格闘技

Prime Video Boxing 13のタイムテーブル(試合開始時間)、試合結果まとめ【中谷潤人/西田凌佑/那須川天心出場】

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当記事では、Prime Video Boxing 13のタイムテーブルと試合結果をまとめています。

中谷潤人/西田凌佑/那須川天心の試合を視聴したい方は、ぜひチェックしてください。

目次

Prime Video Boxing13 対戦カード・試合結果 ※随時更新

時間対戦カード/試合結果試合名
16:00(予定)開場
17:00(予定)開演
第1試合
試合終了
宮下陸◯
vs
大島冬也✕
【判定勝利】
スーパーフライ級4回戦
第2試合
試合終了
大久保るきあ◯
vs
米谷匠生✕
【TKO:3R 52秒】
ミニマム級4回戦
第3試合
試合終了
増田陸◯
vs
ミシェル・バンケス✕
【KO:1R 2分27秒】
ノンタイトル10回戦
第4試合
試合終了
坪井智也〇
vs
バン・タオ・トラン✕
【判定勝利】
WBOアジアパシフィック
バンタム級王座決定戦・10回戦
セミファイナル
試合終了
那須川天心〇
vs
ビクトル・サンティリャン✕
【判定勝利】
ノンタイトル10回戦
メインイベント
試合終了
中谷潤人〇
vs
西田凌佑✕
【TKO:6R終了時 右肩脱臼で試合続行不可能】
WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦・12回戦

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  11. 登録完了

Prime Video Boxing13 試合結果と試合内容 ※随時更新

第1試合 宮下 陸vs大島冬也

スーパーフェザー級 4回戦

試合日6月8日
試合結果〇宮下 陸 判定3-0 大島冬也✕

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[スーパーフェザー級 4回戦]で、互いにプロデビュー戦となる宮下陸(23=DANGAN越谷)が大島冬也(31=T&T)に2ラウンドでダウンを奪い、判定3-0(38-37×2、39-36)で勝利を収めた。

両者ともにアマチュア経験はなく、デビュー戦同士の対決となった。試合は序盤から距離を詰め合い、激しい打ち合いに。2ラウンドでは、31歳の大島が前に出て右フックをヒットさせ、宮下がぐらつく場面もあった。

しかし3ラウンド序盤、宮下が下がりながら連打を放つと、その右がクリーンヒット!大島がヒザをついてダウンを喫した。さらに終盤にはアッパーもヒットさせ、大島を揺さぶった。

最終4ラウンドも両者が打ち合いを展開。宮下の打ち終わりのパンチがより目立ったか。

ジャッジ3者ともに、ダウンを奪った宮下を支持し、宮下がプロデビュー戦で嬉しい白星を挙げた。

第2試合 大久保るきあvs米谷匠生

ミニマム級 4回戦

試合日6月8日
試合結果〇大久保るきあ 3R 52秒 TKO 米谷匠生✕

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[ミニマム級4回戦]で、大久保るきあ(八王子中屋)が米谷匠生(三迫)に見事な左フックのカウンターを決め、3ラウンド52秒TKO勝利を収めた。

この試合はミニマム級東日本新人王予選の初戦として行われ、大久保は準々決勝(2回戦)へ駒を進めた。

大久保はこれで戦績を1勝(1KO)1分1敗とし、対する米谷は1敗の戦績となった。

試合は1ラウンド前半、大久保の右カウンターがヒットし、米谷が一瞬腰を落とす場面があった。ダウンカウントが行われたが、その後スリップと判定された。

その後は、大久保がフットワークを使い、米谷が前に出て右を当て、2ラウンドには大久保が鼻血を出す場面も。

しかし3ラウンド、大久保がラッシュをかけ、左フックからの連打で米谷をダウンさせた。立ち上がった米谷は接近戦で打ち合いを挑むも、またしても大久保の左ショートカウンターがヒット。米谷は仰向けに倒れ、レフェリーが試合を止めた。

第3試合 増田陸(日本バンタム級王者)vsミシェル・バンケス

ノンタイトル 10回戦

試合日6月8日
試合結果〇増田陸(日本バンタム級王者) 1R 2分27秒 KO ミシェル・バンケス✕

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[バンタム級10回戦]で、日本同級王者でWBA世界同級7位の増田陸(帝拳)が、WBA世界同級11位のミシェル・バンケス(ベネズエラ)に1ラウンド2分27秒、左ストレートの一撃でKO勝利を収めた。

バンケスは1回目の計量で53.7kgと約180gオーバーし、2回目の計量でもリミットをクリアできず失格となったが、増田陣営は試合を受け入れることを決断した。

増田はIBFとWBOでともに8位、WBCでも11位と、4団体すべてで世界ランク入りを果たしており、戦績は7勝(7KO)1敗。対するバンケスは23勝(15KO)5敗の戦績を誇る。

試合は、サウスポーの増田が距離を取りつつ細かくステップを踏み、いきなり放った強烈なワンツーが炸裂。バンケスは反応できずに倒れ、そのままレフェリーが試合を止めた。

解説席からは「山中慎介2世」や「“神の左”の継承者だ」と大興奮の声が上がった。

増田はマイクを握り、「興奮がおさまらないんですけど、最高のKOでした」と喜びを語り、「世界に向けて準備してきたが、今日の結果でいつでも世界に挑戦できる準備が整った」と自信を見せた。

本日の興行はバンタム級の試合が並んだが、「今、バンタム級が盛り上がっている中で、自分の存在をアピールできて嬉しい」とコメント。さらに、リングサイドにいたバンタム級世界王者の武居由樹、堤聖也の姿を見て、「早く自分もそっち側に座りたい。必ず世界チャンピオンになる」と力強く意気込みを語った。

第4試合 坪井智也vsバン・タオ・トラン

WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦・10回戦

試合日6月8日
試合結果〇坪井智也 判定3-0 バン・タオ・トラン✕

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[WBOアジアパシフィック バンタム級王座決定戦(10回戦)]で、アマチュア世界選手権金メダリストの坪井智也(帝拳)が、バン・タオ・トラン(ベトナム)に判定3-0(98-92、100-90×2)で完勝。プロ2戦目にして王座を獲得する快挙を成し遂げた。

坪井は2021年世界選手権バンタム級金メダリスト。3月のプロデビュー戦では異例の8回戦デビューを果たし、全勝・全KOの強打者をわずか2RでKOしてみせた。

対するトランは、昨年5月にWBOグローバルバンタム級王座を獲得し、戦績は18勝(10KO)1敗。2023年には健文トーレスに判定勝利した実力者だ。

試合は序盤から坪井が鋭いインステップからのワンツーで積極的に攻め、トランはジャブを返すのみで手が出ない。2R以降、坪井はさらにギアを上げ、上下に散らす高速連打をまとめ、右オーバーハンドで吹き飛ばす場面も見せた。

さらに坪井は連打の中にボディジャブやボディへのストレートを混ぜて効かせていった。

6Rからはトランもリズムに慣れ、坪井の“速射砲”攻撃の合間にコンビネーションを放ち、打ち終わりにも返す場面を作ったが、ほとんど坪井には当たっていない。

9Rにはトランの右目が大きく腫れ上がり、それでも打ち続ける姿勢を見せたが、坪井はボディ連打でロープ際に追い詰めグラつかせる場面を作るも、とどめは刺さず試合を続けた。

最終10Rも接近戦となり、坪井が速射砲のような連打を見せる一方で、トランは組み付きながら必死に打ち返した。

判定は2者が坪井にフルマークを付ける文句なしの勝利。プロ2戦目での地域王座奪取は、日本最速タイで66年ぶりの快挙となった。

試合後、坪井はマイクを持ち、「今日はしっかり長いラウンドを戦えて、ダメなところが多かったので学びのある試合だった」と謙虚に振り返った。

さらに、「相手はフィジカルも強く、気持ちの強い選手で、簡単には倒れないと思っていた。どれだけ弱らせてフィニッシュに持っていけるかが課題だった。決定打の弱さが出たので、そこを強化したい」と課題を挙げた。

今後の世界王座挑戦については「チャンスがあればこの先のベルトも狙っていきたい。ただ、与えてもらった試合を一つひとつこなしていけば、すぐに見えてくる景色だと思う」と、焦らず着実に歩む姿勢を見せた。

第5試合 那須川天心vsビクトル・サンティリャン

ノンタイトル 10回戦

試合日6月8日
試合結果〇那須川天心 判定3-0 ビクトル・サンティリャン✕

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』の[バンタム級10回戦]で、WBC世界1位の那須川天心(帝拳)が、WBA世界6位のビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)に判定3-0(99-91×2、100-90)で勝利。前半にバッティングで流血も“世界前哨戦”を大差でクリアした。

那須川は、昨年10月に獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を返上して今戦に臨んだ。

対するサンティリャンは6歳からボクシングを始めたエリートで、2015年パンパシフィック選手権銅メダリスト。プロ戦績は14勝(5KO)1敗で、その1敗は2023年6月の石田匠とのWBA世界バンタム級挑戦者決定戦での惜敗だった。

試合は互いにサウスポー同士の構え。序盤は右ジャブの差し合いで那須川が上回り、得意のボディストレートも効果的に決めた。

4Rにはサンティリャンが強引に攻め込み、那須川の左目上をカットした(バッティングによるもの)。

しかし那須川は落ち着いて上下に打ち分け、右ボディも良く入る。フットワークからのアッパーやボディ攻撃に、サンティリャンはついていけない印象だった。6Rには那須川が“昇竜拳”のようにしゃがみこんでからの右ジャンピングアッパーを見せ、サンティリャンの右目を腫らせた。

8Rには那須川の右でサンティリャンがグラつく場面も。9Rには連続で左を側頭部に叩き込み、サンティリャンを追い詰めたが、相手も大振りのフックで応戦。

最終10Rは、那須川が上下に猛連打を浴びせ、サンティリャンも左で応戦。最後は両者が振り回す激闘となり、那須川も打ち続けた。

判定は、1人がフルマークを付けるなど、那須川の大差勝利。今年11月ともいわれる世界挑戦に向けて、しっかりとステップを踏んだ。

試合後、那須川はマイクを握り、「今回の課題だった“詰め切る”“倒し切る”という近い距離の練習もしてきたが、苦戦する部分も見せてしまった」と振り返った。続けて「まだ課題はたくさんある。これが今の実力。次で大きいことを言おうとは思っていなくて、一歩一歩進んでいきたい」と謙虚に語った。

そして最後に、「たくさん強い選手がいるので、しっかり倒しにいきたい」と力強く意気込みを語った。

第6試合 中谷潤人vs西田凌佑

WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦・12回戦

試合日6月8日
試合結果【WBC世界バンタム級王者】中谷潤人〇
vs<TKO:6R終了時 右肩脱臼で試合続行不可能> 
【IBF世界バンタム級王者】西田凌佑✕

※中谷潤人選手、WBC・IBF2団体王座統一!

戦評

6月8日(日)、東京・有明コロシアムで開催された『Prime Video Boxing 13』のメインイベント、WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で、WBC同級王者の中谷潤人(M.T)がIBF同級王者の西田凌佑(六島)に対し6R終了時TKO勝利。西田は右肩の脱臼により、陣営が続行不能を申し入れた。中谷は2団体王座統一を達成した。

中谷は今回が4度目の防衛戦、西田は2度目の防衛戦。ともに無敗の長身サウスポー対決となり、中谷は30戦全勝(23KO)、西田は10戦全勝(2KO)という戦績を誇る。

試合はゴングから中谷が前に出てワンツーから積極的に仕掛け、序盤から接近戦の打ち合いとなった。中谷はボディ連打から連続右アッパーを繰り出し、西田もガードを固めつつ右フックや左ボディで応戦。しかし中谷は怯まず強振を続けた。

2Rも中谷は攻撃的に試合を進め、左フックの連打で西田をフラつかせる場面もあった。しかし3Rからは西田の堅いガードと左カウンターが冴え始める。4Rも西田のヒットが増えたが、同時に右目が大きく腫れ始めた。

5Rには中谷がステップを多用して左に回り込みながら攻め込み、中谷の左が西田の顔面を正確に捉えると、西田の動きが止まり、そこから左右フックの猛攻を仕掛けた。西田の右目にはドクターチェックが入ったものの、試合は続行となった。

6Rには中谷がフック連打で西田をコーナーへ追い詰め、西田は右目をかばうような素振りを見せ動きが鈍る。さらにロープ際で中谷の猛攻を浴び、西田は防戦一方となった。

7R開始直前、レフェリーが試合終了を宣告。西田の右肩が脱臼していたことが判明し、陣営が試合続行不能を申し入れた。中谷は両手を高く掲げて勝利を喜び、西田はコーナーに座り込んだまま呆然としていた。

猛攻を貫いた中谷が、西田の王座を奪取し2団体統一王者となった。

中谷潤人のコメント

■試合を振り返り

「対戦してくれた西田選手、六道ジムの皆さんに感謝します。1R目から(攻めに)行くのはチームと話し合ってて、その辺は楽しんでもらえたかなと思います」

■WBC・IBF世界統一王者になって

「このバンタム級という日本人に馴染みのある階級で統一できたことは自信になりました。西田選手と戦うということで自分自身成長できたので、そういう意味で重みがあります」

■西田について

「これがチャンピオン同士の戦いなのかなって感じたのと、いい形でベルトを取れた(統一できた)ことは良かったです」

■井上尚弥に向けて

「もうすぐ(スーパーバンタム級に)行くので待っててください」

■ファンに向けて

「皆さんありがとうございます。(今回の勝利で)新たな世界が開けたのでご期待ください」

Prime Video Boxing13 試合後の最新情報

那須川天心が世界前哨戦で判定勝利も「次でかいこと言おうとかまったく考えてなくて」/一問一答

無敗の格闘家でWBA世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が世界前哨戦をクリアした。WBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)とのノンタイトル戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。23年4月のボクシング転向から7戦目。世界ランカー対決を制し、今年11月に首都圏で控える世界初挑戦に向けて大きく前進した。

リング上のインタビューは以下。  

-今日の戦いを振り返って「自分の課題である、詰め切る、倒しきるというところを、目標として近い距離とか練習してきた。やっぱ試合になると、なかなかうまくいかない。こうやって苦戦するところも見せてしまった。強い選手と戦えて、来てもらってうれしいです」

-世界前哨戦の収穫は  

「収穫はまあ課題がいっぱいありますねということ。うまくいかないなあ。調子良くてこれにかけてやってきたですけど。実を結ばないというか。これが自分の実力。次でかいこと言おうとかまったく考えてなくて。1歩1歩日々をしっかり生きていきたい」

-ファンに言葉を

 「いつもありがとうございます。ボクシングに来て、まだチャンピオンでもないのに、応援してもらって幸せものだとあらためて思った。感極まりました。これからも那須川天心という生き方をみなさんに見せていきたい。何があっても負けないんで。どんな結果であれ、ボクシングに真摯に向き合って、たくさん強い選手がいるんで、その選手たちをしっかり倒しにいきたい。これからもみなさん一緒に生きていきましょう」

WBO王者武居由樹が那須川天心戦熱望「天心選手と戦うためボクシング界に来た」

無敗の格闘家でWBA世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が、世界前哨戦をクリアした。WBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)とのノンタイトル戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。23年4月のボクシング転向から7戦目。世界ランカー対決を制し、今年11月に首都圏で控える世界初挑戦に向けて前進した。

会場には、目の手術を受けた影響でWBA同級の休養王者となった堤聖也(29=角海老宝石)と先月28日に衝撃の1回KO勝利で2度目の防衛に成功したWBO同級王者武居由樹(28=大橋)が観戦し、生配信の特別ゲストを務めた。

試合後、武居は「天心選手のスピードだったり、技術だったり。サンティリャン選手が、やりづらい感じだったので、良かったんじゃないかなと。最後の打ち合いも面白かったし、いい試合だったなと、はい、感じました」と振り返った。

ともに同じキック出身としても、今後、対戦の可能性もあることに触れられると「いつ戦ってもいいように、研究しながら観戦させていただきました。強い選手だなと。自分は天心選手と戦うためにもボクシング界に来たので、やりたいと思います」と熱望した。

また「パンチをもらわないところは相変わらず、すごいなと。近い距離の左ボディは厄介。本当にレベルが上がってますよね」とも評価し、その時に備えた。

休養王者の堤聖也「那須川天心選手の試合で面白いと思ったのは初めて」とニヤリ

無敗の格闘家でWBA世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が、世界前哨戦をクリアした。WBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)とのノンタイトル戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めた。

23年4月のボクシング転向から7戦目。世界ランカー対決を制し、今年11月に首都圏で控える世界初挑戦に向けて前進した。

会場には、目の手術を受けた影響でWBA同級の休養王者となった堤聖也(29=角海老宝石)と先月28日に衝撃の1回KO勝利で2度目の防衛に成功したWBO同級王者武居由樹(28=大橋)が観戦し、生配信の特別ゲストを務めた。

試合後、堤は「那須川天心選手の試合で面白いと思ったのは初めてっすね」と初めて? 評価。「スピードで翻弄して倒すかなと思っていたんですけど、カットされてから適応して、お互い、最後、倒し合いしようとする、ああいう殴り合いは、僕、興奮しますね」と盛り上がった。

今後、対戦の可能性もあることに触れられ、相手と想定して観戦したか聞かれると「めっちゃ、その見方で見てました。あんまり言うと、帰り道、刺されるかもしれないんですけど」と笑いながら「ストロング、ウィーク、サウスポーも初めてだったので(同じ)僕としても、情報を得られたかな」とハッキリ口にしていた。

坪井智也が日本最速タイのプロ2戦目で初タイトル「すごく学びのある試合だった」

21年世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級2位の坪井智也(29=帝拳)が、プロ2戦目で初タイトルを獲得した。同王座決定戦で同級1位バン・タオ・トラン(32=ベトナム)をスピードと連打で圧倒、2人のジャッジがフルマークをつける大差判定勝ちを収めた。

「全ラウンド支配するボクシングをする」。坪井は宣言通りの内容で完勝したが、笑顔はなかった。「決定打の甘さが出た。そこを強化していかないと」。圧倒しながらフィニッシュできなかったことが不満だった。「すごく学びのある試合だった」と振り返った。

もっともトランは試合前まで18勝(10KO)1敗の好戦績を誇り、唯一の敗北も2階級上の元世界王者に喫した判定負けというタフガイ。そんな強敵に対しても、坪井の技巧はすべての面で上回っていた。3月に2回TKO勝利で白星デビューしてから2戦目でのタイトル獲得は前日本ヘビー級王者但馬ミツロに続く日本最速タイ記録。28歳でプロデビューした遅れてきた大本命は「与えられた試合を勝ち続ければ(世界は)すぐに見えてくる景色」と、次のステージを見据えていた。

中谷潤人の破壊的TKOに視聴者騒然「バケモン」「もはや“キラーマシン”」対戦相手は右肩脱臼、右目も大きく腫れ上がる

世界3階級制覇のWBCバンタム級王者・中谷潤人(M・T)が、IBF同級王者の西田凌佑(六島)に6回TKO勝ち、統一王者となった。通算成績は31戦全勝(24KO)。X(旧ツイッター)では「中谷バケモンかよ。相手の肩壊して、目も尋常じゃないくらい腫れてんな」「レフリーストップかー! 西田さんの右眼がっつり腫れてるものな」「ドクターストップか まぁしゃーない 中谷が強すぎた」などと衝撃が広がった。

中谷は序盤から強烈なラッシュを見舞った。西田の右目は大きく腫れ上がり、右肩脱臼で第6ラウンド終了時点でTKOとなった。

Xでは「中谷vs西田」「中谷潤人」「中谷選手」「西田選手」など関連ワードがトレンド入り。6回終了時点でストップがかかる展開だったが、Xでは「中谷の攻撃はやっぱり凄過ぎる笑」「さすがにあの眼ではムリ」「あー完全に塞がったかぁ しっかり攻めた中谷が凄いわ」「“ビッグバン”っていうか もはや“キラーマシン”やん…」などと話題をさらった。

日本人統一戦の激闘が堤聖也と武居由樹に火を着けた!「あれ見たらやりたい」2人で握手

◇WBC・IBF世界バンタム級統一戦 中谷潤人○6回TKO 西田凌佑●(2025年6月8日 有明コロシアム)

日本人世界王者同士の大胆かつ、あらゆる技術の詰まった大激戦。他団体の日本人王者2人も感動を隠さなかった。

序盤から激しすぎる打ち合い。

WBA世界休養王者の堤聖也(29)は「2人ともカッコ良すぎますね。(こんな展開)想像してなかった。あの試合が本当のボクシングです」。

WBO世界バンタム級王者・武居由樹(28)も「普通にファンとして見ていた。あそこの場所に立ってないのが悔しいという気持ちでしたね。西田選手も対応していた」と、頂上決戦をリングサイドで堪能した。

堤は「あれを見たらやりたいでしょ?」と、近い将来の武居との統一戦を再提案。武居も「やりたい」と2人でがっちり握手した。

6回終了TKOで王座陥落の西田凌佑、脱臼した右肩をかばいながら両手を合わせて謝罪するしぐさでリング去る

◇8日 ボクシング WBC、IBFバンタム級王座統一戦(東京・有明コロシアム)

IBF王者の西田凌佑(28)=六島=が、右肩脱臼のため6回終了TKOでWBC王者・中谷潤人(27)=M・T=に敗れた。2度目の防衛に失敗し、王座から陥落。試合後、リングを降りる際はファンに向けて右肩をかばいながら両手を合わせて謝罪するしぐさを見せた。

序盤から中谷の猛ラッシュを受ける展開。持ち前のテクニックでかわしながら、ボディーを入れる場面もあったが、偶然のバッティングで右目が大きく腫れ、守勢に回る時間が長くなった。そして6回終了後、右肩を脱臼したとしてTKOが宣告され、西田は無冠となった。

戦前、中谷の愛称「ビッグバン」に対抗するように西田陣営は「ブラックホール」を名乗ったが、中谷を飲み込むことはできなかった。

坪井智也、国内最速2戦目でアジア王座 大差判定も「きょうの内容じゃ全然だめ」世界奪取は「こつこつ頑張っていきたい」

◇8日 ボクシング WBOアジアパシフィック・バンタム級王座決定戦(東京・有明コロシアム)

アマチュア世界選手権王者の坪井智也(29)=帝拳=がバン・タオ・トラン(33)=ベトナム=に10回判定3―0で勝利し、国内最速のデビュー2戦目でアジアタイトルを獲得した。初回から圧倒的なスピードでリングを支配し、最後まで主導権を握り続けてジャッジ2者がフルマーク、残る1者も98―92と圧倒的な差をつけて勝利した。

「きょうはしっかり長いラウンドをやりたかった。だめなところも多かったですけど。(2戦目のアジアタイトルは)機会を与えていただいて本当にうれしいと思うと同時に、きょうの内容じゃ全然だめだと思いました」

プロならではの長いラウンドを経験するため、3回以降は無理に攻めない展開とした。最終回になって下がらずに仕留めにかかったが、倒しきることはできなかったことが坪井にとっては課題として見えていた。

「トラン選手はすごくフィジカルが強く気持ちも強い。アマチュアのリズムを生かして弱らせて持っていけるかと思っていたんですが、フィニッシュの甘さが出たと思う。そこを強化していきたいと思っています」

世界タイ記録の3試合目での世界奪取も可能という声がある逸材だが「与えられた試合をやっていけば(世界は)すぐ見えてくる景色だと思う。こつこつ頑張っていきたいと思います」と話した。

中谷潤人の衝撃TKO観戦した井上尚弥が反応「こんな強い日本人がいたらワクワクしちゃうよな」

ボクシングのWBC&IBF世界バンタム級(53.5キロ以下)王座統一戦12回戦が8日、東京・有明コロシアムで行われ、WBC同級王者・中谷潤人(M.T)がIBF同級王者・西田凌佑(六島)に6回終了TKO勝利した。西田が右肩を脱臼し、7回開始前に棄権。4度目の日本人同士による複数団体の世界王座統一戦で、全勝同士の王者が激闘した。戦績は27歳の中谷が31勝(24KO)、28歳の西田が10勝(2KO)1敗。

試合を観戦した世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥は試合後、自身のXを更新。「スーパーバンタム級戦線へようこそ こんな強い日本人がいたらワクワクしちゃうよな」と中谷相手とみられるメッセージを記した。井上は来年5月に東京ドームで中谷と対戦が計画されており、中谷は試合後のリングインタビューで「もうすぐ行くので、待っていてください!」と呼びかけていた。

世界前哨戦勝利の那須川天心「下がったというか現状維持」と反省も世界挑戦へ気合「那須川天心である以上求められるものは大きい」蛙跳びアッパー披露の理由は…

WBC世界同級1位の那須川天心(26)=帝拳=がWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ共和国=と対戦し、判定3-0(99-91、99-91、100-90)で勝利。ボクシング通算成績は7戦7勝(2KO)とし、キックを含めたプロ公式戦54戦54勝とした。11月頃を予定している世界初挑戦へ関門を突破した。

圧倒しながらも倒しきることはできず、試合後の会見でも反省が口をついた。「理想としていたものがなかなか本番になると出なかった。なかなかうまくいかないなっていうのが正直な感想。ここでこういう勝ち方というのは自分の中でももっと見つめ直してやってくしかないなというのは正直ある」と首を捻った。「相手がすごくいなしてくるのがうまかった。気持ちも強い部分もあったしパンチも生きていた。そこの部分でもう一歩詰められなかった」と相手をたたえた上で、試合中にみせた蛙跳びアッパーも「いろんなことを考えすぎて小さくなりすぎてるんじゃないかなというのは自分の中にあった。一回カエルパンチして、そういうことをして幅が広がる」と説明した。

次戦にも世界初挑戦となる可能性があるが、今回の試合については「下がったというか現状維持だなって思った」と率直に明かし、「でも進んでいくしかない。那須川天心である以上求められるものは大きい。どこに挑戦っていうのはないけど、すごいところに足を踏み入れてると改めて思う。生半可な気持ちでは勝てない。1歩1歩進んでいくしかない」と語った。

31連勝の中谷潤人、初回から猛攻の理由にエンタメ性「西田選手をビックリさせたいなと」 TKOで2団体統一、井上尚弥戦へ「一戦一戦やっていく」

ボクシングのWBC&IBF世界バンタム級(53.5キロ以下)王座統一戦12回戦が8日、東京・有明コロシアムで行われ、WBC同級王者・中谷潤人(M.T)がIBF同級王者・西田凌佑(六島)に6回終了TKO勝利した。西田が右肩を脱臼し、7回開始前に棄権。4度目の日本人同士による複数団体の世界王座統一戦で、全勝同士の王者が激闘した。戦績は27歳の中谷が31勝(24KO)、28歳の西田が10勝(2KO)1敗。

初回、中谷は出だしからいきなり強打を連発。場内をどよめかせる。西田も負けじと打ち合い、激しい王座統一戦のスタートになった。2回も中谷の左フックが顔面を捉えるなど接近戦が続き、無敗王者同士が幾度となく場内を沸かせた。

5回に西田の右目が腫れ、チェックが入るなどダメージが徐々に見え始める。6回を終え、7回に入る前にレフェリーが試合をストップ。西田は右肩脱臼で棄権となり、中谷のTKO勝利となった。

会見に現れた中谷は「西田選手と戦うことになって、統一戦という舞台も初めて。より集中できたし、練習の段階で高いモチベーションでできた。こういう形で終われてよかった」と安堵。「1ラウンド目からダメージを与えていくというのはチームで決めていたこと。実行できてよかった」と語った。

1回から猛打を浴びせ、激しく打ち合う展開。普段以上の積極性が目立ったが「一つサプライズというか、チーム内でみんなを驚かせたいな、というエンターテインメント的なところがあった。西田選手もビックリさせたいなと。うまくいってよかった」とその狙いを表現した。「自分のスタイルとして一戦一戦戦っていくことを大事にしてきた。こういった積み重ねがビッグマッチに繋がってくる」とも語った。

相手の棄権という形で決着。「ダメージは与えられているというのは外から見てもわかった。そこまで長くならないだろうなという感覚だった」。

この試合は中谷と来年5月頃に東京ドームで対戦が計画されている世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥のほか、WBO世界バンタム級王者の武居由樹、WBA世界同級の休養王者・堤聖也らが見守った。

中谷は井上に向けて、リング上から「もうすぐ行くので、待っていてください!」と呼びかけた。会見で改めて聞かれると「会場に見えていたのは知っていた。映像でも流れていたので分かっていた。上を見すぎず、一戦一戦やっていくことが大切。そこでいいパフォーマンスをすればビッグマッチへの期待も高まっていく。1ラウンドいけたのはサプライズだったのでいい評価をもらえたんじゃないか」と語った。

2月の前戦でWBC同級6位だったダビド・クエジャル(メキシコ)に3回KO勝ち。3度目の防衛に成功した。この日に西田とリング上で対戦の約束を交わし、悲願の統一戦が実現した。米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」は7位に入っている。

5月21日までの約1か月、試合に向けて米ロサンゼルス合宿でトレーニングを積んだ。15歳から師事するルディ・エルナンデストレーナーのもと、過去最多となる約250回を消化。西田と同じサウスポーの猛者たちとも拳を交えた。初めて栄養士を帯同し、体重を徹底管理。食事に関してはストレスなく過ごし、筋肉量を落とさないまま減量した。

日本人同士による複数団体の世界王座統一戦は、井岡一翔―八重樫東、寺地拳四朗―京口紘人、寺地―ユーリ阿久井政悟に続く、史上4例目だった。

中谷潤人に敗れた西田凌佑に激闘の代償 右肩脱臼で病院直行、会見欠席、顔は痛々しく腫れ上がる

IBF世界バンタム級王者の西田凌佑(28=六島)が、WBC世界同級王者の中谷潤人(27=M・T)との王座統一戦で敗れ、ベルトを失った。

6回終了後に、右肩の脱臼により棄権してTKO負け。「この試合のことだけを考えてやってきた」という男の戦いが、無念の敗戦で終わった。

試合後は治療のため病院へ直行。会見には参加しなかった。

劇勝の中谷潤人に井上尚弥とともに観戦の大橋会長「スーパーバンタムならものすごい強い中谷が。井上との戦いが楽しみ」来年5月の夢対決実現へ「もうその方向で」

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27)=M・T=がIBF世界同級王者の西田凌佑(28)=六島=との統一戦に挑み、6回終了TKO勝ち。王座統一を果たした。通算成績は31勝無敗(24KO)とした。西田は11戦目で初黒星となった。

来年5月に夢対決が計画されているスーパーバンタム級の世界4団体統一王者、井上尚弥とともに観戦した大橋ジムの大橋会長は「正直、中谷がもっと圧勝すると思ったので、西田の頑張りが良かった。研究してましたね」と振り返り「あともう中谷がバンタムが限界に来ているかな。体重が。これスーパーバンタムに上げてきたらものすごい強い中谷が出てくるんで。今後の井上との戦いが楽しみでワクワクしてます」と、笑顔で語った。

来年5月の対戦実現の可能性が高まり、大橋会長は「いや、もう来年にその方向で」とうなずいた。

畑山隆則氏「こんなKOになるなんて思わなかった」中谷潤人の強引KO劇を生解説

渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏のボクシング元世界王者3人がYouTube「ぶっちゃけチャンネル」で、WBC&IBF世界バンタム級統一戦を生解説。中谷潤人(27=M・T)の強引すぎるKO劇について語った。

畑山氏は「予想は同じ(中谷の)KOなんだけど、こんなKOになるなんて思わなかった」と驚いた。

予想は間合いを計り合う中でタイミングのいい中谷のワンパンチKO。ところが、今回は西田凌佑(28=六島)が右目を腫らすほどの打ち合いで、最後は右肩脱臼による6回TKO。

序盤から強引な打ち合いで、竹原氏も「1ラウンドからめっちゃ強引にいったもんね。びっくりしたよ」と振り返った。

序盤から激しい打ち合いに出た理由について、畑山氏は「西田選手は(技術はあるが)パンチはないという話だったからね。うまさでごまかされて後半までいくのを中谷陣営は嫌がり、パワーで押し切る作戦だった」と解説した

渡嘉敷氏は「西田くんも一歩も引かないで出てきたからいい打ち合いになった」と指摘。畑山氏は中谷の強さが際立った中、「西田も価値を上げましたね」と敗者を称えた。

西田凌佑の棄権 リング下の武居由樹は「肩が大丈夫かと話していて。顎も腫れていた」 陣営の判断に堤も「絶対に正しい。もっと大きい事故が起きるかもしれない」

WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦は、WBC王者・中谷潤人(M・T)が6回終了TKOでIBF王者・西田凌佑(六島)を下し、WBC王座4度目の防衛とともにIBF新王者に。2団体を統一した。この日はゲストとして、WBO王者の武居由樹(大橋)と、WBA休養王者・堤聖也(角海老宝石)が現地観戦。堤は試合後「いい試合でした」と興奮気味に語った。

試合は中谷が初回から強打を繰り出す展開。両チャンピオンも「一番びっくり。お互いもっと作ってから激しくなるかと思ったけど、いきなりあんなに仕掛けてくるとは(堤)」「全然想像しなかった展開。いきなり接戦だったので、すごく驚いた」と声をそろえた。

西田も応戦していたが、試合中に右肩を脱臼したことにより棄権。序盤から右目付近も腫らしており、「腫れも心配だった。顎もやっている感じだった。ずっと口が開いていて」と堤。武居も「肩を回している時に(堤と)大丈夫かと言っていて。その後に顎が腫れていたし、(口が)閉まっていなかった。怖かったですね」と心配そうな表情だった。棄権の判断については両者が首を縦に振り、堤は「絶対に正しい。もっと大きい事故が起きるかもしれない。ただ西田選手としては、まだやれるのに、という気持ちがあったと思うので。すごく悔しいだろうなと思う」と、胸中をおもんぱかった。

中谷潤人、圧巻の王座統一「いろんな選択肢が増える」 尚弥と対戦には「期待感を感じる」

◆プロボクシング▽世界バンタム級(53・5キロ以下)2団体王座統一戦12回戦 〇WBC王者・中谷潤人(6回終了TKO)IBF王者・西田凌佑●(8日・有明コロシアム)

WBC、IBF世界バンタム級王座統一戦はWBC王者・中谷潤人(M・T)がIBF王者・西田凌佑(六島)を下した。開始直後から接近して右アッパーを連打し意表を突き、無敗で、WBC王座4度目の防衛とともにIBF新王者となり、2団体王座を統一した。

試合後、リング上のインタビューで「また新たな未来が開けたと思うので、ご期待ください」と話し、観客の期待をあおった。試合後の会見で発言の真意を問われると「いろんな選択肢が増える。階級を上げるというのも含めて」と説明。リングサイドで観戦した、来年にも予定されるスーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に「もうすぐ行くので待っててください」と呼びかけたことについても、「周りの期待感が大きくなっているのは感じる」と話し、ビッグマッチを期待させた。

【大橋秀行】中谷潤人バンタム級では限界か 減量から解放され井上尚弥戦が実現すれば怪物同士の戦いに

<プロボクシング:WBC、IBF世界バンタム級王座統一12回戦>◇8日◇東京・有明コロシアム

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)が、初の王座統一に成功した。IBF世界同級王者の西田凌佑(28=六島)に6回終了TKO勝ち。全勝の日本人王者対決を、3階級制覇王者が制した。自身10度目の世界戦で、国内タイ記録となるプロデビューから31連勝を達成。「バンタム級最強」を証明した。今後はスーパーバンタム級に転向予定。来春、4団体統一世界同級王者の井上尚弥(32=大橋)との大一番の実現を目指す。

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