大学を経て、愛知県のクラブチーム「矢場とんブースターズ」で3年間プレーしています。今季は移籍1年目で投手陣の柱として活躍し、5月のJABA九州大会で最高殊勲選手賞を受賞しました。

久慈賞(敢闘賞)

岡崎市・三菱自動車岡崎 秋山翔投手(29)

制球力に優れ、テンポ良く投球する左腕です。仙台市のJR東日本東北との2回戦では無四球で1失点完投勝利を収めました。高校時代は日大鶴ケ丘高校のエースとして3年夏に甲子園出場。武蔵大学を経て、入社7年目で、9月に中国で開催されるアジア選手権の社会人日本代表に選ばれました。

小野賞(特別賞)

春日井市・王子 湯浅貴博監督(52)

21年ぶりにチームを優勝に導いた監督です。現役時代は外野手として1994年に入社し、2004年の都市対抗で主将・4番として優勝に貢献しました。21年秋に監督に就任し、今季はクラブチームで活躍していた九谷瑠選手を獲得。準決勝の浜松市・ヤマハ戦では、代打の大杉諒暢選手が勝ち越しの3ランを放つなど、采配が的中しました。

打撃賞

春日井市・王子 吉岡郁哉外野手(29)

奈良・智弁学園高、法政大学を経て入社7年目の社会人野球選手。2024年度に2度目の年間首位打者賞と初のベストナインを獲得した左打ちの強打者です。今大会では厳しいマークを受けながらも、準決勝までの全4試合で安打を記録し、四死球でも出塁し、チームの4番打者として活躍しました。

首位打者賞

浜松市・ヤマハ 相羽寛太内野手(22)

静岡高出身、入社5年目の強打の内野手です。2回戦の大阪ガス戦ではチーム初安打を記録し、盗塁も成功して先制点を挙げました。準々決勝のSUBARU戦では一回に適時三塁打を含む3安打を打ち、全4試合で安打を重ねてチームの4強進出に貢献しました。成績は15打数7安打(打率4割6分7厘)、1打点です。

若獅子賞(新人賞)

春日井市・王子 柴崎聖人外野手(23)

高いミート力と長打力を持つ左打者で、新人ながら中軸を務め、東海2次予選から打線を牽引しました。2回戦と準々決勝で連続本塁打を記録し、5試合で21打数7安打(打率約3割超)をマーク。岐阜第一高から大経大を経て入社し、関西六大学リーグでは史上15人目の通算100安打を達成しています。

優秀選手

投手

選手名所属
秋山凌祐岡崎市・三菱自動車岡崎
秋山翔岡崎市・三菱自動車岡崎
九谷瑠春日井市・王子
樋口新春日井市・王子
斎藤礼二大阪市・日本生命
谷脇弘起大阪市・日本生命
佐藤廉浜松市・ヤマハ

捕手

選手名所属
西川尚希岡崎市・三菱自動車岡崎
細川勝平春日井市・王子
大本拓海浜松市・ヤマハ

一塁手

選手名所属
木倉朋輝大阪市・日本生命
浜田竜之祐大阪市・NTT西日本(日本新薬から補強)
平山快千葉市・JFE東日本

二塁手

選手名所属
北條史也大阪市・NTT西日本(三菱重工Westから補強)
日置翔兼太田市・SUBARU

三塁手

選手名所属
平野英丸岡崎市・三菱自動車岡崎(JR東海から補強)

遊撃手

選手名所属
相羽寛太浜松市・ヤマハ

外野手

選手名所属
中村奎太岡崎市・三菱自動車岡崎
柴崎聖人春日井市・王子
吉岡郁哉春日井市・王子
松本渉大阪市・日本生命
矢幡勇人浜松市・ヤマハ
向山基生東京都・鷺宮製作所(NTT東日本から補強)
野村工東京都・鷺宮製作所
藤原龍之介太田市・SUBARU
大森廉也千葉市・JFE東日本

指名打者

選手名所属
神鳥猛流春日井市・王子
森下智之太田市・SUBARU

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選手宣誓

三菱重工East矢野幸耶選手

「私たちは、ここに集まった全ての選手と共にフェアプレーの精神を大切にし全力でこの大会に臨むことを誓います。最後まで決して諦めず、夢中になってプレーする姿で皆さまを魅了し感動を与えます。私たちはおのおのの郷土を代表する誇りを持ち、その大切な伝統や文化を胸に、一体感を持ちながらチャレンジを続け、野球界の発展と企業の成長に貢献することを目指します」