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ルヴァンカップとは?大会概要・歴史・見どころをわかりやすく解説

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ルヴァンカップはJ1・J2・J3の全60クラブが参加する国内カップ戦で、J1リーグ・天皇杯と並ぶ国内3大タイトルのひとつです。

1992年に「ヤマザキナビスコカップ」として始まり、2016年に現在の「ルヴァンカップ」の名称に改められました。

この記事では、ルヴァンカップの大会の概要・名称の由来・歴史・2026-27シーズンの大会方式をひとまとめにしました。賞金・天皇杯との違い・観戦方法も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ルヴァンカップとは?大会概要をわかりやすく解説

正式名称やスポンサーの由来から、大会のJリーグにおける位置付けまで順番に紹介します。

正式名称とスポンサー名の由来

2026-27シーズンの正式名称は「2026/27Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ」です。タイトルパートナーはヤマザキビスケット株式会社で、大会名の「ルヴァン」はヤマザキビスケットが販売する人気クラッカーブランドの名称に由来しています。

大会の略称は「ルヴァンカップ」。2016年の改称以前は「ヤマザキナビスコカップ(ナビスコカップ)」として24年間にわたってサポーターに親しまれてきました。2016年に「ナビスコ」ブランドのライセンス契約が終了し、ヤマザキナビスコが「ヤマザキビスケット」へ社名を変更したことで大会名も刷新。

2016年6月のグループステージまでは「ナビスコカップ」、8月31日開幕のノックアウトステージからは「ルヴァンカップ」として実施され、新商品「ルヴァン」を冠した新しい名称へと生まれ変わりました。「ナビスコカップ」という呼び名に愛着を持つサポーターも多く、改称時は大きな話題になりました。

2026/27シーズンからは「YBC」の略称に代えて「ヤマザキビスケット」の企業名を直接冠し、「Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ」へ変更されました。ヤマザキビスケットによるタイトルパートナー契約は1992年の第1回大会から34回連続となります。

大会の目的・位置付け

ルヴァンカップはJ1リーグ・天皇杯と並ぶ「国内3大タイトル」のひとつです。リーグ戦は年間を通じて勝ち点を積み重ねる長距離レースですが、ルヴァンカップは勝ち上がり式のノックアウト方式を基本としています。2026-27シーズンの1stラウンドは1試合制ですが、プライムラウンドの準々決勝・準決勝はホーム&アウェイの2試合制です。リーグ戦とは別にタイトル獲得を狙える重要な大会です。

参加資格はJリーグクラブに限定されており、2024年大会からJ1・J2・J3の全クラブに拡大されました。以前はJ1クラブを中心とした参加でしたが、現在は下位カテゴリーのクラブも同じ舞台に立てます。J3クラブがJ1の強豪と対戦する「ジャイアントキリング(番狂わせ)」が生まれやすい大会で、毎シーズン下克上の名場面が生まれてきました。

ルヴァンカップは若手育成の舞台としても知られています。2017年には、21歳以下の日本人選手を原則1人以上先発させる「U-21選手の先発出場義務ルール」が導入されました。

コロナ禍による一時凍結を経て2023年に再導入されましたが、2024年から同ルールは実施されていません。一方、21歳以下の活躍選手を表彰する「ニューヒーロー賞」は現在も大会を象徴する個人表彰として続いています。

ルヴァンカップの歴史

34年間で名称とフォーマットを変えながら続いてきた歴史を、名称の変遷と歴代優勝クラブの2つの視点から振り返ります。

大会名称の変遷

ルヴァンカップはJリーグ開幕前年の1992年、ヤマザキナビスコ株式会社(現・ヤマザキビスケット)の冠スポンサーを得て始まりました。「ナビスコカップ」という名前はそのころからの呼び名で、24年間にわたって定着しました。

2016年に「ナビスコ」ブランドのライセンス契約が終了し、ヤマザキナビスコが「ヤマザキビスケット」へ社名を変更したことで大会名も刷新されました。2016年6月のグループステージまでは「ナビスコカップ」、8月31日開幕のノックアウトステージからは「ルヴァンカップ」として実施されました。

期間大会名称スポンサー名
1992〜2016年(※2016年途中まで)ヤマザキナビスコカップ(ナビスコカップ)ヤマザキナビスコ株式会社
2016年(途中)〜2025年JリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァンカップ)ヤマザキビスケット株式会社
2026/27〜Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップヤマザキビスケット株式会社

大会名称だけでなく、フォーマットも時代とともに変化してきました。グループステージを設けた形式から、現在の完全ノックアウト方式への移行など、Jリーグ全体の日程整備や参加クラブの拡大に応じて柔軟に見直されています。

歴代優勝チーム

1992年の第1回大会はヴェルディ川崎が制覇し、3連覇を達成しました。当時のヴェルディ川崎はJリーグでも圧倒的な強さを誇り、カズ(三浦知良)らスター選手を擁して一時代を築きました。

最多優勝回数は鹿島アントラーズの6回。1997年から2015年にかけて断続的に頂点に立ち、Jリーグ屈指の「カップ戦の強さ」を示してきました。

また、2008年の大分トリニータ、2018年の湘南ベルマーレ、2023年のアビスパ福岡など、J1の中堅クラブや初制覇を成し遂げたクラブの優勝も相次いでおり、近年は多様なクラブがタイトルを分け合っています。

年度優勝クラブ
1992ヴェルディ川崎
1993ヴェルディ川崎
1994ヴェルディ川崎
1995開催なし
1996清水エスパルス
1997鹿島アントラーズ
1998ジュビロ磐田
1999柏レイソル
2000鹿島アントラーズ
2001横浜F・マリノス
2002鹿島アントラーズ
2003浦和レッズ
2004FC東京
2005ジェフユナイテッド市原・千葉
2006ジェフユナイテッド千葉
2007ガンバ大阪
2008大分トリニータ
2009FC東京
2010ジュビロ磐田
2011鹿島アントラーズ
2012鹿島アントラーズ
2013柏レイソル
2014ガンバ大阪
2015鹿島アントラーズ
2016浦和レッズ
2017セレッソ大阪
2018湘南ベルマーレ
2019川崎フロンターレ
2020FC東京
2021名古屋グランパス
2022サンフレッチェ広島
2023アビスパ福岡
2024名古屋グランパス
2025サンフレッチェ広島

ルヴァンカップ2026-27の大会方式・出場チーム

2026-27シーズンの大会フォーマットと、出場クラブの合流ラウンドをまとめました。

大会方式の仕組み

2026-27シーズンは「1stラウンド(1〜4回戦)」と「プライムラウンド(準々決勝・準決勝・決勝)」の2段階で構成されています。グループステージはなく、勝ち上がり式で進行します。

1stラウンドは各試合一発勝負、プライムラウンドの準々決勝・準決勝はホーム&アウェイ2試合で、まず2試合の勝利数、次に得失点差で勝敗を決定します。大会を通じた試合数は全65試合です。

ラウンド内容試合形式
1stラウンド 1〜4回戦鹿島・神戸を除く58クラブによるノックアウト戦各試合一発勝負
プライムラウンド 準々決勝1stラウンド勝ち上がり6クラブ+鹿島・神戸の計8クラブによる対戦ホーム&アウェイ2試合制
プライムラウンド 準決勝4クラブによる対戦ホーム&アウェイ2試合制
プライムラウンド 決勝2クラブによる一発勝負中立地での一発勝負

1stラウンドは原則として下位カテゴリーのクラブがホームで試合を開催します。同一リーグ同士の対戦では、前年のリーグ順位が下位のクラブがホームを担当します。そのため、必ずしも本拠地スタジアムで試合が行われるとは限りません。

プライムラウンドの準々決勝・準決勝はホーム&アウェイの2試合制で行われます。2試合の勝利数が多いクラブが次のラウンドに進み、勝利数が同じ場合は得失点差で決定し、それでも決まらない場合は2試合目に延長戦・PK戦が行われます。

決勝は毎年、国立競技場などの大型スタジアムを会場に一発勝負で行われます。2022〜2025年の直近4大会は国立競技場で開催され、特に2023〜2025年の3大会はいずれも6万人を超える観客を集めました。

出場チーム・出場資格

2026-27シーズンはJ1・J2・J3の全60クラブが参加します。1stラウンドは参加クラブごとに合流ラウンドが設定されており、回戦が進むにつれてAFCクラブ競技会出場クラブが合流する仕組みです。

2026-27シーズンのAFCクラブ競技会(ACLE・ACL2)に出場する6クラブは、通常とは異なるラウンドから参加します。このうち、2025明治安田Jリーグと明治安田J1百年構想リーグの順位をもとに上位となった鹿島アントラーズとヴィッセル神戸はプライムラウンド(準々決勝)から参加。

FC町田ゼルビア・柏レイソル・ガンバ大阪・京都サンガF.C.の4クラブは1stラウンド4回戦から登場します。J2・J3クラブにとっては序盤の回戦でJ1クラブと対戦するチャンスが生まれており、実力差を超えた番狂わせが生まれやすい構図となっています。

出場資格はJリーグのリーグ戦に参加するクラブ(J1・J2・J3の全加盟クラブ)に与えられます。高校・大学・社会人クラブは参加資格がなく、この点が天皇杯と大きく異なります。

ルヴァンカップの賞金・タイトルとしての価値

賞金額や個人表彰の内容、他大会との比較を通じて、ルヴァンカップというタイトルの意義を整理します。

優勝賞金・個人賞

2026-27シーズンの賞金額は優勝1億5,000万円、準優勝5,000万円、3位各2,000万円です。J3クラブが準決勝以上まで勝ち進めば高額な賞金を獲得できるため、競技面だけでなくクラブ経営の面でも大きな成果となります。

大会ではチーム表彰のほか、決勝で特に活躍した選手に贈られる決勝MVPや、若手の登竜門として知られる「ニューヒーロー賞」も注目されています。

ニューヒーロー賞は21歳以下の選手を主な対象として、1stラウンドから準決勝までの活躍をもとに選出されます。2025年大会では決勝MVPにサンフレッチェ広島の荒木隼人、ニューヒーロー賞には同じく広島の中島洋太朗が選ばれました。

天皇杯・ACLとの違い

Jリーグを取り巻く主要な大会には、ルヴァンカップ・天皇杯・AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)があります。それぞれ参加資格も目的も異なります。

大会参加チーム特徴
ルヴァンカップJ1・J2・J3の全60クラブJリーグクラブのみ。リーグ戦と並行して開催
天皇杯Jリーグクラブ+アマチュアクラブプロ・アマチュア混在。J1・J2は2回戦から参加
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)AFCの出場資格を得た各国・地域の上位クラブアジア最高峰のクラブ国際大会

天皇杯は都道府県代表のアマチュアクラブも出場できる「日本一を決める」大会で、歴史的にはJリーグよりも長い歴史を持ちます。プロとアマチュアが同じ土俵で戦う点が特徴で、J1クラブが地域の社会人クラブに敗れる「金星」が生まれることもあります。

一方、ルヴァンカップはJリーグクラブ限定のリーグカップで、プロ同士の真剣勝負という位置付けです。

ACLEはアジア全域を舞台にした国際大会で、出場資格はAFCが定める基準によります。ルヴァンカップはJ1だけでなくJ2・J3まで、Jリーグの全カテゴリーが同じタイトルを争える点が特徴です。

ルヴァンカップの3つの見どころ

初めて観戦する方にも、長年のサッカーファンにも楽しめるルヴァンカップならではの魅力を3つ紹介します。

カテゴリーを超えた対戦

2024年からJ1・J2・J3の全60クラブが参加するようになり、J3クラブがJ1の強豪クラブを下す「ジャイアントキリング(番狂わせ)」が生まれやすくなりました。

1試合制の1stラウンドでは格上クラブでも一発で勝負が決まるため、リーグ戦では実現しにくい下克上の名場面が毎シーズン生まれています。

若手選手のブレイク

ルヴァンカップは若手選手が一気にブレイクするきっかけになる大会としても知られています。

若手の活躍選手を表彰する「ニューヒーロー賞」は大会を象徴する個人表彰のひとつ。2025年大会では広島の中島洋太朗が受賞しました。

一発勝負ならではの緊張感

1stラウンドは90分で決着しなければ延長戦、さらにPK戦が行われます。

格上クラブが相手でも1試合で結果が出るため、リーグ戦では生まれにくい緊迫した展開が続きます。プライムラウンドの準々決勝・準決勝はホーム&アウェイの2試合制で、ホームとアウェイの両方で観戦するのもルヴァンカップならではの楽しみ方です。

ルヴァンカップの試合日程・観戦方法

2026-27シーズンの具体的な日程と、現地観戦・映像視聴それぞれの方法を案内します。

2026-27シーズンの試合日程

2026-27シーズンのルヴァンカップは2026年9月2日(水)に1stラウンド1回戦が開幕します。

Jリーグのリーグ戦と並行して進むため、平日夜の開催が多く、週末とは違う熱量で試合が行われます。主な日程は以下のとおりです。

ラウンド開催日
1stラウンド 1回戦2026年9月2日・9月9日
1stラウンド 2回戦2026年9月29日
1stラウンド 4回戦(AFC出場4クラブ参加)2026年10月3日
1stラウンド 3回戦2026年10月14日
1stラウンド 4回戦(その他)2026年10月28日
プライムラウンド 準々決勝2026年11月11日・15日
プライムラウンド 準決勝2027年3月24日・28日
プライムラウンド 決勝未定

1stラウンドは全22試合(1回戦)からスタートし、回戦が進むにつれてAFCクラブ競技会出場クラブが合流します。

プライムラウンドの準々決勝・準決勝はホーム&アウェイで各2試合行われるため、応援するクラブが勝ち上がれば観戦回数も増えます。決勝は2025年まで4年連続で国立競技場での開催となっており、2026-27シーズンの会場は大会が進む中で発表されます。

1回戦の全22試合の組み合わせ・会場・放送予定など、詳しい日程はこちらの記事をご覧ください。

観戦方法①チケットを購入して現地で

ルヴァンカップの試合を現地で観戦するには、「Jリーグチケット」(jleague-ticket.jp)または各クラブの公式チケットサイトからチケットを購入します。利用にはJリーグID(無料)の登録が必要です。

チケットの価格はホームクラブや席種によって異なります。1回戦では500円台から購入できる席種が設定される試合もあり、クラブや席種によって価格には大きな差があります。クラブ会員(ファンクラブ)に入会していると、一般発売よりも早い先行販売や割引価格の恩恵を受けられる場合があります。

決勝は毎年、大会で最も注目が集まる試合です。2025年決勝では先行抽選が行われ、一部席種は先行抽選の段階で予定枚数に達しました。決勝チケットを確実に手に入れるには、先行抽選への早めの申し込みが欠かせません。

チケットの値段・発売日・決勝の入手方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

観戦方法②テレビ放送・ネット配信で

配信サービスによってライブ・録画・一部試合のみと扱いが異なります。

スカパー!は準決勝まで全試合をLIVE放送・配信し、決勝は録画放送・録画配信です。FODプレミアムは月額料金が抑えめですが一部試合のみの配信です。観戦スタイルや予算に合わせてサービスを選ぶことができます。

配信サービス料金(税込)無料期間配信試合
スカパー!サッカーセット429円+2,480円加入月は無料
(解約は翌月以降可能)
準決勝まで全試合LIVE配信
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フジテレビ(地上波)無料決勝戦を生中継予定
フジテレビ(CS)1,100~2,910円なし準決勝までLIVE配信
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月額2,480円なし準決勝まで全試合LIVE配信
※本記事の内容は、2026年8月時点の情報に基づいています。最新情報は公式サイトでご確認ください。

スカパー!サッカーセットはCS放送とネット配信の両方に対応しており、自宅のテレビでも外出先のスマートフォンでも視聴できます。サッカーLIVEライト(Amazonプライム)とスカパー!動画ストア(旧SPOOX)はアンテナ工事不要でネット配信のみに対応。集合住宅に住んでいる方や、テレビよりもスマートフォン・タブレットでの視聴が多い方に向いています。FODプレミアムは月額料金が抑えめですが、配信されるのは一部試合のみです。

各サービスの料金・対象試合・登録方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。