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元旦に開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会、通称「ニューイヤー駅伝」を毎年のように楽しみにしている方は多いと思います。
本記事では、「ニューイヤー駅伝」の概要や視聴方法について解説します。
全日本実業団対抗駅伝競走大会、通称「ニューイヤー駅伝」は、日本実業団陸上競技連合が主催し、現在は毎日新聞社、TBSテレビ、群馬県も大会を共催中です。
そんな「ニューイヤー駅伝」の詳細について解説します。
ニューイヤー駅伝とは
ニューイヤー駅伝は実業団駅伝の日本一を決める大会です。
大会名の由来は、1月1日に開催されることから新年を意味する「New year」からきています。
過去に箱根駅伝などでも活躍した経験のある選手も出場するため、箱根駅伝と合わせて人気の高い大会となっています。
歴史
ニューイヤー駅伝の歴史は非常に長く、様々な場所で開催されてきました。
第1回大会は、1957年春に三重県の伊勢神宮外宮をスタートする全7区間の全長83.5kmのコースで開催されました。
第4回大会までは、春に開催されていた大会ですが、第5回大会からは、12月に変更。
第31回大会からは、開催地を滋賀県へ変更し、全長84.4kmのコースに変更されました。
そして、第32回大会からは、1月1日の群馬県開催になったようです。
開催日時
第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会は、2025年1月1日(水・祝)9:15、群馬県庁からスタートです。
当日は応援・観戦の制限は設けず、県庁などでもイベントが開催される予定なので、現地に足を運んでみるのもよいでしょう。
コースと前回大会の区間賞
第69回ニューイヤー駅伝のコースは以下の通りです。
また、参考に前回大会の記録を紹介します。
日本陸上競技連盟/群馬県の公式サイトでコースマップも確認できますので、興味のある方は確認してみてください。
コース(全長100km) | |||
区間 | 距離 | スタート | ゴール |
第1区 | 12.3km | 群馬県庁 | 高崎市役所 |
第2区 | 21.9km | 高崎市役所 | 伊勢崎市役所 |
第3区 | 15.3km | 伊勢崎市役所 | 三菱電機群馬製作所 |
第4区 | 7.6km | 三菱電機群馬製作所 | 太田市役所 |
第5区 | 15.9km | 太田市役所 | 桐生市役所 |
第6区 | 11.4km | 桐生市役所 | 伊勢崎市西久保町 |
第7区 | 15.6km | 伊勢崎市西久保町 | 群馬県庁 |
前回大会(2024年)の区間賞 | |||
区間 | 距離 | タイム | 選手名(所属) |
第1区 | 12.3km | 34:42 | 太田直希(ヤクルト) |
第2区 | 21.9km | 1:01:40 | 太田智樹(トヨタ自動車) |
第3区 | 15.4km | 42:29 | 小林歩(NTT西日本) |
第4区 | 7.8km | 1:04:04 | ディエマ(マツダ) |
第5区 | 15.8km | 46:33 | 田中秀幸(トヨタ自動車) |
第6区 | 11.2km | 32:59 | 西山雄介(トヨタ自動車) |
第7区 | 15.6km | 48:05 | 市田孝(旭化成) |
なぜ群馬県で開催されるのか
ニューイヤー駅伝は、なぜ毎年のように群馬県で開催されているのでしょう。
群馬県が選ばれた理由は諸説あり、主に2つの理由があると言われています。
赤城山エリアで、コースすべての電波を拾うことができるため
テレビ中継を実施するにあたり、電波を発信するための中継局が必要になります。
全長100kmのニューイヤー駅伝ではより多くの中継局を設置する必要があり、莫大な費用が発生します。
しかし、ニューイヤー駅伝のコースである赤城山エリアは、中継局1か所のみで全コースの中継を補うことが可能です。
このような背景があり、群馬県でニューイヤー駅伝を実施していると言われています。
群馬県が開催に前向きだったため
群馬県で開催が決定した背景には、元内閣総理大臣である中曽根康弘氏の息子、中曽根弘文氏が関わっていたようです。
100kmもの範囲を駅伝コースにするとなると、交通規制などがかかり、地域の協力が必要不可欠です。
その点において、群馬県は非常に前向きな姿勢を示していたこともあり、念願の群馬県開催が決まったと言われています。
2024年に行われたニューイヤー駅伝は、トヨタ自動車が4時間49分2秒で8年ぶり通算4回目の優勝を飾りました。
2025年大会は以下のチームが出場することが決定しています。
出場チーム | 出場回数 | 前回大会成績 |
---|---|---|
Honda | 41年連続42回目 | 2位 |
Kao | 10年連続62回目 | 6位 |
GMOインターネットグループ | 6年連続6回目 | 8位 |
富士通 | 5年連続34回目 | 9位 |
SUBARU | 4年連続24回目 | 14位 |
ヤクルト | 12年連続45回目 | 15位 |
サンベルクス | 5年連続7回目 | 16位 |
JR東日本 | 7年連続19回目 | 17位 |
埼玉医科大学グループ | 3年連続4回目 | 18位 |
ロジスティード | 13年連続13回目 | 40位 |
トヨタ自動車 | 36年連続46回目 | 1位 |
トヨタ紡織 | 28年連続28回目 | 11位 |
トーエネック | 13年連続15回目 | 21位 |
愛三工業 | 24年連続24回目 | 26位 |
NTN | 4年連続60回目 | 31位 |
愛知製鋼 | 3年連続40回目 | 33位 |
中央発條 | 11年連続42回目 | 38位 |
YKK | 33年連続35回目 | 23位 |
セキノ興産 | 5年ぶり6回目 | – |
SGホールディングス | 30年連続31回目 | 19位 |
住友電工 | 8年連続11回目 | 22位 |
大塚製薬 | 5年連続30回目 | 34位 |
大阪ガス | 3年連続12回目 | 35位 |
中国電力 | 33年連続33回目 | 10位 |
マツダ | 23年連続60回目 | 25位 |
JFEスチール | 6年連続48回目 | 28位 |
中電工 | 29年連続29回目 | 29位 |
武田薬品 | 3年ぶり4回目 | – |
旭化成 | 39年連続62回目 | 3位 |
黒崎播磨 | 14年連続37回目 | 4位 |
三菱重工 | 16年連続29回目 | 5位 |
安川電機 | 35年連続47回目 | 12位 |
トヨタ自動車九州 | 16年連続23回目 | 13位 |
九電工 | 50年連続56回目 | 20位 |
ひらまつ病院 | 2年連続6回目 | 24位 |
西鉄 | 4年連続21回目 | 41位 |
戸上電機製作所 | 2年ぶり5回目 | – |
第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)を視聴できる配信サービスを紹介します。
TVer
TVerとは、民放テレビ局が共同開発した民放公式テレビ配信サービスです。
ドラマ、バラエティ、アニメ、スポーツなど幅広いジャンルを取り扱っています。
利用料金は無料のため、誰でも簡単に利用することができます。
TVerでは、第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会を配信予定です。
地上波でも、第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会の中継が配信されます。
TBS
全日本実業団対抗駅伝競走大会を共催しているTBSテレビは、本大会の放映権があります。
そのため、2025年1月1日に中継が予定されているので、ご家族でご覧になるのはいかがでしょうか。
チーム順位
順位 | チーム | 総合タイム |
---|---|---|
1 | 旭化成 | 4時間47分32秒 |
2 | Honda | 4時間47分40秒 |
3 | トヨタ自動車 | 4時間48分36秒 |
4 | GMOインターネットグループ | 4時間50分33秒 |
5 | SUBARU | 4時間51分21秒 |
6 | 住友電工 | 4時間51分21秒 |
7 | 三菱重工 | 4時間51分48秒 |
8 | 富士通 | 4時間52分24秒 |
9 | 安川電機 | 4時間52分35秒 |
10 | Kao | 4時間52分58秒 |
11 | 九電工 | 4時間53分56秒 |
12 | ロジスティード | 4時間53分57秒 |
13 | ヤクルト | 4時間54分00秒 |
14 | 黒崎播磨 | 4時間54分05秒 |
15 | JR東日本 | 4時間54分17秒 |
16 | トヨタ紡織 | 4時間54分21秒 |
17 | サンベルクス | 4時間54分59秒 |
18 | SGホールディングス | 4時間55分30秒 |
19 | 中国電力 | 4時間56分15秒 |
20 | JFEスチール | 4時間56分24秒 |
21 | 大阪ガス | 4時間56分29秒 |
22 | 西鉄 | 4時間56分31秒 |
23 | トヨタ自動車九州 | 4時間56分32秒 |
24 | ひらまつ病院 | 4時間56分49秒 |
25 | 愛知製鋼 | 4時間57分57秒 |
26 | YKK | 4時間58分10秒 |
27 | 愛三工業 | 4時間58分19秒 |
28 | トーエネック | 4時間58分28秒 |
29 | マツダ | 4時間58分39秒 |
30 | 埼玉医科大学グループ | 4時間58分56秒 |
31 | 中央発條 | 5時間00分08秒 |
32 | NTN | 5時間00分19秒 |
33 | セキノ興産 | 5時間00分22秒 |
34 | 中電工 | 5時間01分49秒 |
35 | 戸上電機製作所 | 5時間02分44秒 |
36 | 大塚製薬 | 5時間02分47秒 |
37 | 武田薬品 | 5時間23分10秒 |
区間賞
区間 | 選手名 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
第1区 | 長嶋 幸宝 | 旭化成 | 34分29秒 |
第2区 | 池田 耀平 | Kao | 1時間01分48秒 |
第3区 | 田村 和希 | 住友電工 | 42分58秒 |
第4区 | イエゴン・ヴィンセント | Honda | 20分37秒 |
第5区 | 青木 涼真 | Honda | 46分36秒 |
第6区 | 嶋津 雄大 | GMOインターネットグループ | 32分50秒 |
第7区 | 井川 龍人 | 旭化成 | 45分52秒 |