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この記事では、「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新ランキングやその意味、歴史を紹介しています。
PFPは、体重差を超えた純粋な実力を測るランキングで、「ザ・リング誌」が発表しているランキングには、日本から井上尚弥選手、中谷潤人選手がランクインしています。
PFPの歴史や意味、最新ランキングの詳細を見ていきましょう。
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ボクシング界で最も権威ある「ザ・リング誌」が発表する世界最強ボクサーランキングを紹介します。
1922年の創刊以来、100年以上の歴史を持つメディアによる評価は、世界中のボクシング関係者から注目を集めています。
1位 オレクサンドル・ウシク
オレクサンドル・ウシクはウクライナ出身のヘビー級王者です。
2012年ロンドン五輪金メダリストとして輝かしい実績を持ち、プロ転向後も無敗の記録を継続中です。
戦績22勝0敗(14KO)で、WBA、WBC、WBOのタイトルを保持。
クルーザー級では4団体統一を達成し、ヘビー級でもアンソニー・ジョシュアを2度下すなど、圧倒的な強さを見せています。
巧みなフットワークと高度な技術で、体格で劣る相手でも圧倒的な試合運びを演出します。
2位 井上尚弥
井上尚弥は日本格闘技界の至宝として世界的な注目を集めています。
戦績28勝0敗(25KO)で、WBA、WBC、IBF、WBOの4団体統一王者として君臨。
バンタム級では日本人初の4団体統一を達成し、スーパーバンタム級に階級を上げても圧倒的な強さを見せています。
89.3%という驚異的なKO率は、パワーと技術を兼ね備えた実力の証明です。
両手の破壊力、精密な技術、冷静な試合運びで、多くの専門家から「完璧なボクサー」と評価されています。
3位 テレンス・クロフォード
テレンス・クロフォードはアメリカ出身の3階級制覇を成し遂げた技巧派ファイターです。
戦績41勝0敗(31KO)で、WBAのタイトルを保持しています。
2023年7月には長年のライバルであるエロール・スペンスJr.を破り、ウェルター級の頂点に立ちました。スイッチヒッターとしても知られ、両スタンスから繰り出される多彩な攻撃は対戦相手を翻弄します。
4位 アルツール・ベテルビエフ
アルツール・ベテルビエフはロシア出身のライトヘビー級王者です。
戦績21勝0敗(20KO)で、WBC、IBF、WBO、WBAの4団体統一王者として活躍しています。
95.2%という驚異的なKO率を誇り、プロデビューから全試合をKO勝利で飾る唯一の統一王者です。
圧倒的なパワーと高い打撃精度で、対戦相手に立ち向かう隙を与えません。
5位 ドミトリー・ビボル
ドミトリー・ビボルはロシア出身のライトヘビー級選手です。
戦績23勝0敗1分(12KO)を記録しています。
2022年にはスーパースター、サウル・アルバレスを下し、世界中の注目を集めました。
巧みなボクシングスキルとスピードを武器に、多くの強豪を打ち破ってきました。
正確なパンチワークと優れたフットワークで、試合を支配します。
6位 サウル・”カネロ”・アルバレス
サウル・”カネロ”・アルバレスはメキシコが誇るスーパーミドル級の王者です。
戦績62勝2敗2分(39KO)で、WBA、WBC、WBOのタイトルを保持しています。
16歳でプロデビューし、スーパーウェルター級から始めて4階級制覇を達成しました。
右フックとボディブローを得意とし、堅固な防御力と組み合わせた総合力は世界トップクラスです。
2022年にはビボルに敗れましたが、その後も確かな実力を見せ続けています。
7位 ジェシー・ロドリゲス
ジェシー・ロドリゲスはアメリカ出身の新鋭スーパーフライ級王者です。
戦績20勝0敗(13KO)で、WBCのタイトルを保持しています。
23歳という若さながら、すでに複数の元世界王者を下しています。
素早いコンビネーションと巧みな距離感で、相手を圧倒する試合運びが持ち味です。
将来のPFPトップを期待される逸材として注目を集めています。
8位 ガーボンタ・デービス
ガーボンタ・デービスはアメリカ出身のライト級王者です。
戦績30勝0敗(28KO)で、WBAのタイトルを保持しています。
93.3%という驚異的なKO率を誇り、「タンク」の異名にふさわしい破壊力を持っています。
スーパーフェザー級からライト級まで、3階級で世界王座を獲得しました。
フロイド・メイウェザーJr.が後見人となり、その才能を開花させています。
9位 中谷潤人
中谷潤人は日本屈指のバンタム級王者です。
戦績29勝0敗(22KO)で、WBCのタイトルを保持しています。
アマチュア時代から頭角を現し、プロでも安定した強さを見せ続けています。
75.9%という高いKO率は、技術と力を兼ね備えた選手としての評価を裏付けといえるでしょう。
今後は階級アップも示唆されており、井上尚弥のライバルとなり得る選手です。
10位 デヴィン・ヘイニー
デヴィン・ヘイニーはアメリカ出身のライト級王者です。
戦績31勝0敗(15KO)で、WBCのタイトルを保持しています。
「ドリーム」の異名を持ち、卓越したボクシングスキルで対戦相手を翻弄します。
ジョージ・カンボソスJr.を破って4団体統一を達成するなど、若くして大きな実績を残しました。
巧みな防御技術とステップワークで、多くのファンを魅了しています。
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パウンド・フォー・パウンド(PFP)はボクシングの階級を超えた、純粋な実力を測る基準です。
ボクシングには17の階級が存在し、通常は体重が重い選手ほど有利とされます。しかし、PFPは階級の壁を取り払い、純粋な技術と実力で選手を評価します。
起源は1940年代に遡ります。中量級の名王者シュガー・レイ・ロビンソンの卓越した実力を評価する言葉として生まれました。ロビンソンは体重差を感じさせない圧倒的な強さで、歴代最高のボクサーと呼ばれています。
現代では、「ザ・リング誌」をはじめとする世界的なメディアが独自のPFPランキングを発表しています。評価基準は多面的で、戦績や対戦相手のレベル、試合内容、複数階級での活躍などを総合的に判断します。
メディアごとに特色があり、リング誌は1922年創刊の老舗として権威を持ちます。
ESPNは記者投票制による透明性の高い評価システムを採用しています。全米ボクシング記者協会(BWAA)やトランスナショナル・ボクシング・ランキング委員会(TBRB)も影響力のある評価を行なっています。
PFPランキングは月単位で更新され、常に最新の実力が反映されます。
歴代1位に名を連ねた選手には、モハメド・アリ、マイク・タイソン、フロイド・メイウェザーJr.など、ボクシング史に名を残す偉大なチャンピオンが並びます。
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リング誌のPFPランキングにランクインした日本人選手は以下の5名です。
- 山中慎介選手(2014年ランクイン)
- 内山高志選手(2015年ランクイン)
- 井岡一翔選手(2019年ランクイン)
- 井上尚弥選手(2019年〜現在ランクイン)
- 中谷潤人選手(2023年〜現在ランクイン)
各選手の功績を詳しく見ていきましょう。
山中慎介選手は、日本人として初めてPFPランキング入りした選手です。WBCバンタム級王座を12度防衛し、長期政権を築きました。鋭い左ボディブローと正確なパンチワークで、世界中のファンを魅了しました。
内山高志選手は、WBCライトフライ級王者として11度の防衛を達成しました。精密な技術と冷静な試合運びを武器に、世界最高峰の舞台で活躍を見せました。
井岡一翔選手は、日本人初の4階級制覇を達成した選手です。スピードと技術を武器に、軽量級で圧倒的な強さを発揮し続けました。
井上尚弥選手は、2022年6月に日本人初となるPFPランキング1位を獲得しました。バンタム級4団体統一を達成し、現在はスーパーバンタム級でも4団体統一王者として君臨しています。89.3%という驚異的なKO率で、世界最高峰の実力を証明し続けています。
中谷潤人選手は、WBCバンタム級王者として無敗の記録を継続中です。75.9%のKO率と安定した試合運びで、次世代のエースとしての期待を集めています。
現在は井上尚弥選手(2位)と中谷潤人選手(9位)の2名がランクインしており、日本ボクシング界の黄金期を象徴しています。
特に軽量級での活躍は目覚ましく、世界のボクシング界に大きな影響を与え続けています。
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パウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングは、体重差を超えた真の実力を映し出す指標です。
1940年代から現在まで、世界最高峰の選手たちが名を連ねてきました。
日本からも山中慎介選手を皮切りに5名の選手がランクインを果たし、現在も井上尚弥選手と中谷潤人選手が世界のトップ10に名を連ねています。
月単位で更新される世界最強ボクサーランキングは、今後も新たな歴史を刻んでいくことでしょう。
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